前場に注目すべき3つのポイント~半導体やAI関連株を買い戻す動きが意識される~
3日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■半導体やAI関連株を買い戻す動きが意識される
■内田洋行、26/7営業利益 28.4%増 156億円、27/7予想 4.0%減 150億円
■NEC<6701>防衛にAI・ドローン、三菱重工業と提携
■半導体やAI関連株を買い戻す動きが意識される
3日の日本株市場は、米国市場の流れから買いが先行するなかで、買い一巡後は底堅さを見極めながらの相場展開になりそうだ。2日の米国市場はNYダウが295ドル高、ナスダックは118ポイント高だった。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、米金融政策やインフレ基調について「様子を見る必要がある」と発言。ADP雇用統計が予想を下回ったこともあり、米長期金利の上昇が一服したことがセンチメント改善につながった。シカゴ日経225先物は大阪比385円高の64735円。円相場は1ドル=158円80銭台で推移。
日経平均株価は、シカゴ先物にサヤ寄せする形で、買いが先行して始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで下へのバイアスが強まり、63720円まで下落幅を広げる場面もみられた。ただ、その後持ち直し、終盤にかけて64840円まで買われた。いったん割り込んだボリンジャーバンドの-1σ水準を上回ったことで、押し目待ち狙いの買いに向かわせそうである。
また、米国ではエヌビディアが3%を超える上昇でNYダウを牽引する形だった。マイクロンテクノロジーなどが買われフィラデルフィア半導体(SOX)指数は上昇している。足もとで不安定な値動きをみせているアドバンテスト<6857>やキオクシアHD<285A>、東京エレクトロン<8035>、ソフトバンクG<9984>がなど指数インパクトの大きい半導体やAI関連株がリバウンドをみせてくるようだと、先物主導での上昇が意識されよう。
米国では週末に雇用統計の発表を控えていることで積極的な売買は手控えられやすいだろうが、ADP雇用統計の結果を受け、利上げ観測が高まる内容にはならないと考えられる。足もとで売られていた銘柄には買い戻しも入りやすいと考えられ、全体としても底堅さは意識されやすい。また、為替市場ではドル円が前日の1ドル=160円台から、158円台後半と、円安が一服していることも、リバランスに向かわせやすいとみられる。
■内田洋行、26/7営業利益 28.4%増 156億円、27/7予想 4.0%減 150億円
内田洋行<8057>が発表した2026年7月期の連結業績は、売上高が前期比26.3%増の4257億2900万円、営業利益は同28.4%増の156億3100万円だった。社員の位置情報やオフィスビル内の各種データをリアルタイムで可視化する大型システム案件の獲得が進展。GIGAスクール構想に伴う1人1台端末の更新需要がピークを迎え、全国で大規模な導入が集中した。2027年7月期の連結業績は、売上高が前期比6%減の4000億円、営業利益は同4%減の150億円を計画。
■前場の注目材料
強気材料
・NYダウは上昇(53061.95、+295.07)
・ナスダック総合指数は上昇(26217.83、+118.05)
・SOX指数は上昇(11339.25、+50.64)
・シカゴ日経225先物は上昇(64735、+385)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・NEC<6701>防衛にAI・ドローン、三菱重工業と提携
・ソフトバンク<9434>国内初「空飛ぶ基地局」、試験成功
・KDDI<9433>6G周波数の実証成功、7ギガヘルツ帯で下り3.6ギガビット
・NTT<9432>NTTドコモビジネス、IOWNで半導体開発推進、千歳市と連携
・三井物産<8031>機能性食品素材を強化、蘭社に追加出資
・三菱UFJ<8306>三菱UFJ銀行、海外20社とステーブルコイン新会社を年内設立
・ソディック<6143>微細加工MC新機種、各軸モーター出力1.9倍
・京セラ<6971>長崎・諫早市に半導体部品生産新拠点
・NTT<9432>NTTデータG、米社と提携、サイバー防衛を一貫支援
・ルネサス<6723>北京にフィジカルAI&ロボティクスラボ
・朝日ラバー<5162>筋電測定向け提供、試験機関に極薄シート電極
・住友化学<4005>セラ分離膜高い透過性、高機能アルミナで技術
・クリングルファーマ<4884>HGF剤2ブランドに、脊髄損傷・声帯瘢痕向け
・東急建設<1720>自動ドリルで省人化、トンネル穿孔向け
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・09:30 総合PMI (8月) 前回53.4
・09:30 サービス業PMI(8月) 前回52.3
<海外>
・特になし
《YY》