話題株ピックアップ【夕刊】(1):コロプラ、国際石開帝石、Kudan

注目
2019年9月17日 15時12分

■NEXT 原油ブル <2038>  1,360円  +244 円 (+21.9%)  本日終値

NEXT NOTES 日経・TOCOM 原油ダブル・ブル ETN<2038>が3日ぶりに急騰。サウジアラビアの石油関連施設が爆撃されたことを受け、16日の米原油先物相場でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)価格は一時約4カ月ぶりの高値となる1バレル=63ドル台に急伸した。これに連動する格好でNN原油ブルも急騰している。同銘柄は原油市況動向に連動させたETNで、指数の前日比変動率の2倍の値動きを想定したボラティリティの高さが特長となっている

■コロプラ <3668>  793円  +100 円 (+14.4%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ

コロプラ<3668>が急反発しストップ高。スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>傘下のスクウェア・エニックスと共同開発した「ドラゴンクエストウォーク」がAppStoreのゲーム部門のトップセールスランキングで1位を維持しており、好調な滑り出しが好感された。同アプリは、ドラクエの世界観が実際のマップに反映され、プレイヤー自身が歩いて冒険する位置情報系RPGで、9月12日に配信を開始。好スタートを受けて、スクエニHDも新如意となっている。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,102円  +97.5 円 (+9.7%)  本日終値  東証1部 上昇率3位

石油関連株が軒並み高。国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>、JXTGホールディングス<5020>、出光興産<5019>が急伸している。サウジアラビアの石油関連施設が爆撃されたことを受け、原油価格が急騰。米原油先物相場でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)価格が16日、一時約4カ月ぶりの高値となる1バレル=63ドル台に急騰。これを受け、米国市場でエクソン・モービルなど大手石油株が上昇しており、東京市場でも石油関連株への買いが膨らんだ。

■Kudan <4425>  8,510円  +490 円 (+6.1%)  本日終値

Kudan<4425>が後場一段高。午後1時ごろ、マクニカ・富士エレホールディングス<3132>傘下のマクニカと業務提携を行うと発表しており、これが好感された。今回の業務提携は、協業によりモビリティビジネスにおける新たな付加価値ソリューションを実現するのが狙い。Kudanの人工知覚(Artificial Perception)技術と、マクニカの持つ半導体やセンサーシステムに関連する最先端の技術との相乗効果により、センシング技術や、認識/判断/制御技術、自動運転用高精度地図などの技術的課題の早期解決に向けて、共同研究開発を行うとしている。また、Kudanの技術を、マクニカが取り扱う最先端の半導体・センサーなどのハードウェアに実装することで、GPS非依存の自律ナビゲーションや超高精度広域HDマップ(3次元地図)生成など、より付加価値の高いモビリティデータソリューションの提供も予定しているという。

■トリドール <3397>  2,610円  +132 円 (+5.3%)  本日終値

トリドールホールディングス<3397>が5日ぶりに反発し、年初来高値を更新した。同社は16日、米投資会社のハーゲット・ハンター・キャピタル・マネージメントが組成した投資ファンドからの出資を受け入れることを決めたと発表。出資受け入れは、米国で今後店舗展開を加速させ、「丸亀製麺」ブランドの拡大とグローバル化の推進が主な目的。ハーゲット・ハンターが持つ米国外食業界でのネットワークや経営陣の発掘及び採用、フランチャイズモデルの確立、直営店及びフランチャイズ展開の立地・エリア開発、設備投資のコストダウンなど幅広い分野でサポートを得る予定だとしている。

■物語コーポレーション <3097>  10,040円  +410 円 (+4.3%)  本日終値

物語コーポレーション<3097>が続伸。前週末13日の取引終了後に発表した8月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比5.4%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。前月落ち込んだ主力の焼肉部門が客数の増加で同7.2%増となったことが牽引した。また、ラーメン部門が同4.0%増となったほか、専門店部門も同6.9%増と好調だった。なお、全店売上高は同13.7%増だった。

■新日本科学 <2395>  722円  +22 円 (+3.1%)  本日終値

新日本科学<2395>が3日続伸。午前9時ごろ、同社の重要投資先であるサツマ・ファーマシューティカルズ(カリフォルニア州)が13日付で米ナスダック市場に上場したと発表しており、含み益拡大への期待から買いが入ったようだ。サツマ社は、16年に新日本科学が設立するとともに経鼻製剤投与基盤技術のライセンスを導出。その後の資金調達などを受けて、現在の新日本科学の持ち株比率は9.4%となっている。今回の上場に伴い、上場時の公募価格ベースで新日本科学の投資有価証券が22億1600万円、純資産額が12億7800万円増加する見込みとしているが、業績に与える影響は軽微になるとしてい。

■GMO-PG <3769>  6,700円  +160 円 (+2.5%)  本日終値

GMOペイメントゲートウェイ<3769>が5日ぶりに反発。13日の取引終了後、「銀行Pay」の基盤システムを、広島銀行<8379>へ提供すると発表しており、これが好材料視された。「銀行Pay」は、導入している銀行に口座を持っている顧客が、加盟店での買い物の際に、スマホアプリから即時に口座引き落としなどの支払いができるサービス。また、同サービスを導入している銀行間の相互連携を可能にするマルチバンク決済機能(銀行間の相互乗り入れ)にも対応しているので、マルチバンク対応の「銀行Pay」の基盤システムを活用した他行のスマホ決済サービスの加盟店でも、銀行や地域を越えて「銀行Pay」を利用することができるという。なお、広島銀行では、「銀行Pay」の基盤システムを活用した独自のスマートフォン決済サービスを、20年度上期(4~9月)をメドに展開する予定としている。

■村田製作所 <6981>  5,124円  +32 円 (+0.6%)  本日終値

村田製作所<6981>、太陽誘電<6976>など電子部品株の強さが目立つ。米国では前日にアップル株が反発、同社の目標株価をゴールドマン・サックスが引き下げるなどで逆風が意識されるなか、売り物をこなし強さを発揮した。アップルが先日発表したiPhone11シリーズに思惑が交錯している。iPhone11は9月20日に出荷開始となるが、市場では「新端末には隠し機能として、リバースワイヤレス充電のハード搭載が取り沙汰されており、マーケットの注目が集まりやすい」(国内投資顧問)としている。きょうは外国為替市場で1ドル=108円台前半の推移と円安水準が維持されていることで、これも電子部品メーカーの株価にポジティブ材料となっている。

■ラクス <3923>  3,020円  +15 円 (+0.5%)  本日終値

ラクス<3923>が4日続伸している。前週末13日の取引終了後に発表した8月度の月次売上高で、全社ベース売上高が前年同月比31.5%増と高成長を維持ししていることが買い安心感につながっているようだ。成長牽引役である「楽楽清算」が同59.5%増となったことが寄与した。

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