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富田隆弥の【CHART CLUB】 6万円大台にタッチ、スピード調整を想定

市況
2026年4月25日 10時00分

「6万円大台にタッチ、スピード調整を想定」

◆米国とイランの停戦協議が進まない中、日経平均株価は4月23日についに6万円の大台にタッチした。3月31日につけた安値5万0558円からわずか3週間ほどで9455円(+18.7%)も急騰した相場には驚くばかりだ。

◆一方、TOPIX(東証株価指数)が4月16日につけた戻り高値は、2月27日の史上最高値3938ポイントを110ポイントほど下回っている。東証プライム市場の騰落銘柄数は値下がり銘柄が多くなる日も目立ち、騰落レシオは89.69%(4月23日時点)と4月2日以来3週間ぶりに100%ラインを割り込んできた。

◆つまり、AI(人工知能)半導体関連など、日経平均株価への寄与度が高い一握りの主力株が指数を押し上げていることは明らかだ。AI・半導体相場が継続するのならば、日経平均株価の上値余地がさらに拡大する可能性は否定できない。しかし、個別株全体が冴えない中での高値更新という歪んだ相場が、長く続くとも思えない。

◆4月は新年度入りに伴い、海外投資家やファンド勢の買いが集中した可能性がある。だが、5月の大型連休が明けると、機関投資家は益出しの売りに動きやすくなる。それを踏まえて海外投資家などが早めに手仕舞いに動く可能性もある。

◆日経平均株価のテクニカル指標には過熱感が漂うものが少なくない。サイコロジカルラインや順位相関指数(RCI)、相対力指数(RSI)、移動平均線総合カイ離率などが注意信号を灯しているが、4月22日に売買代金上位5社の占有率が34%に達したことも異常な地合いを象徴している。

◆カネ余りの地合いであるから、すぐに大きく調整するとは思えず、健全なスピード調整を想定しておく。しかし、高値圏に来ていることは無視できず、現金比率を高めながら個別株投資ではこまめな対応を心掛けることが必要だろう。

(4月23日 記、原則毎週土曜日に更新)

情報提供:富田隆弥のチャートクラブ

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