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夏のボーナスで賢く仕込む!7月権利確定の「実力派優待銘柄」 <株探トップ特集>

特集
2026年6月23日 19時30分

―歴史的大相場の折り返し地点だから注目、年間予算を再考し戦略的に実利を獲得―

日経平均株価が6月22日に終値ベースで7万2000円台に乗せるなど、東京株式市場は歴史的な大相場となるなか、2026年相場は早くも後半戦へ突入しようとしている。全体相場は高値圏で強い動きを見せているが、ここから警戒されるのが、機関投資家の動きが鈍る特有の「夏枯れ」の季節だ。

こうしたなか、この時期ならではのボーナス資金の新たな行き先としても注目されるのが株主優待銘柄だ。NISA(少額投資非課税制度)の「成長投資枠」の残り予算も意識されるなか、年間予算の使い道を再考する折り返し地点で株主優待銘柄は戦略的なターゲットとなり得る。実質7月相場入りを控え、改めて7月の優待銘柄に注目してみたい。

●日々の生活に結びついた企業の多い7月優待銘柄

7月期決算企業は東京証券取引所に上場する企業の2%に満たないものの、製造業よりも外食やレジャーなど日々の生活に結びついた企業が多く、優待内容も食事券・割引券など自社の商品やサービスに関連するものが多い。また、株主優待を実施する約1700社のうち、7月に株主優待の権利が確定する企業は7月期決算企業、1月期決算企業を中心に40社強に及ぶが、6月に優待を実施する企業が160社以上あったことを考慮すると激変することになる。だからこそ優待内容や優待利回り、直近の業績などを丁寧にチェックすることが可能で、納得のいく株主優待を選ぶことができる。

7月に権利を確定させると、優待品が手元に届くのは一般的に10月から11月ごろとなる。この時期は「夏休みの出費のツケが回ってくる時期」であり、「衣替えなどで地味に出費が増える時期」でもある。ちょうど家計がさびしくなる時期に、ご褒美や生活支援として届くのが7月優待の真骨頂といえよう。

●権利付き最終日は7月29日

7月の株主優待の権利を得るためには、月末締めの企業ならば権利付き最終日である29日(20日締め企業ならば15日)までに株式を購入し、保有している必要がある。特に20日は海の日の祝日なので、20日締めの企業の権利確定には注意が必要だ。

人気の優待銘柄はここに向かって株価が緩やかに上昇することも多く、本来は1カ月前には保有しておくくらいの余裕がほしい。ただ、全体相場が史上最高値を更新するなか、高値警戒感も強まっていることから、一服局面での株主優待狙いの投資は有効といえる。そこで重要となるのが、毎月述べているが、出口戦略を一つに絞らないスタンスだ。

「月末まで保有して優待を確実に手にする」という選択肢はもちろん、権利確定を前に株価が配当・優待分以上に上昇したのであれば優待に固執せず、売却してキャピタルゲインを確定させる。つまり優待という実利を保険にしつつ、市場の熱量を利用して値上がり益を狙う「二段構え」が、資金効率の最大化につながるだろう。また、同じ銘柄の株式を現物で「買い」、同時に信用取引で「売り」を行うつなぎ売りの活用なども検討し、リスクを抑えることも考えたい。

●7月株主優待の代表格

ここからは主な7月の株主優待銘柄を紹介したい。

7月優待銘柄の代表格といえばJMホールディングス <3539> [東証P]だろう。関東を中心に大型食品スーパー「ジャパンミート」や「肉のハナマサ」を展開している。株主優待は毎年7月末日時点で100株以上を1年以上保有する株主を対象に保有株数100株以上でグループ商品券1000円分を、また200株以上では保有株数に応じて2500~1万円相当の精肉関連商品、2~10キログラムの南魚沼産コシヒカリ、2500~1万円分のグループ商品券の3つのうち1つを選択できるようにしている。特に200株以上保有の株主に届く精肉やコメは家計の助けになると人気だ。

日本駐車場開発 <2353> [東証P]は、直営やサブリースによる駐車場運営の国内大手であるほか、スキー場も運営。株主優待は毎年1月末日及び7月末日時点で500株以上を保有する株主を対象に実施しており、7月末日株主に対しては時間貸し駐車場30%割引券やテーマパーク利用券、スキー場や温泉施設の割引券などを提供している。スキーやレジャーに行く際の施設利用料や駐車場代に利用できることから、アクティブな人にはうれしい優待だ。また、子会社の日本スキー場開発 <6040> [東証G]も7月末日時点で100株以上を保有する株主を対象にグループやアライアンスパートナーリゾートの施設利用割引券などを提供している。

●生活密着系の株主優待

ティーライフ <3172> [東証S]は、プライベートブランド(PB)による健康茶や化粧品・健康食品などをカタログやネット通販により販売している。株主優待は毎年1月末日及び7月末日時点で100株以上を保有する株主を対象に自社商品の買い物に利用できる優待券を保有株数に応じて1000~3000円分提供する。人気の健康茶や健康食品を試せるのが魅力となっている。

プレミアアンチエイジング <4934> [東証G]は、アンチエイジングを軸にスキンケアやヘアケア、インナーケアなどの複数のブランドを展開しており、「DUO(デュオ)」や「CANADEL(カナデル)」などを展開している。株主優待は毎年7月末日時点で100株以上を保有する株主を対象に公式通販サイトで1ポイント=1円として利用できるポイントを一律で4700ポイント提供。多くの女性に支持されている商品が手に入れられることに加えて、あわせて会社側が送料を負担するクーポンも提供しているので、実用的だと好評だ。

アクシージア <4936> [東証S]は、化粧品やサプリメントの製造販売を行っており、中国をはじめアジア圏のECに強みを持つ。株主優待は毎年7月末日時点で200株以上を保有する株主を対象に特設サイト及び公式オンラインショップで利用できる優待券を保有株数と保有期間に応じて6000~3万6000円分提供。優待で得られる価値を必要投資額で割った優待利回りが9%台と高いうえ、サロン品質の高級基礎化粧品やサプリメントをお得に手に入れるチャンスとして注目されている。

ベストワンドットコム <6577> [東証G]は、クルーズ旅行予約サイト「ベストワンクルーズ」の運営が主な事業。株主優待は毎年7月末日時点で100株以上を保有する株主を対象に、自社で取り扱うクルーズ旅行商品の予約時に利用可能な優待割引券を保有株数に応じて1万~3万円分と、PayPayマネーライト、Amazonギフトカードなどと交換できるデジタルギフトを1万円分提供している。クルーズ旅行は元々の単価が高いため「一度は体験してみたい」と思っている人にも人気だ。

グローバルスタイル <7126> [東証S]は、オーダーメイドスーツやオーダーメイドシャツの専門店「GINZA Global Style」を展開している。株主優待は毎年7月末日時点で200株以上を保有する株主を対象に自社運営の国内実店舗で利用できる優待券を保有株数に応じて1万~3万5000円分提供する。ビジネスマンやスーツを着る機会がある人にとって実用性が高く、またオーダースーツ購入のハードルが下がるとして注目されている。

クロスフォー <7810> [東証S]は、ジュエリーやアクセサリーのデザイン・販売を行っており、「クロスフォーカット」やセッティング技術の「ダンシングストーン」などを独自で開発・特許取得するなど知的財産による製品開発が強み。株主優待は毎年7月末日時点で1000株以上を保有する株主を対象に1万円相当の自社製品を提供している。自分へのご褒美としてはもちろん、プレゼントにも適していると人気だ。

また、1月・7月末日時点で500株以上を保有する株主に1万円分のQUOカードを提供するエイチームホールディングス <3662> [東証P]、1月・7月末日時点で200株以上を保有する株主に1万円分のQUOカードを提供するさくらさくプラス <7097> [東証G]、1月・7月末日時点の株主を対象に株主優待を行い、7月末日時点では200株以上を6カ月以上保有する株主に保有株数に応じて自社ギフト2000~1万円分を提供するブラス <2424> [東証S]なども優待利回りから注目されている。26年7月末限定だが、300株以上を保有する株主を対象に2万5000円分のデジタルギフトを提供するはてな <3930> [東証G]も優待利回りが高い。

このほか1月期決算企業だが、7月に株主優待を行う銘柄にも注目。7月末日時点で100株以上を半年以上保有する株主に自社商品や優待券を提供するモロゾフ <2217> [東証P]や、1月・7月末日時点で100株以上を保有する株主に1万円分の食事券(電子チケット)を提供するNATTY SWANKYホールディングス <7674> [東証G]、7月末日時点で200株以上を保有する株主にデジタルギフト1万円分と500株以上を保有する株主にグループのゴルフショップで利用できる2万円分の割引券(またはポイント)を提供するバリューゴルフ <3931> [東証G]なども生活密着型の優待として知られている。

(株主優待の内容はいずれも6月23日時点)

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