話題株ピックアップ【夕刊】(2):技研製、GAテクノ、テラドローン
■技研製作所 <6289> 2,051円 +26 円 (+1.3%) 本日終値
技研製作所<6289>が高い。午後1時ごろ、同社の鋼管杭回転切削圧入工法「ジャイロプレス工法」が、日本橋の首都高速道路地下化事業の高架橋架け替え工事に採用されたと発表しており、好材料視された。首都高速道路地下化事業における採用は、前年の河川拡幅工事に続くもので、会社側では都市部でのインフラ更新における同工法の高い施工性と汎用性を示すものとしている。
■GAテクノ <3491> 1,325円 +10 円 (+0.8%) 本日終値
GA technologies<3491>が続伸。21日の取引終了後に、東京証券取引所からの承認を受けて、10月28日付で上場市場区分が東証グロースから東証プライム市場へ変更されることになったと発表したことが好感された。同社はオンライン不動産サービスと不動産会社向けSaaSを展開する不動産テック企業。26年10月期連結業績予想は、売上高3230億円(前期比29.7%増)、営業利益100億円(同41.5%増)、純利益54億6000万円(同41.1%増)を見込む。
■Terra Drone <278A> 5,770円 -570 円 (-9.0%) 本日終値
Terra Drone<278A>が大幅反落。ロイター通信が21日、「ロシア外務省は21日、日本企業のテラドローンによるウクライナへのドローン(無人機)販売を『敵対的』な取引と見なすと表明し、厳しい対応を取ると警告した」と報じており、ドローンの販売減につながるとの警戒感から売られたようだ。
■スクリン <7735> 11,770円 -1,140 円 (-8.8%) 本日終値 東証プライム 下落率9位
SCREENホールディングス<7735>やKOKUSAI ELECTRIC<6525>など半導体製造装置関連株の一角が軟調に推移。米ラム・リサーチ<LRCX>が21日引け後に発表した26年7~9月期(第1四半期)決算は売上高が前年同期比で5割の増収、営業利益は8割近い増益と好決算となったが、市場では物足りないとの受け止めがあって、時間外取引で同社株は急落している。半導体製造工程の前工程での装置を供給するラムリサーチの株価反応が、日本の半導体製造装置関連株の重荷となったようだ。東京エレクトロン<8035>やタツモ<6266>も安い。
■デジタルアーツ <2326> 5,800円 -510 円 (-8.1%) 本日終値
デジタルアーツ<2326>は安い。21日の取引終了後、同社のクラウドサービスの運用環境及び社内環境に対する不正アクセスの痕跡が10月9日の社内環境の総点検の結果発見されたと発表しており、嫌気した売りが出た。「i-FILTER@Cloud」「FINAL CODE@Cloud」などのクラウドサービスを利用している一部顧客の情報が第三者に閲覧された可能性がある。なお、21日正午時点では顧客情報の外部への持ち出しは確認されていないという。
■キオクシア <285A> 12,595円 -915 円 (-6.8%) 本日終値
キオクシアホールディングス<285A>やアドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>、フジクラ<5803>が軟調に推移。米メタ・プラットフォームズ<META>は21日引け後に26年7~9月期(第3四半期)決算を発表。売上高は前年同期比26.1%増の646億ドル、営業利益は同36.8%減の130億ドルとなった。SNS訴訟関連費用で減益となった一方、売上高は市場予想を上回った。26年12月期通期の設備投資計画についてはレンジ予想の下限を引き上げるにとどめた半面、同社は議決権のない種類株を発行し、AI関連事業の資金を調達する方針を示した。メタの株価は時間外取引で上昇したものの、東京市場においてAI・半導体関連株やデータセンター関連株への投資家の選好姿勢を強めるには至っていない。
■日産自動車 <7201> 269.6円 -7.3 円 (-2.6%) 本日終値
日産自動車<7201>が4日続落し、2009年以来の安値圏に沈んだ。国内大手証券によりMSCIの指数構成銘柄からの除外候補として挙げられ、指数連動型のパッシブファンドによる日産自株の放出懸念が広がっている。更に経済産業省が21日、来年1月以降に新車として登録するEV(電気自動車)を対象に、補助額を減額すると発表した。日産自はEVの普及に経営資源を重点的に投入してきた自動車メーカーとあって、販売面での影響が懸念され、同社株を敬遠するムードが一段と強まったようだ。
■西松屋チェーン <7545> 1,901円 -20 円 (-1.0%) 本日終値
西松屋チェーン<7545>は続落。21日の取引終了後に発表した10月度(9月21日~10月20日)の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比5.6%減と3カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気された。期間の後半において気温が高めに推移したことで、冬物衣料の売り上げが前年を下回ったことが響いた。なお、全店売上高は同3.1%減だった。
■宝ホールディングス <2531> 2,847円 -28 円 (-1.0%) 本日終値
宝ホールディングス<2531>が反落。この日午前中に関東財務局に提出した変更報告書で、米国の投資運用会社バリューアクト・キャピタル・マネジメントが臨時株主総会の招集を正式に請求していることが判明しており、これが嫌気された。保有目的を変更しており、臨時株主総会において取締役3人の解任と取締役3人の選任を提案する予定としている。
■日本エンタープライズ <4829> 138円 +36 円 (+35.3%) 本日終値
日本エンタープライズ<4829>が急伸。21日の取引終了後に、物流事業を展開するハニー・ビー(大阪市北区)の全株式を10月22日付で取得し子会社化すると発表しており、これを好感した買いが入った。ハニー・ビーは、物流を効率化するIoTサービスや、IT機器配送における付加価値としてキッティング(初期設定やセットアップ)支援やデータ消去などのサービスも提供しており、同社を子会社化することで、IT端末の調達から廃棄までの一連のプロセスを一元管理するLCM事業全般の拡充・拡大が見込めると判断したという。取得価額は1円。なお、27年5月期業績への影響は精査中としている。
株探ニュース