明日注目すべき【好決算】銘柄 TOWA、メイコー、ニチコン (6日引け後 発表分)
11月6日の引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
TOWA <6315> [東証P] ★今期経常を25%上方修正・5期ぶり最高益、配当も6円増額
◆27年3月期の連結経常利益を従来予想の102億円→127億円に24.5%上方修正。増益率が47.4%増→83.5%増に拡大し、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。生成AIやデータセンター向け需要の拡大を背景に、先端ロジックやHBMをはじめとする高性能メモリー向け半導体製造装置への投資が活発化する中、韓国やアジア地域の設備投資も取り込み、受注が想定を上回る水準で推移していることを反映した。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の24円→30円(前期は20円)に増額修正した。
セカリテ <2681> [東証P] ★今期経常を一転8%増益に上方修正
◆27年3月期の連結経常利益を従来予想の125億円→165億円に32.0%上方修正。従来の減益予想から一転して7.5%増益見通しとなった。リユース衣料・服飾雑貨の販売伸長に加え、ゲオ事業におけるリユーススマートフォンの価格体系の適正化などによって上期業績が計画を上回ったことを反映した。
三ッ星 <5820> [東証S] ★今期経常を94%上方修正・30期ぶり最高益更新へ
◆27年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比6.5倍の5.6億円に急拡大し、従来予想の1.6億円を大幅に上回って着地。主力の電線事業で販売が堅調に推移し、売上高が計画を上回ったことが寄与。販売価格への適切な価格転嫁の推進に加え、原材料費や製造経費の削減、生産効率の改善による収益性向上も上振れにつながった。
併せて、通期の同利益を従来予想の4.1億円→8億円に93.9%上方修正。増益率が6.7%増→2.1倍に拡大し、30期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
ヒラノテク <6245> [東証S] ★今期経常を一転2.2倍増益に上方修正
◆27年3月期の連結経常利益を従来予想の16億円→37億円に2.3倍上方修正。従来の減益予想から一転して2.2倍増益見通しとなった。上期にEV関連分野向け装置において、既受注分の仕様変更による追加費用や諸経費など、受注金額の見直しに伴う回収が前倒しで進んだことが要因。下期にかけても複数の顧客と金額見直しの交渉を継続しており、収益改善効果を見込む。
santec <6777> [東証S] ★今期経常を48%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も100円増額
◆27年3月期の連結経常利益を従来予想の121億円→179億円に47.9%上方修正。増益率が10.4%増→63.4%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。データセンター関連投資の拡大を追い風に、北米を中心に光通信用光測定器の販売が好調なうえ、光通信用部品の需要も堅調に推移していることが要因。第3四半期以降は生産能力増強による生産量の拡大を見込む。
業績好調に伴い、年間配当を従来計画の230円→330円(前期は210円)に大幅増額修正した。
メイコー <6787> [東証P] ★今期経常を29%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当を増額修正
◆27年3月期の連結経常利益を従来予想の350億円→450億円に28.6%上方修正。増益率が32.1%増→69.9%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。主力のプリント配線基板が米国向け衛星通信をはじめ、車載や半導体パッケージ・モジュール、AIサーバー向けの受注が好調に推移することが要因。材料価格高騰による販売価格の改定も収益を押し上げる。
業績好調に伴い、年間配当を従来計画の120円→135円に増額修正した。
サンコー <6964> [東証S] ★今期経常を一転40%増益に上方修正
◆27年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.7倍の7.7億円に急拡大し、従来予想の5.4億円を上回って着地。安全関連部品や電装品を主力とする自動車関連製品でHEVやPHEV向けの販売が大きく伸びたことが寄与。海外子会社では一部の自動車・弱電関連製品の受注が好調だった。
併せて、通期の同利益を従来予想の8.1億円→12.7億円に56.8%上方修正。従来の減益予想から一転して40.2%増益見通しとなった。
ニチコン <6996> [東証P] ★今期経常を39%上方修正
◆27年3月期の連結経常利益を従来予想の90億円→125億円に38.9%上方修正。増益率が8.1%増→50.1%増に拡大する見通しとなった。アルミ電解コンデンサーで生成AIサーバーやデータセンター向けの需要を取り込んだほか、車載関連機器分野でADAS(先進運転支援システム)や電動化ユニット向け製品に加え、xEV向けフィルムコンデンサーの販売が好調だったことを反映した。NECST事業で家庭用蓄電システムが計画を上回る販売実績となったことも織り込んだ。
フルヤ金属 <7826> [東証P] ★7-9月期(1Q)経常は3.9倍増益で着地
◆27年6月期第1四半期(7-9月)の連結経常利益は前年同期比3.9倍の130億円に急拡大して着地。旺盛なデータセンター需要を背景に、薄膜部門でHDD用ルテニウムターゲット材の好調が継続したほか、電子部門では医療用シンチレーター結晶用イリジウムルツボや光ケーブルのアイソレーター用ルツボの販売が大きく伸びた。
第1四半期実績だけで、通期計画の260億円に対する進捗率は50.4%に達しており、業績上振れが期待される。
長瀬産業 <8012> [東証P] ★今期経常を29%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も3円増額
◆27年3月期の連結経常利益を従来予想の450億円→580億円に28.9%上方修正。増益率が2.1%増→31.5%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。エレクトロニクス部門でAI半導体向け変性エポキシ樹脂の販売好調が継続することが要因。また、マテリアル部門は中東情勢による市況高騰、ライフサイエンス部門はPrinovaグループの業績改善などでいずれの利益も上振れする。
業績好調に伴い、年間配当を従来計画の27円→30円に増額修正した。
併せて、発行済み株数(自己株式を除く)の0.86%にあたる350万株または30億円を上限に自社株買いを実施すると発表。
株探ニュース