話題株ピックアップ【夕刊】(3):日本紙、SBG、Sワイヤー
■日本製紙 <3863> 1,280円 -15 円 (-1.2%) 本日終値
日本製紙<3863>が反落。旧村上ファンド系の投資会社シティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)が22日付で関東財務局に提出した変更報告書で、日本紙株の保有割合(共同保有分を含む)が9.78%から10.87%へ増加したことが判明した。報告義務発生日は10月15日。これが材料視され、朝方高く始まったものの、その後は売りに押された。
■ソフトバンクグループ <9984> 4,276円 -29 円 (-0.7%) 本日終値
ソフトバンクグループ<9984>が続落。一時4000円台を割り込み、4月14日以来、半年ぶりの安値圏に沈んだ。ネオクラウドをはじめAI関連企業の信用不安が再燃し、株式市場にはリスク回避ムードが広がっている。ソフトバンクGは9月に巨額のハイイールド債を発行したが、「コアウィーブ・ショック」を受けて同社のCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)スプレッドは拡大。同社株への買い手控え要因となった。更に米国時間22日に米CNBCは、米オープンAIが最大300億ドルの資金調達に向け最終段階に近づいており、資金調達前の企業価値は1兆2500億ドルとなる見込みだと伝えている。これまでのメディア報道では1兆4000億ドルを超える可能性があるとされていた。報道通りならば企業価値が引き下げられる形となるとの受け止めもあって、オープンAIに出資するソフトバンクGの株価には重荷となったもようだ。
■ディー・エヌ・エー <2432> 2,550円 -4.5 円 (-0.2%) 本日終値
ディー・エヌ・エー<2432>が4日ぶりに小反落。SMBC日興証券は22日、同社株の目標株価を2600円から2500円に引き下げた。投資評価は3段階で真ん中の「2」を継続した。主力のゲーム事業における収入の下振れを要因に業績予想を下方修正した。ポケモンとの協業スマートフォンゲーム「ポケモン トレーディングカードゲーム ポケット(ポケポケ)」の減速ペースが想定を上回っているという。同証券では27年3月期の連結営業利益予想を223億円から178億円(会社計画150億円)に減額している。
■ソーシャルワイヤー <3929> 303円 +80 円 (+35.9%) ストップ高 本日終値
ソーシャルワイヤー<3929>はストップ高。22日の取引終了後、子会社のアットクリッピングがAIを活用し企業のウェブサイトやシステムの弱点の点検・改善を支援するセキュリティーコンサルティングサービス「クリップマスター・セキュリティ」の提供を始めると発表しており、材料視した買いが集まった。毎月の定期点検を基本に、攻撃者より先にシステムなどの弱点を把握し、顧客情報の漏えいを未然に防げる体制の構築を促す。
■サークレイス <5029> 1,100円 +150 円 (+15.8%) ストップ高 本日終値
サークレイス<5029>はストップ高。投資運用会社ヒルハウス・インベストメント・マネジメントの傘下企業HHH1(東京都中央区)が22日の取引終了後、サークレイスに対し完全子会社化を目的としてTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表。TOB価格の1株2020円にサヤ寄せする動きとなった。買付予定数の下限は297万800株(所有割合66.67%)で、上限は設定しない。買付期間は10月23日から12月7日まで。TOBの成立後は所定の手続きを経て、上場廃止となる見通し。サークレイスは賛同の意見を表明し、株主に対し応募を推奨した。東京証券取引所は22日、サークレイスを監理銘柄(確認中)に指定している。サークレイスの筆頭株主であるパソナグループ<2168>と第2位株主であるTQUILA(テキーラ、アイルランド)は所有する全株式を応募することに合意しているという。パソナGはサークレイス株式144万株(所有割合32.31%)、テキーラは137万2600株(同30.80%)を所有している。
■フツパー <478A> 773円 +100 円 (+14.9%) ストップ高 本日終値
フツパー<478A>はストップ高。きょう午前10時ごろ、富士通<6702>が防衛装備庁から受注した委託研究「2025年度 意思決定迅速化実験装置の研究試作に基づく防衛用マルチAIエージェントによるAI幕僚能力獲得の研究」における共創パートナーに決まったと発表しており、好感した買いが集まった。フツパーは富士通と共同で、指揮官の意思決定を「マルチAIエージェント」技術で支援することを目指す。同技術は複数のAIエージェントがそれぞれの役割に沿った業務を遂行し、その結果を一体化したシステムとして機能させることで、意思決定の迅速化・高度化に資すると期待されている。
■ヒトトヒトH <549A> 518円 +54 円 (+11.6%) 一時ストップ高 本日終値
ヒトトヒトホールディングス<549A>は一時ストップ高。同社は4月7日に東証スタンダード市場に新規上場した直近IPO銘柄で、スポーツイベントの安全確保や商業施設の警備などに取り組んでいる。22日に通期業績予想の上方修正を発表し、同日の株価は堅調に推移したものの、きょうの寄り付きで利益確定売りに押されていた。そんななか、各メディアがプロ野球チーム「読売ジャイアンツ」の監督に松井秀喜氏が就任することが決まったと報道。松井氏はヒトトヒトHの松本哲裕社長と星稜高校野球部でチームメイトだった仲で、同社の「ヒトのチカラ アンバサダー」を務めており、好感した買いが入ったようだ。
■リネットJ <3556> 1,005円 +89 円 (+9.7%) 一時ストップ高 本日終値
リネットジャパングループ<3556>は反発。22日取引終了後、子会社リネットジャパンリサイクルが東京都の「希少金属緊急回収プロジェクト」のパソコン回収事業に採択されたと発表した。23日から東京都と連携して都内の不用なパソコンの回収促進に向けた取り組みを実施するという。これが材料視されたようだ。
■丸八証券 <8700> 2,098円 +118 円 (+6.0%) 本日終値
丸八証券<8700>は高い。22日取引終了後、上期(4~9月)決算速報値を発表。売上高にあたる営業収益は21億4500万円(前年同期比24.6%増)、純利益は6億5700万円(同2.1倍)だった。株式の委託手数料が増加した。投資有価証券売却益や受取配当金の計上なども寄与した。これが好感されたようだ。
■日本調理機 <2961> 1,719円 0 円 (0.0%) ストップ高 本日終値
日本調理機<2961>がストップ高。22日の取引終了後に、集計中の26年9月期単独業績について、売上高が従来予想の191億円から208億8600万円(前の期比15.3%増)へ、営業利益が8億2000万円から13億4400万円(同59.2%増)へ、純利益が5億円から9億1200万円(同51.7%増)へ上振れて着地し、減益予想から一転して増益着地したようだと発表しており、これを好感した買いが流入した。給食センターなどの学校給食分野及び社員食堂やホテルといった学校給食以外の集団給食分野において、それぞれ想定以上の受注を獲得したことが要因。また、資材価格高騰への対応が進んだことも寄与した。なお、業績上振れに伴い、期末一括配当予想を45円から75円(前の期40円)へ引き上げている。
■アクセルマーク <3624> 39円 -30 円 (-43.5%) ストップ安 本日終値
アクセルマーク<3624>はストップ安。22日の取引終了後、12月23日に開催する予定の定時株主総会で発行可能株式総数の上限を現在の7700万株から2億株に引き上げる定款変更を付議すると発表。現在の発行済み株式総数は6531万3200株であり、変更後に上限の2億株まで株式が発行された場合、既存株主の持株比率は約3分の1まで低下することになる。同時に親会社コンヴァノ<6574>とのコミットメント型タームローン・ファシリティ契約を解除、コンヴァノが保有する4500万株についてロックアップの解除で合意したと公表。これら一連の発表を嫌気した売りが膨らんだようだ。ロックアップは本来の満了期間から2カ月余り前倒しでの解除となる。アクセルメディカの清算方針決定によるヘルスケア領域における成長戦略の停滞、トレーディングカード相場の急落に伴うトレカ事業の赤字幅の大幅拡大などから、当面の間は営業損失の計上が続く見通しになった。コミットメント型タームローン・ファシリティ契約における事業から生み出すキャッシュ・フローで借入金を返済するという前提が失われた。アクセルMは借り入れによる負債性の資金ではなく、返済を要しないエクイティによる資金調達を重視する財務戦略方針に舵を取る。
●ストップ高銘柄
GMOプラ <5250> 1,699円 +300 円 (+21.4%) ストップ高 本日終値
ジィ・シィ企画 <4073> 730円 +100 円 (+15.9%) ストップ高 本日終値
など、7銘柄
●ストップ安銘柄
アクセルマーク <3624> 39円 -30 円 (-43.5%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース