前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
■アイピーエス <4390> 3,585円 (-380円、-9.6%)
東証プライムの下落率トップ。アイ・ピー・エス <4390> [東証P]が急反落。同社は5日の取引終了後、公募増資の実施を発表。短期的な株式需給の悪化と1株利益の希薄化を懸念した売りが優勢となった。同社は新たに126万3500株を発行するほか、上限18万9500株のオーバーアロットメントによる売り出しも行う予定。発行価格は14日から15日までのいずれかの日に決める。発行済み株式総数は最大で約11%増加する見通し。アイピーエスは手取り概算で上限約54億9000万円を調達し、国際海底ケーブル建設プロジェクトに関する投資資金に充てる。
■ネクステージ <3186> 2,699円 (-140円、-4.9%)
東証プライムの下落率4位。ネクステージ <3186> [東証P]が3日ぶり大幅反落。約9ヵ月ぶりに年初来安値を更新した。5日取引終了後、第3四半期累計(25年12月-26年8月)連結決算を発表。売上高は6004億2200万円(前年同期比26.0%増)、営業利益は216億2400万円(同66.7%増)だった。地域別において主力の「関東甲信越地方」「東海北陸地方」など全てのエリアで販売が伸びた。好調な決算内容だったものの、目先は材料出尽くしとの見方から利益確定売りが先行する形となった。
■ソディック <6143> 1,752円 (-89円、-4.8%)
東証プライムの下落率5位。ソディック <6143> [東証P]が大幅反落。5日の取引終了後、金融機関の株主を中心とした既存株主を売り出し人とする570万9200株の売り出しと、上限を85万5900株とするオーバーアロットメントによる売り出しを行うと発表しており、需給面への影響を警戒した売りが出たようだ。売り出しを通じて政策保有株式の縮減及び株主構成の見直しを推進する一方、株主基盤の拡充や株式流動性の向上を図るという。なお、売出価格は10月14~19日のいずれかの日に決定する。同時に、上限を240万株(自己株式を除く発行済み株数の4.80%)、または30億円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は売出価格決定日に応じて決定する売り出しの受渡期日の翌営業日から12月23日までで、株主還元の強化と資本効率の向上を図るとともに、売り出しに伴う株式需給への影響を緩和することが目的としている。
■クリエイトS <3148> 3,090円 (-150円、-4.6%)
東証プライムの下落率6位。クリエイトSDホールディングス <3148> [東証P]が大幅反落。同社は神奈川県を中心にドラッグストア・調剤薬局を展開している。5日の取引終了後、27年5月期第1四半期(6-8月)の連結決算を発表した。売上高が1295億4000万円(前年同期比6.5%増)、営業利益が54億400万円(同4.1%減)だったとしており、減益での着地を嫌気した売りが出た。
■壱番屋 <7630> 1,051円 (-50円、-4.5%)
東証プライムの下落率7位。壱番屋 <7630> [東証P]が大幅反落。5日取引終了後、上期(3-8月)連結決算を発表。売上高は352億2700万円(前年同期比10.0%増)、営業利益は20億9100万円(同17.2%減)と増収減益で着地した。国内CoCo壱番屋の既存店売上高が堅調だったほか、海外・国内子会社の事業も拡大し全体を牽引した。一方、米をはじめとする食材仕入れ価格の上昇や物流費の増加などが利益面で響いた。これがネガティブ視された。
■セリア <2782> 4,270円 (-200円、-4.5%)
セリア <2782> [東証S]が大幅安で4日続落。同社は5日の取引終了後、9月度の月次売上高を公表。既存店売上高は前年同月比8.3%増となった。増収率は8月の9.7%から鈍化しており、嫌気されたようだ。客数は同6.0%増で伸び率は8月の7.9%から低下した。一方、客単価は同2.2%増と伸び率は8月の1.7%から改善した。全社売上高は同11.8%増となり、伸び率は8月の13.6%を下回った。
■霞ヶ関C <3498> 7,080円 (-330円、-4.5%)
東証プライムの下落率8位。霞ヶ関キャピタル <3498> [東証P]が大幅安で4日続落。5日の取引終了後、26年8月期の連結決算の発表にあわせて、27年8月期の通期業績予想を開示した。売上高2200億円(前期比34.3%増)、営業利益410億円(同47.1%増)、最終利益240億円(同43.8%増)を見込む。期末一括配当予想は200円(前期は165円)に増配する。寄り付きは買い優勢となったものの、サプライズ感が薄いとの見方から、買い一巡後は売りに押された。同社はホテルや冷凍冷蔵倉庫、介護施設などの不動産開発を手掛けている。日本のホテル市場は国内旅行ニーズが底堅いうえ、円安を背景にインバウンド需要が伸長するとみる。物流市場は主力の冷凍冷蔵倉庫に対する高い需要が中長期的に継続する見通し。ヘルスケア市場も人口動態や自宅での看護の困難さから、長期的に需要が拡大すると見込む。なお、26年8月期は売上高が1637億5600万円(前の期比69.7%増)、営業利益が278億6600万円(同47.2%増)、最終利益が166億9200万円(同62.9%増)だった。
■物語コーポ <3097> 5,320円 (-230円、-4.1%)
東証プライムの下落率9位。物語コーポレーション <3097> [東証P]が3日ぶり大幅反落。同社は飲食店を展開している。5日の取引終了後、主力の食べ放題「焼肉きんぐ」公式アプリの会員管理システムに第三者からの不正アクセスがあり、アプリに登録されている個人情報が漏えいしたことが判明したと発表しており、嫌気した売りが出た。ユーザー登録数1080万8784件のうち、1078万8963件が流出。流出した情報にはアプリ登録名やメールアドレス、電話番号が含まれている。なお、ログインパスワードや生年月日、郵便番号は含まれていない。また、クレジットカードなどの決済情報についてはもともと保持していないという。
※6日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋
株探ニュース