本日注目すべき【好決算】銘柄 京セラ、OLC、パナHD (30日引け後 発表分)
7月30日の引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
京セラ <6971> [東証P] ★今期最終を13%上方修正
◆27年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比63.1%増の605億円に拡大して着地。併せて、通期の同利益を従来予想の1410億円→1600億円に13.5%上方修正。増益率が横ばい→13.5%増に拡大する見通しとなった。AIデータセンター向け半導体パッケージやコンデンサーなどの販売が想定より伸びることが寄与。円安進行もプラスに働く。
JT <2914> [東証P] ★今期最終を上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も30円増額
◆26年12月期の連結最終利益を従来予想の5700億円→6440億円(前期は5101億円)に13.0%上方修正。増益率が11.7%増→26.2%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。たばこ事業でフィリピン、ロシア、トルコ、米国を中心に多くの市場で値上げ効果が継続したほか、円安進行に伴う為替影響の好転や金融損益の改善も織り込んだ。
業績好調に伴い、年間配当を従来計画の242円→272円(前期は234円)に増額修正した。
日本化 <4092> [東証P] ★未定だった今期配当は120円増配、自社株買いも発表
◆従来未定としていた27年3月期の年間配当は前期比120円増の240円に大幅増配する方針とした。政策保有株式の縮減をはじめとする資本効率の改善などを踏まえ、株主還元を強化する。配当利回りは4.32%となり、配当取りを狙う買いなどが期待される。
併せて、発行済み株式数(自己株式を除く)の1.27%にあたる11万株または5億円を上限に自社株買いを実施すると発表。
OLC <4661> [東証P] ★4-6月期(1Q)経常は49%増益で着地
◆27年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比48.6%増の583億円に拡大して着地。東京ディズニーシー25周年イベント効果によって入園者数が増加したほか、グッズや飲食販売の好調で「ゲスト1人当たり売上高」が過去最高を記録したことが収益を押し上げた。「ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄」に対する出資案件でホテルを売却したことも利益拡大につながった。
上期計画の671億円に対する進捗率は86.8%に達しており、業績上振れが期待される。
エンビプロ <5698> [東証S] ★前期経常を35%上方修正、配当も3円増額
◆26年6月期の連結経常利益を従来予想の26億円→35億円に34.6%上方修正。増益率が2.1倍→2.9倍に拡大する見通しとなった。鉄スクラップ価格の底堅い推移や非鉄・貴金属相場の高止まりといった良好な市場環境が追い風となった。高付加価値な品目の回収強化や構造改革の成果が第4四半期に一段と顕在化したことも上振れに貢献した。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の22円→25円(前の期は15円)に増額修正した。
日精工 <6471> [東証P] ★今期最終を21%上方修正
◆27年3月期の連結最終利益を240億円→290億円に20.8%上方修正。増益率が5.0%増→26.8%増に拡大する見通しとなった。AI関連投資を背景に半導体製造装置向けや工作機械向け需要が拡大し、産業機械事業を中心に第1四半期の業績が計画を上回ったことを反映した。為替が想定より円安傾向で推移していることも追い風となる。
パナHD <6752> [東証P] ★今期最終を7%上方修正・3期ぶり最高益更新へ
◆27年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比89.2%増の1351億円に拡大して着地。併せて、通期の同利益を従来予想の4200億円→4500億円に7.1%上方修正。増益率が2.2倍→2.4倍に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。データセンター需要の拡大を背景に、FA(実装機)の需要が想定を上回ることに加え、半導体製造設備向けサーボモーターやセンサーも伸びる。
アンリツ <6754> [東証P] ★4-6月期(1Q)最終は5.6倍増益で着地
◆27年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比5.6倍の32.8億円に急拡大して着地。AI普及を背景にデータセンターの構築・高速化が加速する中、主力の通信計測事業で測定需要を取り込んだことが寄与。データ収集システムの伸長で環境計測事業が黒字転換したほか、PQA事業で北米の食肉市場を中心にX検査機が好調だったことも大幅増益に貢献した。
菊水HD <6912> [東証S] ★今期経常を14%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆27年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の7.6億円に急拡大して着地。車載関連や半導体関連などの設備投資需要を取り込み、国内で電源機器の販売が大きく伸びたほか、海外でも米国で宇宙産業とデータセンター関連向けに直流電源や電子負荷装置などが好調だった。
業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の23億円→26.2億円に13.9%上方修正。増益率が1.3%増→15.4%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
日本アビオ <6946> [東証S] ★4-6月期(1Q)経常は3倍増益で着地
◆27年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.0倍の16.8億円に急拡大して着地。高水準な防衛予算を背景に積み上がった情報システム(防衛用システム製品など)の潤沢な受注残の消化が進み、売上高83億円と64.9%の大幅増収を達成した。
建設技研 <9621> [東証P] ★今期配当を32円増額修正、自社株買いも発表
◆26年12月期の期末一括配当を従来計画の78円→110円(前期は75円)に大幅増額修正した。今期の業績動向や財務状況などを踏まえ、株主への利益配分を増やす。
併せて、発行済み株式数(自己株式を除く)の4.39%にあたる120万株または30億円を上限に自社株買いを実施すると発表。取得した自社株はすべて消却する予定。
株探ニュース