前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
■ニデック <6594> 2,340円 (-500円、-17.6%) ストップ安
東証プライムの下落率トップ。ニデック <6594> [東証P]がストップ安。ダイヤモンドオンラインが28日、「ニデックが9月25日に開いた臨時取締役会で、岸田光哉社長の解任を決議していたことがダイヤモンド編集部の取材で分かった」と報じた。また「不正会計を受け、1兆円規模の減損損失を26年3月期に修正計上する方針も判明」と伝えている。報道を受けてニデックは28日午前、コメントを開示。「役員変更及び大規模な減損処理について検討をしているのは事実」だと明らかにした。今後の事業展開を巡る不透明感が強まったとの受け止めが広がったほか、減損に伴う業績面でのネガティブな影響も警戒され、売りが膨らんだ。
■ZUU <4387> 561円 (-49円、-8.0%)
ZUU <4387> [東証G]が急反落。前週末25日の取引終了後に、26年3月末日時点の株主へ実施した株主優待をもって株主優待制度を廃止すると発表したことが嫌気された。株主に対する公平な利益還元のあり方や業績、現状の株主優待制度の維持にかかる費用などを考慮した結果としている。
■ブシロード <7803> 430円 (-32円、-6.9%)
ブシロード <7803> [東証G]が4日続急落。24日に世界同時リリースした、新作リズムゲーム「バンドリ!アワーノーツ(以下アワーノーツ)」について、初のイベントである「アイの奔流 AtoZ」及び関連ガチャの開催を延期すると27日に発表したことが嫌気された。現在、「スターの所持数が正しく表示されない事象」が発生しており、これを根本的に解消し、安心して遊べる環境を用意するため、修正版アップデートの準備を進めていることが要因という。同社では既にAppStore及びGooglePlayへアップデートの審査を提出しており、審査が通過し次第、アップデートを実施しイベントを開催するとしている。
■第一三共 <4568> 2,830円 (-99円、-3.4%)
第一三共 <4568> [東証P]が大幅反落。同社は28日、米メルク <MRK> と共同開発中の進展型小細胞肺がんを対象とする「イフィナタマブ デルクステカン」について、米食品医薬品局(FDA)へ提出していたプラチナ製剤ベースの化学療法中または治療後に病勢進行した進展型小細胞肺がんにかかる生物学的製剤承認申請を自主的に取り下げたと発表した。迅速承認を目指していたものの、必要な条件を満たしていないというFDAとの協議内容に基づき取り下げを決めたという。
■オークワ <8217> 776円 (-27円、-3.4%)
オークワ <8217> [東証P]が大幅反落。前週末25日の取引終了後に27年2月期の連結業績予想について、売上高を2555億円から2508億円(前期比0.7%減)へ、営業利益を21億円から13億円(同30.8%減)へ、純利益を6億5000万円から5000万円(同81.1%減)へ下方修正したことが嫌気された。上期において、物価高騰に伴う消費者の節約志向が想定以上に強まった影響を受けて、既存店売上高が計画を下回ったことが要因。また、顧客支持の維持と競争力確保に向けた価格政策を推し進め、粗利益率が計画を下回ったことも響く。
■パーク24 <4666> 1,953円 (-60.5円、-3.0%)
パーク24 <4666> [東証P]が大幅反落。28日午後1時30分ごろ、子会社のタイムズモビリティが運営するカーシェアリングサービス「タイムズカー」のWebシステムに対する不正アクセスがあり、個人情報が外部に漏洩したと発表しており、嫌気した売りが出た。漏洩したアカウント数は約660万件で、氏名や電話番号、本人確認書類情報などが流出。なお、クレジットカード情報は漏洩していないという。現在は原因及び影響範囲の調査のために外部専門機関によるフォレンジック調査を実施するとともに、警察に報告を行うなどの対応を進めている。サービス提供への影響については現時点で確認されておらず、各種サービスは通常通り継続している。
■パレモ・HD <2778> 118円 (-3円、-2.5%)
パレモ・ホールディングス <2778> [東証S]が反落。前週末25日の取引終了後に発表した8月中間期連結決算が、売上高68億3800万円(前年同期比4.7%減)、営業利益7100万円(同60.3%減)、純利益1500万円(同86.2%減)と大幅減益だったことが嫌気された。春から初夏シーズンの低温や台風、梅雨前線による悪天候が続き客数が伸び悩んだことに加えて、熊本地震や千葉豪雨などの自然災害が多発したことで一時的な販売鈍化を余儀なくされた。また、物価上昇による消費者の節約志向も客単価の伸び悩みにつながった。なお、27年2月期通期業績予想は、売上高140億円(前期比0.6%減)、営業利益1億1000万円(同42.2%減)、純利益2500万円(同16.8%増)の従来見通しを据え置いている。
■INPEX <1605> 3,815円 (-42円、-1.1%)
INPEX <1605> [東証P]が反落。そのほか、石油資源開発 <1662> [東証P]も反落となった。25日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の11月限が前日24日比2.20ドル安の1バレル=92.41ドルと反落した。24日には、米国とイランによる協議で、イランがホルムズ海峡を開放し、米国が対イラン経済封鎖を解除する段階的な戦闘終結への道筋が模索されていると一部で報道された。イランのアラグチ外相は、一定の条件を満たせば7日以内にホルムズ海峡を開放し最終合意に向けた交渉を再開する案を示したとも伝わった。ただ、トランプ大統領はこの提案を拒否し、11月の中間選挙後にイランへの空爆を再開する見通しだと側近らに語ったと、25日には報道されている。強弱感が対立するなか、WTI価格は日本時間28日正午過ぎの取引では93.7ドル前後で取引されていた。
※28日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋
株探ニュース