前日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―
■ドトル日レス <3087> 3,470円 (+125円、+3.7%)
ドトール・日レスホールディングス <3087> [東証P]が大幅高で5日続伸。モルガン・スタンレーMUFG証券は20日、同社株の投資判断を3段階で真ん中の「イコールウエート」から最上位の「オーバーウエイト」へ引き上げた。目標株価は3300円から4000円に見直した。店舗と一般卸の双方で低価格競争力を支える独自のコーヒー製造卸売モデルを再評価。自社焙煎工場と安定した販売先(店舗事業)を持つことで、原料・為替を長期予約できる事業構造がインフレ環境下で同社の強みとして顕在化している。この構造的な強みが利益成長の持続性を高めるとみている。
■フリュー <6238> 1,507円 (+52円、+3.6%)
フリュー <6238> [東証P]が大幅高。20日の取引終了後、9月度の月次概況(速報)を発表した。売上高が前年同月比28.6%増の41億2600万円だったとしており、好感した買いが入った。8ヵ月連続の増収となった。クレーンゲーム景品やコンビニ向けキャラクターくじなどを手掛ける世界観ビジネスが同39.5%増の28億2800万円で2ヵ月ぶりに前年実績超え。国内クレーンゲーム景品や海外物販が好調だった。プリントシール事業展開のガールズトレンドビジネスは既存筐体のコンバージョンキット販売などにより、同17.9%増の12億3200万円と3ヵ月連続で前年実績を上回った。
■東京きらぼし <7173> 1,529円 (+50円、+3.4%)
東京きらぼしフィナンシャルグループ <7173> [東証P]が大幅反発。20日の取引終了後、地銀を中心に投資するありあけキャピタル(東京都中央区)による株式保有割合が9.00%から10.09%に上昇したことが明らかとなり、思惑視した買いが集まった。関東財務局へ提出された変更報告書によると、報告義務発生日は10月13日。保有目的には投資一任契約に基づく運用を目的とする純投資を基本としつつ、経営陣との建設的な対話などを行っていることなどを記載した。東京圏の営業基盤の価値最大化やグループ内外の経営資源の組合せを含む成長戦略などについて意見交換をしているという。
■イーレックス <9517> 779円 (+24円、+3.2%)
イーレックス <9517> [東証P]が大幅反発。20日の取引終了後に、系統用蓄電池第2号案件である「千葉県山武郡蓄電所」の商業運転を開始したと発表しており、好材料視された。同蓄電所は、26年4月に商業運転を開始した第1号案件の宮崎県串間市蓄電所に続くもので、アグリゲーション事業の拡大と収益機会の創出への貢献が期待されている。
■フリー <4478> 3,920円 (+115円、+3.0%)
フリー <4478> [東証G]が大幅続伸。20日の取引終了後に、GMOペイメントゲートウェイ <3769> [東証P]子会社のGMOペイメントサービスと連携し、「freee請求書」で新機能「おまかせ回収」の提供を27年1月に開始すると発表しており、好材料視された。「おまかせ回収」は、「freee請求書」と「GMO掛け払い」を連携させることで、「freee請求書」を利用する事業者が、請求書の作成・発行から与信審査・代金回収、入金消込・会計処理までを一連の業務として行える機能。フリーではこれにより、請求書を送付した時点でその後の回収・会計プロセスがすべて完了する「Send and Done」な体験を実現するとしている。
■プレイド <4165> 775円 (+22円、+2.9%)
プレイド <4165> [東証G]が3日ぶり反発。21日午前9時ごろ、タワーレコード(東京都大田区)が運営する「タワーレコード オンライン」のオムニチャネルCX(顧客体験)の高度化を支援すると発表しており、好材料視された。CXプラットフォーム「KARTE」シリーズの提供とCX変革を加速するプロフェッショナルサービス「PLAID ALPHA」を通じて支援するとしており、「タワーレコード オンライン」における店舗連携を含むマルチチャネルでのパーソナライズドコミュニケーションの高度化に取り組むという。
■ノート <5243> 2,935円 (+66円、+2.3%)
note <5243> [東証G]が3日ぶり反発。20日の取引終了後に、東京証券取引所プライム市場への市場区分変更申請に向けた準備を行うことを決定したと発表しており、好感された。同社は現在、東証グロース市場に上場しているが、中長期での成長や企業価値の更なる向上を目指すためにプライム市場への変更申請に向けた準備を行う。なお、現時点で変更申請日や承認日は未定であるほか、そのほかにも不確定な要素が含まれているため、変更申請に向けた準備を中止する可能性がある。また、変更申請が承認を受けられるかどうかについても不確定な要素を含んでおり、最終的に承認を受けられない場合がある。
■FUJI <6134> 6,679円 (+131円、+2.0%)
FUJI <6134> [東証P]が7日ぶり反発。同社は20日、ニトリホールディングス <9843> [東証P]の環八用賀店でスマートロッカーシステム「Quist」を利用した店舗受け取りサービスの実証実験を開始したと発表。これが株価を刺激したようだ。この実証実験では、これまで培ったFUJIの技術・ノウハウも活用しつつ、顧客が注文した商品を店舗で受け渡す業務の運用有効性や顧客の利便性向上に関する検証を実施。また、店舗スタッフの作業負荷軽減効果やQuistでの受け取りに適したサービス・商品選定などについてもあわせて評価を行うとしている。
■アドテスト <6857> 34,440円 (+570円、+1.7%)
アドバンテスト <6857> [東証P]が反発。ここ調整色が強かったが、21日は突っ込み警戒感から買い戻しを誘発した。前日20日の米国株市場ではNYダウが1%強の上昇で切り返した。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は小安く引けたものの、引け後に発表されたスペースX <SPCX> の決算は好調を極め時間外で大きく買われたほか、イーロン・マスクCEOが同日の決算発表と併せテスラ <TSLA> との統合を検討していることを正式に認めた形となり、これがAI関連株への物色人気に波及した面もあるようだ。
■リログループ <8876> 2,503.5円 (+35円、+1.4%)
リログループ <8876> [東証P]が反発。20日取引終了後、医療機関向け経営コンサルティングサービスを手掛けるATIV Medical(シンガポール)の株式を議決権ベースで90%取得し、子会社化すると発表した。株式譲渡実行日は10月30日の予定。ATIV Medicalは日本人駐在員・旅行客向けヘルスケアサービスを東南アジア各国で提供しており、リログループが展開する海外赴任支援事業とのシナジーを見込む。これが手掛かりとなったようだ。
■オハラ <5218> 1,629円 (+18円、+1.1%)
オハラ <5218> [東証S]が3日ぶり反発。20日、製造する光学ガラスが同日に打ち上げられた大型基幹ロケット「H3」10号機から放出された火星衛星探査機「MMX」の広角分光カメラ「OROCHI」及びラマン分光器「RAX」に採用されたと発表しており、株価の支援材料となったようだ。MMXは今後約1年かけて火星圏に到着し、3年間の観測やサンプル採取を経て、2031年度に地球に帰還する予定となっている。
■フェローテク <6890> 8,390円 (+90円、+1.1%)
フェローテック <6890> [東証S]が3日ぶり反発。20日の取引終了後に、中国子会社の杭州大和熱磁電子を通じて、AIデータセンター向け光インターコネクト・ソリューションを提供する中国の中際旭創(イノライト社)と戦略的協業契約を締結したと発表しており、これを好感した買いが流入した。今回の提携は、光通信分野でレーザーなどの温度制御に用いられる 半導体熱電冷却素子(TEC)や、半導体チップなどを搭載しパッケージング及び放熱を支える部材であるサブマウントなどの製品供給と共同開発、並びにそのほかのAIデータセンター向け光インターコネクト製品に必要な技術・材料分野における協業を行うもの。フェローテクではイノライト社との協力を通じて、AI・データセンター向け高速光通信分野におけるTEC・サブマウントなどの事業機会の拡大を図るとともに、次世代デバイス・材料の開発に取り組むとしている。なお、同件が26年12月期以降の業績に与える影響は具体的な取引や共同開発の進捗を踏まえて精査する。
※21日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース