話題株ピックアップ【夕刊】(2):日伝、ミスミG、QPSHD
■日伝 <9902> 3,085円 +314 円 (+11.3%) 本日終値
日伝<9902>が後場急伸し、年初来高値を更新した。同社はきょう午後1時ごろ、27年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益の見通しは従来の73億円から84億円(前期比26.8%増)に引き上げた。売上高予想も1500億円から1600億円(同13.4%増)に上方修正。電子デバイス・半導体製造装置関連業界からの受注が好調なことに加え、中国における同業界からの需要が堅調に推移する見通しであることが主な要因だとしている。また、中間配当と期末配当をそれぞれ従来計画比10円増額の60円とすることもあわせて発表。これにより、年間配当は従来計画比20円増額の120円(前期は70円)となる。
■ミスミグループ本社 <9962> 3,861円 +382 円 (+11.0%) 本日終値
ミスミグループ本社<9962>が後場終盤になって急伸。午後3時ごろに、27年3月期の連結業績予想について、売上高を4915億円から5320億円(前期比20.5%増)へ、営業利益を550億円から670億円(同40.7%増)へ、純利益を374億円から448億円(同10.7%増)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間22円7銭・期末30円91銭の年52円98銭から中間30円92銭・期末28円53銭の年59円45銭(前期52円98銭)へ引き上げたことが好感された。データセンター及び半導体関連投資を背景とした需要の拡大を反映させたことに加えて、Fictiv、エコノミーシリーズ、D-JIT、meviyなどのデジタルモデル施策の効果が想定を上回るペースで発現していることなどが要因としている。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高1314億4000万円(前年同期比32.3%増)、営業利益178億3700万円(同85.3%増)、純利益117億300万円(同62.1%増)だった。
■QPSホールディングス <464A> 1,537円 +149 円 (+10.7%) 本日終値
QPSホールディングス<464A>が大幅続伸。同社は30日、米ロケット・ラボ<RKLB>と小型SAR衛星「QPS-SAR」3機分の打ち上げに関して新たに契約を締結したと発表。これが株価を刺激したようだ。同社は今回新たに契約した3機の打ち上げと既存の契約分をあわせ、合計11機のQPS-SARをロケット・ラボのエレクトロンで各1機ずつ打ち上げることになり、次の打ち上げは8月以降を予定。なお、他社ロケットとも調整しながら打ち上げを決めていくため、個別のスケジュールについては、それぞれのロケットに対して打ち上げる衛星が決まり次第公表するとしている。
■クラシル <299A> 1,164円 +95 円 (+8.9%) 本日終値
クラシル<299A>が急反発。同社は30日取引終了後、27年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。前年同期は連結財務諸表を作成していないため単純比較はできないが、営業利益は9億500万円となり、通期計画の35億7300万円に対する進捗率は25.3%となった。売上高は47億6700万円で着地。小売企業や食品・飲料メーカーなどのクライアント企業の開拓が進んだことに加え、節約アプリ「レシチャレ」参加ユーザーが増加したことなどから購買事業が大きく伸びた。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。
■レイズネクスト <6379> 2,911円 +228 円 (+8.5%) 本日終値
レイズネクスト<6379>が3連騰し上場来高値を更新。30日の取引終了後に、9月30日を基準日として1株を3株に株式分割すると発表。また、それに伴い期末配当予想を従来予想の59円から20円に実質増額修正するとしており、これらを好感した買いが入った。同時に、26年9月末日を基準日とする株主から株主優待制度を拡充すると発表しており、これも好材料視された。対象となる株主を変更前の400株以上から100株以上(株式分割前)に拡大するとともに、保有株数に応じて付与する株主優待ポイントも変更前の3000~5万ポイントから1000~12万ポイントに増加する。また、継続保有年数に応じて株主優待ポイントが増加する長期保有特典も最大5年以上保有で初年度の1.5倍に拡充し、更に優待商品に電子マネー(Amazonギフトカード)を追加する。なお、株式分割後は対象となる保有株数が300株以上からとなるが、実質的な変更はない。
■オリエンタルランド <4661> 3,167円 +247 円 (+8.5%) 本日終値
オリエンタルランド<4661>は反発。30日取引終了後、第1四半期(4~6月)連結決算を発表した。売上高は1807億3400万円(前年同期比10.4%増)、純利益は412億9700万円(同50.3%増)だった。これが買いの手掛かりとなっている。東京ディズニーシー25周年イベントの好調により、入園者数やゲスト1人当たり売上高(客単価)が伸びた。ゲスト1人当たり売上高は過去最高となった。ホテル事業も堅調に推移した。「ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄」に対する出資案件でホテルの売却を行ったことなどにより、営業外収益122億円を計上したことも寄与した。
■日本ライフライン <7575> 1,570円 +118 円 (+8.1%) 本日終値
日本ライフライン<7575>は大幅に6日続伸。30日の取引終了後、27年3月期の年間配当予想の修正を発表した。中間配当で記念配当25円を実施するとしており、これを好感した買いが入った。年間配当予想は中間25円・期末56円の合計81円(前期は54円)となる。同社は1981年に心臓ペースメーカーの専門商社として創業。2001年から自社製品を取り扱うメーカーとしての活動を始めた。今年は医療機器メーカーとして25周年の節目に当たるという。同時に発表した27年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は売上高が159億400万円(前年同期比8.8%増)、営業利益が29億6500万円(同9.4%減)、最終利益が23億900万円(同0.3%増)だった。営業利益の上期計画(45億円)に対する進捗率が約66%に上った。中核事業であるEP/アブレーションや心血管関連、新領域の脳血管関連や消化器の売り上げが拡大した一方、研究開発費や人件費などが増加したことにより営業減益で着地。なお、経常利益及び最終利益は貸倒引当金戻入額の計上などで増益となった。
■マックス <6454> 1,843円 +134 円 (+7.8%) 本日終値
マックス<6454>が急反発。30日の取引終了後に27年3月期の連結業績予想について、売上高を1055億円から1099億円(前期比10.3%増)へ、営業利益を188億円から199億円(同13.3%増)へ、純利益を142億円から150億5000万円(同8.3%増)へ上方修正したことが好感された。同時に発表した第1四半期(4~6月)決算が、売上高283億3400万円(前年同期比16.9%増)、営業利益58億7900万円(同20.1%増)、純利益43億2300万円(同20.2%増)と好調だったことが要因としている。国内で鉄筋結束機の累計稼働台数の増加により、消耗品の販売が堅調に推移したほか、欧米でも鉄筋結束機とその消耗品の販売が好調に推移した。また、31日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で300万株を上限に自社株を取得すると発表。きょう10時30分に247万1300株を42億2345万円で取得した。
■JT <2914> 7,135円 +470 円 (+7.1%) 本日終値
JT<2914>は急反発し、上場来高値を更新した。30日の取引終了後、26年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高予想を前回予想の3兆6970億円から3兆8850億円(前期比12.0%増)、最終利益予想を5700億円から6440億円(同26.2%増)に変更。同時に年間期末配当予想を30円増額の272円に引き上げており、これらを好感した買いが集まった。中間配当、期末配当予想をそれぞれ15円増額。業績修正は主力のたばこ事業における力強いビジネスモメンタムを反映した。なお、9月中間期は売上高が1兆9860億7000万円(前年同期比17.7増)、最終利益が4318億2900万円(同35.0%増)だった。フィリピンやロシア、トルコ、米国を中心にプライシング効果が継続したという。
■日本化学工業 <4092> 5,930円 +380 円 (+6.9%) 本日終値
日本化学工業<4092>が3連騰。30日の取引終了後に、中間配当60円・期末配当未定としていた27年3月期の配当予想について、中間・期末各120円の年240円(前期120円)にすると発表。あわせて、上限を11万株(自己株式を除く発行済み株数の1.27%)、または5億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これらの株主還元策を好感した買いが入った。なお、自社株の取得期間は8月12日から来年3月31日までとしている。
株探ニュース