話題株ピックアップ【夕刊】(1):弁護士COM、Dガレージ、エムスリー
■弁護士ドットコム <6027> 4,420円 +680 円 (+18.2%) 一時ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率トップ
弁護士ドットコム<6027>が一時ストップ高。Webを活用した法律相談やクラウドサインなどのITソリューションサービスを展開するが、M&A効果もあり業績は飛躍期に突入している。今月12日に開示した26年4~6月期決算は営業利益段階で前年同期比37%増の6億9800万円と大幅な伸びを達成し、好業績評価の買いを誘導していたが、目先はこれに加え米国で“AI弁護士”によるハルシネーション(情報の捏造)問題が取り沙汰されていることが、株価上昇を加速させるカタリストとなっているもよう。市場では「弁護士COMが強みとする『Legal Brain(リーガルブレイン) 』などの法務AIは信頼性の高い独自のデータベースを土台としているため、米国のAI捏造問題を契機に相対的優位性がクローズアップされるケースも想定できる」(ネット証券アナリスト)という見方が示されていた。
■ブックオフG <9278> 2,867円 +100 円 (+3.6%) 本日終値
ブックオフグループホールディングス<9278>は3日ぶりに反発した。同社は19日、子会社であるブックオフコーポレーションがファミリーマート(東京都港区)と共同で、ブックオフ宅配買取の発送をファミリーマートで受け付けるサービス「ファミマでかんたん!ブックオフ買取」を始めると発表。収益貢献を期待した買いが集まった。全国約1万6000店のファミリーマートで25日に開始する。利用者はウェブで申し込みを行い、品物を梱包したうえで、ファミリーマートに持ち込んで発送する。到着後に順次査定が行われ、1~2週程度で査定金額が銀行口座へ入金される。自動車を利用して店舗に行く手間や自宅での集荷の待ち時間をなくし、顧客の利便性向上につなげる。
■デジタルガレージ <4819> 2,311円 +74 円 (+3.3%) 本日終値
デジタルガレージ<4819>が大幅高。同社はきょう、ジェーシービー(東京都港区)及びローソン(東京都品川区)と、ステーブルコインを用いた店頭決済に関する実証実験の実現に向けて基本合意書を締結したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。JCBが提供するステーブルコイン決済サービス、Dガレージの決済API・バックエンドシステムに関する技術、ローソンの店舗運営に関する知見を持ち寄り、実店舗におけるステーブルコイン決済の実現に向けた課題の抽出と解決策の検討を進める考え。この実証実験では、訪日外国人がドル連動型ステーブルコイン「USDC」を用いて店頭で決済を行うユースケースを中心に検証するという。
■ボードルア <4413> 3,035円 +93 円 (+3.2%) 本日終値
ボードルア<4413>が大幅高で4日続伸。この日寄り前に、MBOの一環として、米ベインキャピタル系ファンドが同社株に対するTOBを実施すると発表したことが好感された。なお、TOB価格2970円となっている。非公開化により、中長期的な視点に立った積極的な事業投資・M&A・更なる人材強化を迅速かつ機動的に実行できる経営体制を確立することが狙い。買付予定株数は1506万6853株(下限313万5200株、上限設定なし)で、買付期間は8月19日から10月5日までを予定している。TOB成立後、ボードルア株は所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、この発表を受けて東京証券取引所は同社株を19日付で監理銘柄(確認中)に指定している。なお、ボードルアは今回のTOBに対して賛同の意見を表明し、株主に対して応募を推奨している。
■パークシャ <3993> 3,015円 +91 円 (+3.1%) 本日終値
PKSHA Technology<3993>が堅調に推移。同社はきょう、音声AI活用プラットフォーム「PKSHA Voice KIT(パークシャボイスキット)」の提供を開始したと発表しており、これが株価の支えとなったようだ。パークシャボイスキットは、国内外の主要エンジンを単一のAPI(ソフトウエア同士を連携させるインターフェース)で利用・管理できるプラットフォーム。「マルチエンジン制御」「認識精度向上支援」「PKSHAアルゴリズムモジュール連携」という3つの機能で音声AI基盤を一元管理する。
■ソフトウェア・サービス <3733> 12,140円 +320 円 (+2.7%) 本日終値
ソフトウェア・サービス<3733>が反発。18日の取引終了後に発表した7月度の月次売上高(単体)が前年同月比21.2%増と2カ月ぶりにプラスに転じたことが好感された。なお、7月までの累計売上高は前年同期比15.8%増となっている。
■エムスリー <2413> 1,732.5円 +37 円 (+2.2%) 本日終値
エムスリー<2413>が反発。18日の取引終了後、アクティビストとして知られている香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントが、エムスリーの株式を買い増していたことが明らかとなり、思惑視されたようだ。同日に提出された変更報告書によると、オアシスの保有割合は5.03%から6.26%に上昇した。報告義務発生日は10日。
■セイワホールディングス <523A> 1,816円 +31 円 (+1.7%) 本日終値
セイワホールディングス<523A>が反発。18日の取引終了後に、8月28~29日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「日経・東証IRフェア2026」に出展すると発表。認知度アップへの期待感から買われたようだ。開催期間中には両日ともに会社説明会を実施する予定で、29日正午からの会社説明会には野見山勇大社長が登壇する予定としている。
■Sansan <4443> 2,024円 +32 円 (+1.6%) 本日終値
Sansan<4443>がしっかり。同社はきょう、ユニシアホールディングス<3547>及びグループの串カツ田中やピソラに契約AXサービス「Contract One(コントラクトワン)」が導入されたことを明らかにしており、これが株価の支えとなったようだ。コントラクトワンは、紙や電子といった形式を問わず、あらゆる契約書を一元管理。自社開発のAIとオペレーター補正を組み合わせて、正確にデータを抽出し、契約書同士の関係性を自動で紐づけて、人もAIも使いやすい契約データベースを構築するという。
■イーレックス <9517> 863円 +11 円 (+1.3%) 本日終値
イーレックス<9517>は続伸。全体リスクオフ相場に流されず前日終値を上回る水準で売り物をこなした。日経平均は前日も終値で1700円以上の下落をみせていたが、そのなかプライム市場に上場する同社株は底堅さを存分に発揮、わずかながらプラス圏で着地していた。新電力会社の先駆けだが、再生可能エネルギーの中でもバイオマス発電分野に注力し、AIデータセンター特需に加え、脱炭素政策に乗る電力インフラ関連の有力株として見直し買いの対象となっている。バイオマス発電所は稼働中のもので国内に5基保持しており業界トップクラス。このほか2基を所有し、新潟のバイオマス発電所は29年度に運転開始予定にある。更に海外市場にも目を向け、経済成長余地の大きいベトナムでの発電事業に傾注。ベトナムはバイオマス発電に使う資源が豊富で同社の成長戦略の要となる。27年3月期は電力価格上昇と国内外の事業拡大メリットを反映してトップラインが前期比4割強の急拡大を見込む。直近開示された第1四半期(26年4~6月)は営業利益が前年同期比57%減と大きく落ち込んだが、これはデリバティブ損失の影響などによるもので、会社側では収益への影響は限定的とし、通期4%営業増益予想に変化はない。
株探ニュース