「ドローン」が9位、規制緩和進み再脚光<注目テーマ>

特集
2021年1月12日 12時20分

★人気テーマ・ベスト10

1 再生可能エネルギー

2 半導体

3 全固体電池

4 水素

5 デジタルトランスフォーメーション

6 電気自動車関連

7 半導体製造装置

8 2020年のIPO

9 ドローン

10 洋上風力発電

みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「ドローン 」が9位となっている。

ドローン は遠隔操作やコンピューター制御によって飛行することにより、人間が立ち入ることができない、もしくは危険の伴う場所などの撮影や点検・測量を可能とする。また、物流(配送)やセキュリティー(警備)などでも活躍が大いに期待されている。

プラント設備の老朽化などが懸念される日本では、経済産業省が昨年6月に「スマート保安官民協議会」を設置し同月には第1回会合を開き、12月には「スマート保安シンポジウム」を開催、インフラの点検など産業保安を担う切り札としてドローンが改めて脚光を浴びている。また、国土交通省では今夏にもドローンの飛行許可基準を緩和する見通しにある。高層ビル周辺での高さ150メートル以上の飛行は許可が不要となる方向で、人材不足に悩まされる建設業界にとって高層建築物の点検など大幅な省人化が図れることになる。

そうしたなか民間企業の動きが活発化している。空飛ぶクルマの開発で先頭集団に位置するスカイドライブ(東京都新宿区)は、輸送用ドローンを定額で貸し出すサービスを始める計画にあることが報じられた。更に直近では、楽天<4755>が三重県で、ドローンを使って離島に商品を配送するサービスを開始したことを発表し、注目を集めた。

今後も点検・測量や商品配送などでドローンの活用が加速していくことが予想される。ALSOK<2331>など警備保障会社も、今年はドローンを活用した警備の実験に積極的に取り組む構えをみせており、リアルセキュリティー分野でもドローンの存在は日増しに高まっていく可能性が高い。株式市場ではドローンをテーマにここ動意含みとなる銘柄が相次いでおり、投資マネーの食指を動かしている。

関連銘柄としてはドーン<2303>、ALSOK、イメージ ワン<2667>、菊池製作所<3444>、モルフォ<3653>、楽天、自律制御システム研究所<6232>、双葉電子工業<6986>、松屋アールアンドディ<7317>などが注目される。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.