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DAIKOX Research Memo(3):顧客のバリューチェーン全体を一気通貫で支援する広範なITサービスを提供

特集
2026年7月29日 12時03分

■DAIKO XTECH<8023>の事業概要

1. サービス領域

同社のサービス領域は、企業のバリューチェーン全体を網羅しており、大きく3つのカテゴリに分類できる。

第1に、業界特化型の業務ソリューションである。「製造」領域においては、個別受注生産に特化した製番管理型の生産管理システムによる統合部品表管理の実現やサプライチェーンの可視化を通じた業務高度化を支援するソリューションなどを提供している。「流通」領域では、店舗在庫管理の最適化や倉庫内業務の効率化、仕入から分析までを一元管理するMD(マーチャンダイジング)支援を行うなど、現場の課題を直接的に解決している。

第2に、フロントオフィス及びバックオフィス業務の効率化支援である。「営業」部門へはSFA/CRMによる支援や予測分析などを提供し、「経理・購買」部門へはRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)による事務作業の自動化や請求書発行のシステム化、電子帳簿保存法に対応した契約管理などを推進している。また、「人事」部門に対しては、人材管理システムやeラーニング、給与明細の電子化などを通じて、業務の効率化や人材育成をサポートしている。

第3に、これらを支えるIT基盤の構築である。「インフラ」領域では、免震・落雷対策などのBCP(事業継続計画)対応、LAN/WANネットワークの構築、電話設備の最適化などを行っている。さらに「情報システム」領域として、情報セキュリティの強化、センサーやカメラを活用した設備監視、システム運用・監視の自動化などを提供し、安全で安定したシステム環境を支えている。

2. 事業構成と成長モデル

同社は単一セグメントであるが、成長戦略の軸となる「事業区分」と、提供する商材の属性に基づく「ソリューション区分」という2つの軸をクロスさせたマトリクス構造で事業の構成を整理している。「事業区分」は、収益性や成長性の観点から戦略的に注力する「重点ソリューション」と、収益基盤を担う「コアビジネス」の2つからなる。コアビジネスが持つ2万社を超える膨大な既存顧客に対して、成長ドライバーとなる重点ソリューションの商材をクロスセルすることで利益率の向上を図る。その一方で、重点ソリューションの販売によって新たに獲得した顧客に対し、コアビジネスのサービスをクロスセルして収益の最大化を目指している。このような循環的なビジネスモデルを推進することによって、同社は継続的な企業価値の向上を実現している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 西村 健)

《HN》

提供:フィスコ

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