日東電は安い、9月中間期営業益は12%増も物足りなさ意識や主力事業の減益嫌気
日東電工<6988>は安い。27日の取引終了後、27年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。売上高が5583億6300万円(前年同期比8.7%増)、営業利益が1058億4100万円(同12.0%増)、最終利益が765億200万円(同11.0%増)となった。好業績ながらも物足りなさを意識した投資家の売りや主力のオプトロニクス事業の減益着地を嫌気した売りが優勢になっている。
インダストリアルテープ事業が大幅な増収増益で業績を牽引した。ハイエンドスマートフォン向け組み立て用部材でバッテリー固定用電気剥離テープの採用モデルが拡大したほか、AIデータセンター需要の伸長を背景に、半導体メモリーやセラミックコンデンサーなどの生産に使用される工程用材料の需要が増えた。ただ、主力のオプトロニクス事業は情報機能材料でハイエンドノートパソコンやタブレット端末向けがメモリー半導体価格高騰に伴う顧客の生産調整で苦戦し、増収減益で着地した。
なお、日東電は同時に年間配当予想を中間・期末各36円の合計72円(前期実績は60円)と前回予想から8円増額。また、取得総数1700万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.58%)または取得総額500億円を上限とする自社株買いを行うとも開示した。取得期間は11月4日から来年3月24日までとする。
株探ニュース