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富田隆弥の【CHART CLUB】 9月相場はTOPIX優位に

市況
2026年9月5日 10時00分

「9月相場はTOPIX優位に」

◆日米の株式市場は金利や為替、原油価格の動向に神経をとがらせている。中東情勢の緊迫化が警戒されてWTI原油先物が1バレル=90ドル台に乗せ、インフレ懸念により長期金利が上昇。ウォーシュFRB(米連邦準備制度理事会)議長のタカ派発言もあり、株式市場は9月入り早々、軟調に推移している。

日経平均株価は8月中旬以降、25日・75日移動平均線が集まる6万6000円近辺でこう着し、日足チャートは踊り場を形成していた。そこからの「放れ」がポイントの一つだったが、9月2日に1889円安と急落し下に放れた。

◆この下放れにより、8月14日高値の6万9608円からの短期二段下げで、6万2000円~5万9600円処を目指す可能性が浮上してきた。その場合、7月29日につけた6万0448円や200日線(3日時点:5万8910円)を意識することになる。

◆一方、日経平均株価は9月1日まで9連騰を演じ、堅調に推移している。さすがにその後は一服入れたが、日足チャートは25日線(同4087ポイント)の上方で推移している。

◆そこで注目されるのが、「NT倍率(日経平均株価÷TOPIX)」だ。4月序盤に14.5倍台にあったNT倍率は、AI(人工知能)半導体株相場を背景に、6月25日には18.02倍と過去最高水準まで拡大した。その後、7月29日の15.46倍まで縮小。足元は8月17日の16.54倍まで切り返したものの、9月3日時点で15.65倍と再び縮小基調にある。

◆9月は中間配当の権利確定月でもある。バリュー株(割安株)を中心にTOPIX優位の展開がもうしばらく続き、NT倍率は4月序盤の14.5倍台まで低下することも想定される。銀行証券商社陸運海運、大手鉄鋼株などが物色のターゲットになりやすいことに留意したい。

(9月3日 記、原則毎週土曜日に更新)

情報提供:富田隆弥のチャートクラブ

株探ニュース

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