日立が反発、21年3月期最終3.8倍増益予想受け寄り付きはカイ気配スタート
日立製作所<6501>が反発、寄り付きはカイ気配で始まる展開となり、5月28日につけた戻り高値3620円に迫る場面があった。その後は上値が重くなり伸び悩んでいるが、目先筋の売り物をこなし頑強な値運びを続けている。同社が5月29日に発表した21年3月期の業績予想は最終利益段階で前期比3.8倍の3350億円を見込んでおり、これをポジティブ視する買いが優勢となっている。前20年3月期の最終利益は前の期比61%減益の875億9600万円だった。これについては新型コロナウイルスの感染拡大による自動車向けシステムの受注減少などが影響したが、株価的には織り込みが進んでいた。
株探ニュース