話題株ピックアップ【夕刊】(3):トライアイズ、テクニスコ、HPCシス
■トライアイズ <4840> 694円 +100 円 (+16.8%) ストップ高 本日終値
トライアイズ<4840>はストップ高。22日の取引終了後、AIスタートアップ企業のコーピー(東京都千代田区)と業務提携を始めたと発表した。トライアイズのM&A後のPMI(統合プロセス)などにおけるフィジカルAIの活用・開発について協業するとしており、好感した買いが集まった。将来的な資本提携も検討する。なお、具体的な業務内容や役割は必要に応じ個別契約で決める。トライアイズは自社の知見にコーピーの製造業をはじめとする現場領域でのAI開発・実装力を組み合わせ、承継した企業のPMIをより迅速かつ実効性があるものとして推進していくという。
■テクニスコ <2962> 1,462円 +207 円 (+16.5%) 一時ストップ高 本日終値
テクニスコ<2962>が一時ストップ高に買われた。同社は光通信やパワー半導体向けのヒートシンクなどを製品群に持つ。産業用レーザー向けヒートシンクでは中国において不採算製品の実質的な撤退の影響などがあり、26年6月期第3四半期累計(25年7月~26年3月)は営業赤字で着地。一方で売上総利益率は改善した。既存製品に比べ放熱効率を大幅に向上させることが可能な独自材料のシルバーダイヤについては、サンプル評価から試作受注に移行した案件が複数あり、米ハイテク企業から生成AI関連やハイエンドCPU関連の引き合いが増加しているという。想定用途の一つであるデータセンター向けの採用・拡大期待は根強く6月中旬に入り資金流入が加速。前日まで陽線が4本継続して反騰攻勢を強めていたが、この日も物色意欲が顕在化し、株高に弾みがついたようだ。
■HPCシステムズ <6597> 5,160円 +480 円 (+10.3%) 一時ストップ高 本日終値
HPCシステムズ<6597>が急伸。トランプ米大統領が22日、量子コンピューターの開発推進と、量子コンピューターを利用したサイバー攻撃から政府システムを保護するための取り組みに関する大統領令に署名した。これを受けて株式市場において量子コンピューター関連株に対する注目度が高まり、科学・工学用高性能コンピューターのソリューションを展開し、関連銘柄の筆頭格として位置づけられるHPCシスに思惑的な資金が流入した。
■ヌーラボ <5033> 882円 +72 円 (+8.9%) 本日終値
ヌーラボ<5033>が3日ぶりに急速に切り返す展開。同社はプロジェクト管理ツールを提供し企業の業務円滑化を支援するが、27年3月期業績はAI機能を搭載した管理ツールが需要を捉え急回復が見込まれている。会社側では営業利益段階で前期比84%増の6億5000万円を予想しているが、なお保守的との見方は根強く増額修正の可能性が意識されている。そうしたなか、22日取引終了後に同社は28年度を最終年度とする中期経営計画を策定したことを発表した。数値目標としては29年3月期の営業利益段階で18億円を掲げており、これは前期実績比で5倍強の高水準ということもあって、投資資金を強く誘導する材料となった。
■GVA TECH <298A> 331円 +19 円 (+6.1%) 本日終値
GVA TECH<298A>が上げ幅を拡大した。23日午前10時ごろ、同社と第一法規(東京都港区)、FRAIM(同渋谷区)を含めた3社が、弁護士向け裁判書類作成の領域で業務提携を開始したと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。GVAテックの裁判書類作成AI「ベンパル 書面作成」と第一法規の法情報総合データベース「D1-Law.com 判例体系」、FRAIMの文書業務支援Wordアドイン「スグラク」をつなぐことで、複数のツールを往復することなく一気通貫で裁判書類の作成を完結できるようにする。営業・販売連携と相互送客なども進める予定。連携機能は今年秋の提供を計画する。
■ニフティライフスタイル <4262> 1,320円 +15 円 (+1.2%) 本日終値
ニフティライフスタイル<4262>はしっかり。22日取引終了後、子会社GiRAFFE&Co.がAI広告・AI検索時代に向けたデータ基盤最適化コンサルティング「テクニカルAIO」を提供開始したと発表した。同サービスは企業ごとの課題に応じて、AI広告・AI検索・SEOに共通して活用できるデータ基盤の整備方針を診断・設計・改善を通じて共同で構築していくもの。
■ガイアックス <3775> 405円 +4 円 (+1.0%) 本日終値
ガイアックス<3775>は高い。22日取引終了後、取得上限60万株(自己株式を除く発行済み株式総数の11.76%)、または2億円とする自社株買いの実施を発表した。期間は6月23日~来年6月18日。これが買い手掛かりとなったようだ。あわせて、2025年12月分をもって株主優待制度を廃止すると発表。また、ブランディングや広告・各種コンテンツの企画制作、メディア企画運営などを行うkokodear(東京都渋谷区)を連結子会社化することを明らかにした。
■SMK <6798> 3,115円 +30 円 (+1.0%) 本日終値
SMK<6798>が逆行高。コネクターやスイッチを主力に手掛ける電子デバイスメーカーで、車載向け需要獲得に傾注するが業績は足もと回復色が鮮明、株主還元にも抜かりなく配当利回りは3%を超えている。そうしたなか、アクティブ系資産運用ファンドであるfundnoteが同社株を買い増す動きにあり、22日に提出した変更報告書でfundnoteの同社株保有比率が8.72%から9.80%に高まったことが判明した。保有目的は「投資信託の信託財産の運用のため保有」とし、「スチュワードシップ・コードに則り建設的な対話により、IR・資本効率・ガバナンスの高度化と企業価値向上を促す」方針を示す。ただし、受益者の利益を保全するために、保有目的を「重要提案行為を行う」に変更する場合があるとしており、これを受けて同社株の中期的な株式価値向上に向けた思惑が株価を押し上げている。
■イノバセル <504A> 446円 +1 円 (+0.2%) 本日終値
イノバセル<504A>は3日ぶりに反発。きょう寄り前、開発パイプラインの1つで切迫性便失禁をターゲット疾患とする「ICEF15」について、現在実施している国際共同第3相臨床試験組入症例数の実績速報値の公表を22日から始めたと発表した。今後は2週間に1回程度のペースで公表する。組入症例数の合計は6月17日速報値で247と目標まで残り43に迫っており、これらを好感した買いが入った。
■BlueMeme <4069> 787円 -71 円 (-8.3%) 本日終値
BlueMeme<4069>は大幅続落。22日の取引終了後、今月末が法定提出期限である26年3月期有価証券報告書について、提出期限の延長申請を検討していると発表しており、嫌気した売りが出た。同社は過去の事業年度に行った特定の取引先に対する取引について、売り上げの計上時期及び会計処理、仕入取引の会計処理に誤りがあったことが判明しており、特別調査委員会による調査を実施している。調査完了やその後の決算関連手続き、会計監査法人による監査手続きに相応の時間を要する見込みであることから、提出期限までに監査報告書を受領することができないと判断した。
●ストップ高銘柄
サクシード <9256> 3,740円 +700 円 (+23.0%) ストップ高 本日終値
シンカ <149A> 1,000円 +150 円 (+17.7%) ストップ高 本日終値
ツインバード <6897> 551円 +80 円 (+17.0%) ストップ高 本日終値
サツドラHD <3544> 1,113円 +150 円 (+15.6%) ストップ高 本日終値
など、5銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース