岡野バが急反騰、2万株を上限とする自社株買いと20年11月期最終利益予想の上方修正を好感
岡野バルブ製造<6492>が急反騰している。前週末3日の取引終了後、上限を2万株(発行済み株数の1.16%)、または4000万円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。取得期間は4月6日から11月20日までで、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行及び資本効率の向上を通じて株主利益向上を図ることが目的としている。
また同時に、20年11月期の連結業績予想について、最終利益を1億4000万円から2億4500万円(前期9億8300万円の赤字)へ上方修正したことも好材料視されている。売上高70億6500万円(前期比6.0%増)、営業利益1億円(前期8億7200万円の赤字)は従来見通しを据え置いたものの、子会社岡野クラフトが、福島第一原子力発電所の事故に伴い東京電力ホールディングス<9501>へ請求していた賠償金の受領が決定し、特別利益へ計上したことが要因としている。
なお、第1四半期(19年12月~20年2月)決算は、売上高7億3100万円(前年同期比2.3%増)、営業損益3億1400万円の赤字(前年同期4億7600万円の赤字)、最終損益2億5900万円の赤字(同3億3200万円の赤字)だった。
株探ニュース