<動意株・3日>(大引け)=フィナHD、ソラコム、アイピーエスなど
Finatextホールディングス<4419>=後場一段高。大幅高で新値街道に復帰した。きょう午前11時ごろ、日本生命グループのニッセイプラス少額短期保険(東京都千代田区)と業務のブラックボックス化を抑止しつつ生成AIを活用して査定業務を自動化する実践モデルを構築し、システム実装に着手したと発表しており、株価の支援材料となっている。
ソラコム<147A>=上値指向強め5連騰。同社はきょう、IoTデバイスの標準通話機能(VoLTE)を活用した音声接続サービス「SORACOM Air RTC Gateway」の提供を開始すると発表。これが新たな買い手掛かりとなっているようだ。このサービスは、建設・農業・産業用の機械の遠隔サポート、エレベーターや警備システムの異常通報・緊急通話、医療・介護機器からの呼び出しや音声アシスト、コネクテッドカーからのサポートセンター接続といった現場のIoTデバイスにおける音声利用を想定。加えて、音声AIエージェントを活用した自動応答や、eSIMを活用した社用端末の内線化・社内システムへの安全なアクセスなど、多様な用途での活用を見込んでいる。
アイ・ピー・エス<4390>=5日続伸。同社は2日の取引終了後、和歌山県における国際海底ケーブル陸揚局の新設と、同社が参画するプロジェクトでの支線整備に関する計画について、具体的な事業化を見据えた検討を本格的に進めると発表。これを材料視した買いが入った。関西圏での国際海底ケーブル陸揚拠点の分散化につながる計画で、新国際海底ケーブルCandleの和歌山支線の整備などを通じ、プロジェクトの価値最大化を図る。投資額は総額約230億円を想定。パートナーとの連携や公的支援制度の活用など最適な事業スキームを検討していく。
住友化学<4005>=大幅反発。同社は2日、韓国の子会社がサムスン電機との間で、先端半導体パッケージ向けガラスコア基板事業を行う合弁会社の設立に関する契約を締結したと発表。株価の支援材料となったようだ。合弁会社は今年中に設立する予定。株主構成はサムスン電機66%、住友化子会社の東友ファインケムが34%で、2027年度下期を目標として供給体制を整備する。その後、段階的に供給能力を増強し、ガラスコア基板事業の拡大を目指す。
OSG<6136>=切り返し急で上場来高値更新。2日の取引終了後に集計中の5月中間期連結業績について、売上高が従来予想の813億円から920億円(前年同期比18.9%増)へ、営業利益が103億5000万円から156億円(同64.5%増)へ、純利益が72億円から125億円(同92.8%増)へそれぞれ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。為替相場が想定よりも円安に進行したことに加えて、超硬工具の主原材料であるタングステン価格上昇はあったものの、価格上昇前に調達した原材料を使用したことによる収益性向上が牽引した。また、米州で製造業全般の需要が堅調だったことや、欧州で航空機、医療及び発電関連向けの需要が堅調に推移したこと、アジアで中国国内を中心に電子部品、半導体製造装置及びデータセンター関連向けの需要が好調だったことなどで日本からの輸出販売が増加したことや、更に国内生産拠点及び材料・コーティング事業を担うグループ会社の稼働率が向上したことなども寄与した。
イノバセル<504A>=ストップ高人気。同社グループは切迫性便失禁の根本治療を図る「ICEF15」の国際共同第3相治験(Fidelia試験)を日本と欧州で実施している。2日の取引終了後、米国食品医薬品局(FDA)から同試験を米国で開始できる旨の通知を受け取ったと発表しており、好感した買いが集まっている。今年中に米国患者を含めたFidelia試験全症例の組入れ完了を目指す。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。