「人工知能」関連が4位、スーパーシティ構想の屋台骨支える<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
2 テレワーク
3 5G
4 人工知能
5 コロナウイルス
6 遠隔医療
7 半導体
9 教育ICT
10 電子認証
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「人工知能」が4位となっている。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために政府主導で人為的に止めた経済活動も、ここにきてグローバルに再開する動きが相次いでいる。巨額の財政出動や大規模金融緩和などを背景とした経済再生期待が戻り相場を加速させているが、コロナ後の世界はそれ以前と比較して産業構造も少なからず変化し、新たな勝ち組企業が株式市場でも評価される流れが形成される公算が大きい。
テレワークの導入、遠隔医療の普及、オンライン教育への取り組みなど新しい切り口で投資テーマとして浮上しているが、伝統的な業種のデジタル化、具体的には人工知能(AI)との融合も大きなテーマとなっている。
前週5月27日の参院本会議で改正国家戦略特区法が与党などの賛成多数で可決・成立したが、これはAIやビッグデータを活用した「スーパーシティ」構想が主眼となっている。スーパーシティ構想はあらゆる産業分野で先端技術を融合させ、シナジーにより住みやすい街を作ることを目指す。自動運転やドローンの自動配送、キャッシュレス決済、遠隔医療などが人々の生活空間を支えるインフラとなっていく。その際に、原動力となるのはAIにほかならない。株式市場でもAI関連が再び投資資金のターゲットとなっている。
関連銘柄ではALBERT<3906>、ブレインパッド<3655>、FRONTEO<2158>、シルバーエッグ・テクノロジー<3961>、ロゼッタ<6182>、メタップス<6172>、ユーザーローカル<3984>、サイオス<3744>、クシム<2345>、HEROZ<4382>、RPAホールディングス<6572>、メンバーズ<2130>、シグマクシス<6088>などが注目される。