今週の【早わかり株式市況】3週続伸、ハイテク株牽引で最高値更新
■今週の相場ポイント
1.日経平均は3週続伸、一時6万円大台乗せ
2.中東情勢は依然不透明も停戦期待根強い
3.米ハイテク株が強い動きに、SOX連騰
4.国内半導体株にも物色、全体相場を牽引
5.いびつな相場、TOPIX・グロース軟調
■週間 市場概況
今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比1240円(2.1%)高の5万9716円と、3週連続で上昇した。
今週も米ハイテク株高を受け、半導体セクターが相場を牽引する展開となった。半導体関連の影響が大きい日経平均の上昇が目立ったが、他方でTOPIXは出遅れ気味に。東証グロース市場250指数も弱い動きで「いびつな相場」の様相が強まった。
20日(月)の日経平均は上昇。前週末の欧州株市場が独DAXをはじめほぼ全面高に買われたほか、米国株市場ではNYダウが一時1100ドル超の上昇を示すなど上値指向が強く、ナスダック総合株価指数は約34年ぶりの13連騰と気を吐いた。週明けの東京市場もこの流れを引き継いだ。21日(火)も上昇。前日の欧米株全面安を受け風向きは悪かったが、朝方からリスクを取る動きが活発化した。依然として中東情勢は不透明ながら、イランと米国の間で和平交渉が継続することへの期待が買いを後押しした。22日(水)は朝安後に上昇。日経平均は前の週の16日に続き、再び史上最高値を更新した。米株市場でハイテク株が強い動きを続けるなか、半導体関連の主力銘柄を中心に物色が広がり全体を押し上げた。23日(木)は反落。朝方は引き続き半導体セクターが牽引する形で日経平均は上昇してスタート。ついに史上初となるフシ目の6万円大台に乗せた。しかしそれも束の間、フシ目達成感から一転して利益確定売りが膨らみ、一気にマイナス圏に沈んだ。売買代金は9兆円近くと活況だった。24日(金)は反発。前日の米株市場ではフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が17連騰を記録したほか、その後の時間外取引でインテル<INTC>が決算発表を受けて急騰した。この流れを引き継ぎ、東京市場も市場センチメントが改善。またしても日経平均は最高値を更新した。
■来週のポイント
来週は日米で決算発表が本格化する。足もと買いが集中しているAI・半導体関連の決算発表が波乱要因となる可能性もあり、注意したい。そのほか日米の金融政策決定会合が開かれるが、共に据え置きの公算。
重要イベントとしては、国内では28日朝に発表される3月の完全失業率と有効求人倍率、30日朝に発表される3月鉱工業生産が注目される。海外では28日に発表される米国4月コンファレンスボード消費者信頼感指数、29日に発表される米国2月住宅着工件数と米国3月住宅着工件数、30日に発表される中国4月製造業PMI、米国1-3月期GDP、米国3月の個人所得と個人消費支出、米国2月と3月のコンファレンスボード景気先行指数、5月1日に発表される米国4月ISM製造業景気指数に注視が必要だろう。
■日々の動き(4月20日~4月24日)
【↑】 4月20日(月)―― 反発、欧米株高を受け主力株中心に買い優勢
日経平均 58824.89( +348.99、+0.60) 売買高18億8764万株 売買代金 6兆5727億円
【↑】 4月21日(火)―― 続伸、半導体関連株を中心に買い優勢
日経平均 59349.17( +524.28、+0.89) 売買高20億2034万株 売買代金 6兆8522億円
【↑】 4月22日(水)―― 3日続伸、朝安もSBGが牽引し最高値更新
日経平均 59585.86( +236.69、+0.40) 売買高21億6963万株 売買代金 7兆9018億円
【↓】 4月23日(木)―― 4日ぶり反落、一時6万円台も利益確定売りが優勢
日経平均 59140.23( -445.63、-0.75) 売買高27億2846万株 売買代金 8兆9832億円
【↑】 4月24日(金)―― 反発、半導体関連が買われ最高値更新
日経平均 59716.18( +575.95、+0.97) 売買高22億3997万株 売買代金 7兆4853億円
■セクター・トレンド
(1)全33業種中、26業種が値下がり
(2)値下がり率トップは出光興産 <5019> など石油。資源株は伊藤忠 <8001> など卸売も安いがINPEX <1605> など鉱業は高い
(3)輸出株はまちまち。トヨタ <7203> など自動車が大幅安、ニコン <7731> など精密機器も売られたがイビデン <4062> など電機は堅調
(4)内需株もまちまち。イオン <8267> など小売り、GMOインタ <4784> などサービスが下落したがSBG <9984> など情報通信は値上がり率首位に買われた
(5)三菱UFJ <8306> など銀行、野村 <8604> など証券、日本取引所 <8697> などその他金融といった金融株は売られた
(6)中部電 <9502> など電気・ガス、第一三共 <4568> など医薬品、東急 <9005> など陸運といったディフェンシブ株も軟調
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