「2021年のIPO」が6位、手がかり材料難のなか物色向かう<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
1 半導体
2 半導体製造装置
3 ゴルフ
4 子育て支援
5 フィンテック
7 カラオケ
9 水素
10 全固体電池
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「2021年のIPO」が6位となっている。
4月下旬から本格化する決算集中期間を前に、全体相場は方向感に欠ける展開が続いている。テーマ株物色については、今月に入ってから子育て関連、脱ハンコ、ゴルフ関連などが脚光を浴びたものの、持続力に乏しく日替わり物色の域を出ない状況だ。また、マーケットの関心が高い半導体関連や脱炭素関連株のほか、グロース株と入れ替わる形で買いが向かったバリュー株などへの物色もやや一服感が出ている。
こうした手がかり材料難のなか、株式市場では値動きの軽い直近IPO銘柄に物色の矛先が向かっている。きょうは、酸化物単結晶や光部品、レーザ光源、計測装置などの開発を手掛けるオキサイド<6521>の上昇が目立つ。同社は5日の新規上場後にいったん下落したものの切り返し、きょう上場後の高値を更新した。そのほか、きょう前引け時点ではファブリカコミュニケーションズ<4193>、WACUL<4173>、紀文食品<2933>、QDレーザ<6613>などが高い。
一方、前日13日に上昇したシキノハイテック<6614>やベビーカレンダー<7363>、ウイングアーク1st<4432>が反落しているほか、ブロードマインド<7343>、i-plug<4177>、表示灯<7368>などが安い。