東邦化が急浮上、20年3月期2ケタ営業増益見通しと増配及び株主優待の導入を好感
東邦化学工業<4409>が後場終盤になって急浮上。午後2時ごろに発表した20年3月期連結業績予想で、売上高470億円(前期比3.8%増)、営業利益25億円(同13.6%増)、純利益17億円(同10.9%減)と2ケタ営業増益を見込み、年間配当を前期比3円増の15円を予定していることが好感されている。
国内で引き続き電子情報材料関連や香粧原料などの販売増加が見込まれる一方、海外では、中国・上海子会社の売り上げ増が見込まれるという。なお、純利益は、前期に発生した税効果会計上の評価性引当額の減少による利益増のような一過性の要因がないため減益の見込みとしている。
なお、19年3月期決算は、売上高452億9400万円(前の期比5.9%増)、営業利益22億円(同8.3%減)、純利益19億800万円(同91.3%増)だった。
同時に、20年3月31日時点の株主から株主優待制度を導入すると発表しており、これも好材料視されている。1単元(100株)以上の株式を1年以上継続して保有する株主を対象に一律でクオカード1000円分を贈呈するとしている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
最終更新日:2019年05月14日 14時27分
株探ニュース