リンテックは大幅反落、日本紙による株式売却で需給への影響懸念
リンテック<7966>は大幅反落している。20日の取引終了後、株式の売り出しを決議したと発表した。同社の筆頭株主である日本製紙<3863>が保有する株式の一部を売却する。売り出し株式数は1709万5500株で、需要状況に応じて上限256万4300株のオーバーアロットメントによる売り出しも行うとしており、需給面への影響を警戒した売りが出ているようだ。売出価格は9月1日から3日までのいずれかの日に決める。
オーバーアロットメントによる売り出しを実施しなかった場合、日本紙によるリンテック株の議決権保有割合は8月20日時点の30.99%から5.40%に低下し、第3位の株主になる見通し。また、今回の売り出しの完了をもって日本紙執行役員である佐野孝典氏はリンテック社外取締役を退任する。
同時にリンテックは需給面への影響を緩和するため、自社株買いを行うと開示。取得総数691万株(自己株式を除く発行済み株式総数の10.55%)、取得総額300億円を上限とする。取得期間は8月24日から26日までとし、東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で実施する。