「5G」が1位にランク、ローカル5Gの申請受付が24日からスタート<注目テーマ>
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「5G 」が1位となっている。
総務省は17日、第5世代通信システム(5G)を地域限定で利用する「ローカル5G」の免許申請を24日から受け付けると発表。これを機に関連銘柄への関心が高まりつつあるようだ。
「ローカル5G 」とは、地域の企業や自治体などが個別に利用できる5Gネットワークのこと。通信事業者(キャリア)が全国で展開する均一な5Gの通信サービスに対して、ローカル5Gはプライベートなネットワークとしてさまざまな用途で利用できる点に違いがある。メリットは、超高速・大容量の専用ネットワークを運用できるほか、セキュリティーを確保した安心・安全な通信を、必要な時に必要な場所で構築することが可能。主な用途先として建設・工事現場(自律施工、遠隔施工)、物流倉庫(自動倉庫システム、搬送システム)、スタジアム(施設内での映像配信)、駅(高精細映像監視)、工場(遠隔ロボット制御、無人搬送車制御)、病院(遠隔診療)などが想定される。
関連銘柄としては、NEC<6701>が17日、ローカル5G事業に本格参入すると発表。ネットワークインフラからアプリケーションまでをトータルソリューションとして、企業や自治体向けに同日から提案活動を開始した。
日鉄ソリューションズ<2327>は来年1月からサービス提供を開始する計画で、関西電力<9503>子会社のオプテージもローカル5G事業への参入を視野。TDCソフト<4687>は10月末に、サービス提供に向けてIoTプラットフォームなどを手掛けるLTE-X(東京都品川区)と資本・業務提携した。
また、日本通信<9424>はローカル5G戦略の一環として、米国でCBRS(周波数免許不要の市民ブロードバンド無線サービス)に取り組んでいる。
このほか、18日に東証マザーズに新規上場したJTOWER<4485>、次世代通信網の制御システム開発などを展開するネクストジェン<3842>、11月に開催された「ローカル5Gサミット2019」に協賛した丸文<7537>及び東陽テクニカ<8151>などにも注目したい。