前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―
■TWOST <7352> 362円 (+80円、+28.4%) ストップ高
TWOSTONE&Sons <7352> [東証G]がストップ高。同社は8日、グループのTWOSTONE SyncがLayer8(東京都港区)と業務提携し、 サイバーセキュリティー領域に参入すると発表。これが材料視されたようだ。Layer8は、AIセキュリティー技術を開発するスタートアップ企業。サイバーセキュリティー領域参入における第1弾のサービスとして、Webアプリケーション・API向けペネトレーションテスト(攻撃者の視点でシステムへの侵入を試み、実際に悪用できる弱点を洗い出す検証)の提供を開始するとしている。
■ウインテスト <6721> 78円 (+13円、+20.0%)
ウインテスト <6721> [東証S]が急反騰。8日午後0時30分ごろ、同社の液体レンズ「RYUGU」が、国内大手電気精密機器企業の一部製品に搭載されるレンズとして採用されたと発表しており、これを好感した買いが入った。「RYUGU」は、従来のガラスやプラスチックなどの固体レンズとは異なり、液体を利用してレンズの光学特性を電気的に制御する液体レンズ。大学、研究機関に続いて産業分野への展開となり、採用製品の生産に応じた継続的な販売につながるとの期待が高まった。
■サイバーセキ <4493> 3,360円 (+502円、+17.6%) ストップ高
サイバーセキュリティクラウド <4493> [東証G]がストップ高。政府は不正アクセスによる個人情報の漏えいが全国で相次いでいることを受け、関係省庁会議を8日午後に開く。また、共同通信によると、警察庁の楠芳伸長官は8日の定例記者会見で「現時点で事案の背景や、相互に関連性があるかは明らかではないが、警察で捜査を推進し、実態解明を進める必要がある」と述べたという。AIの進化が背景にあるとみられるサイバー攻撃は海外でも被害が相次いでおり、企業などのセキュリティー強化の思惑から、個人投資家を中心に中小型の関連銘柄を物色する姿勢が引き続き鮮明となった。
■ティアフォー <593A> 2,476円 (+341円、+16.0%)
ティアフォー <593A> [東証G]が続急騰。新基準の東証株価指数(TOPIX)にグロース銘柄から追加されることとなった同社は、自動運転関連株の筆頭格として幅広い投資家層から根強い人気を持つ。8日は、TOPIXに採用されることになったスタンダード・グロース銘柄が材料出尽くしと受け止めた売り物に押されるなかで、ティアフォー株については機関投資家とみられる資金が朝方から流入。個人投資家の関心も同社株にシフトする格好となった。寄り付き後は戻り売りが顕在化する場面があったものの、買い意欲は旺盛な状況となり、日足・チャート上では25日移動平均線を一気に上抜けて上値指向を強めた。
■三協立山 <5932> 729円 (+100円、+15.9%) ストップ高
東証プライムの上昇率トップ。三協立山 <5932> [東証P]がストップ高。7日取引終了後、第1四半期(6-8月)連結決算を発表した。売上高は972億6800万円(前年同期比13.3%増)、営業損益は26億4100万円の黒字(前年同期11億6400万円の赤字)に転換して着地した。アルミ地金市況に連動した売り上げの増加や価格改定、国際事業における為替影響などが寄与した。コスト削減効果もあった。これが好感された。
■DIシステム <4421> 1,000円 (+92円、+10.1%) 一時ストップ高
ディ・アイ・システム <4421> [東証S]が3日続急騰、一時ストップ高となった。同社は8日午前、16日に福岡市の「ONE FUKUOKA CONFERENCE HALL」で開催されるサイバーセキュリティー専門イベント「Security Days Fall 2026 Fukuoka」に出展すると発表。これが株価を刺激したようだ。このイベントでは、社内パソコンやサーバーなどの端末をランサムウェアの暗号化被害から守る統合セキュリティープラットフォーム「Cornelius-EDR by Heimdal」を展示する予定。高度な防御機能に加え、運用現場の負担を軽減する具体的な対策と強力なサポート体制を紹介するとしている。
■テリロジHD <5133> 395円 (+35円、+9.7%)
テリロジーホールディングス <5133> [東証S]が急反発。企業へのサイバー攻撃が相次いでいることを受け、同社のサイバーセキュリティーソリューションが注目されているもよう。また、同社は8日の午後1時ごろ、子会社のテリロジーサービスウェアが開発・提供する国産AIエージェント「palton AI(パルトン エーアイ)」に関し、INTEP(東京都新宿区)と販売代理店契約を締結したことを明らかにしている。INTEPは、リハビリテーション医療を中心としたデジタルトランスフォーメーション(DX)ソリューションを展開している企業。この協業によりテリロジーサービスウェアは今月からINTEPを通じて医療機関や介護施設に向けた「palton AI」の提案・販売を開始し、医療現場における深刻な人材不足の解消と働き方改革を支援するとしている。
■テクマト <3762> 2,969円 (+232円、+8.5%)
東証プライムの上昇率2位。テクマトリックス <3762> [東証P]が3日続急伸。8日、AIスタートアップのElith(東京都文京区)と戦略的パートナーシップの一環として販売代理店契約を締結し、生成AI品質評価ツール「GENFLUX Evaluation」の販売を開始したと発表しており、好材料視された。「GENFLUX Evaluation」は、生成AI・RAG・AIエージェントの回答品質を評価し、改善ポイントまで可視化するAI品質評価・運用基盤。テクマトでは今回のElith社製品の戦略的パートナーシップを通じて、長年培ってきたソフトウェア開発支援の知見を生かし、全ての顧客のAI開発における課題を解決するソリューションとして強力に推進するとしている。
■ヌーラボ <5033> 1,295円 (+54円、+4.4%)
ヌーラボ <5033> [東証G]が大幅高で3日続伸。7日の取引終了後に関東財務局に提出された大量保有報告書で、光通信 <9435> [東証P]グループの光通信による株式保有割合が5.10%と新たに5%を超えたことが判明しており、これを受けて思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は純投資としており、報告義務発生日は9月30日となっている。
■太洋テクノ <6663> 318円 (+12円、+3.9%)
太洋テクノレックス <6663> [東証S]が大幅反発。同社は8日、MSAP工法(Modified Semi Additive Process)による4層フレキシブルプリント配線板(FPC)の製造技術を確立したと発表。これが材料視されたようだ。MSAP工法は、銅を積層して回路を形成し、従来のサブトラクティブ工法(エッチング工法)と比較して高精度な線幅管理が可能。また、配線側面を垂直に近い形状で形成できることから、微細配線においても高い寸法精度を確保でき、高周波・高速伝送用途に適した回路形成を実現できるとしている。
■ABCマート <2670> 2,868.5円 (+100.5円、+3.6%)
東証プライムの上昇率8位。エービーシー・マート <2670> [東証P]が大幅反発。7日の取引終了後に27年2月期の連結業績予想について、売上高を4008億円から4030億円(前期比6.4%増)へ、営業利益を656億円から672億円(同6.2%増)へ、純利益を464億円から477億円(同2.9%増)へ上方修正したことが好感された。上期業績が計画を上回ったことに加えて、下期も物価の上昇や円安を背景に企業収益や個人所得の増加、インバウンドの増加が継続すると予想し、引き続き客単価の上昇による売上高の拡大を見込む。同時に発表した8月中間期決算は、売上高2022億9800万円(前年同期比6.4%増)、営業利益361億3100万円(同7.4%増)、純利益259億3100万円(同6.6%増)だった。
■エン <4849> 1,774円 (+51円、+3.0%)
エン <4849> [東証P]が反発。7日の取引終了後、香港に拠点を置く投資ファンドのオアシス・マネジメントによる株式保有割合が14.54%から15.63%に上昇したことが明らかとなり、思惑視した買いが入った。関東財務局に提出された変更報告書によると、報告義務発生日は9月30日。保有目的には「提案する事項の一部または全部の実行を要請することを通じて、発行者の中長期的な企業価値と株主価値を保護・向上させるとともに発行者のコーポレート・ガバナンスを改善すること」などを挙げている。
■ブシロード <7803> 474円 (+11円、+2.4%)
ブシロード <7803> [東証G]が反発。7日の取引終了後、7月30日にブースターパック第1弾を発売した新作トレーディングカードゲーム(TCG)「パルワールド オフィシャルカードゲーム」の累計世界出荷予定数が11月初旬までに1100万パックを突破すると発表しており、材料視した買いが集まった。10月30日にはブースターパック第2弾「目覚めし伝説」を発売する予定となっている。
■ツルハHD <3391> 2,132円 (+47円、+2.3%)
ツルハホールディングス <3391> [東証P]が3日ぶり反発。7日の取引終了後、27年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結決算を発表した。売上高が1兆2755億1400万円(前年同期比2.3倍)、営業利益が547億7000万円(同92.6%増)だった。同社は2025年12月にウエルシアホールディングスと経営統合を実施。統合シナジーによる粗利改善などにより、のれん償却額を補って大幅増益を達成した。ツルハグループの粗利率が0.6ポイント、ウエルシアグループの粗利率が0.4ポイント改善しており、好感した買いが集まった。
■大塚HD <4578> 11,680円 (+205円、+1.8%)
大塚ホールディングス <4578> [東証P]が4日続伸。7日の取引終了後、成人患者を対象としたIgA腎症治療薬「VOYXACT(シベプレンリマブ)」について、米国グループ会社の大塚ファーマシューティカルD&Cが米国食品医薬品局(FDA)に対する生物製剤承認一部変更申請(sBLA)の段階的提出を現地時間6日に完了したと発表。正式承認取得に向けた動きが好感されたようだ。同社はシベプレンリマブを今後の成長を牽引する製品群の1つと位置付けている。
■ベイカレント <6532> 8,346円 (+136円、+1.7%)
ベイカレント <6532> [東証P]が3日続伸。同社は7日、八雲法律事務所(東京都千代田区)と業務提携し、サイバーインシデント発生時における対策本部の経営判断をビジネスと法律の両側面から支える「危機対応サービス」の提供を開始したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。危機対応サービスは、サイバーインシデントへの平時の備えから有事の対応まで、クライアント企業に伴走して支援するサービス。それぞれが持つ知見をあわせ、有事に判断が止まらない支援を提供することで、クライアント企業の事業継続と信頼の維持につなげるとしている。
■エターナルG <3193> 1,315円 (+16円、+1.2%)
エターナルホスピタリティグループ <3193> [東証P]が続伸。7日の取引終了後に発表した9月度売上高で、国内「鳥貴族」直営店の既存店売上高が前年同月比1.6%増と3ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好材料視された。客数が同1.0%増、客単価が同0.5%増といずれも前年実績を上回った。
※8日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース