話題株ピックアップ【夕刊】(2):K&Oエナジ、ディスコ、キオクシア
■K&Oエナジーグループ <1663> 1,845円 +12 円 (+0.7%) 本日終値
K&Oエナジーグループ<1663>が4日続伸。同社は23日の取引終了後、株主優待制度の導入を発表しており、材料視されたようだ。毎年12月末時点で100株以上を1年以上継続保有する株主が対象。保有株式数と継続保有期間の区分に応じ、500円から2万4000円分に相当する「選べる電子ギフト」を付与する。初回の2026年12月31日を基準日とする優待に限り、保有期間の要件を6カ月以上とする。
■ディスコ <6146> 60,890円 -8,520 円 (-12.3%) 本日終値 東証プライム 下落率2位
ディスコ<6146>は4日ぶりに大幅反落。23日の取引終了後、27年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算の発表にあわせて、第2四半期累計(4~9月)の業績予想を開示した。売上高予想は2428億円(前年同期比24.8%増)、営業利益予想は1049億円(同33.0%増)としたものの、物足りなさを意識した投資家の売りが優勢となった。未定としていた中間配当予想は171円とし、42円増配。第2四半期(7~9月)の出荷額は約1410億円、為替レートは1ドル=159円を想定する。4~6月の売上高は1143億800万円(前年同期比27.1%増)、営業利益が490億3300万円(同42.2%増)だった。精密加工装置が高性能半導体向けの高付加価値品を中心に好調だったうえ、消耗品である精密加工ツールの出荷は顧客の設備稼働率などに連動して高水準で推移。出荷額が1359億600万円(同22.3%増)となった。
■キオクシア <285A> 56,010円 -5,870 円 (-9.5%) 本日終値 東証プライム 下落率4位
キオクシアホールディングス<285A>が一時10%を超す下落となった。米ブルームバーグ通信によると、韓国が個別銘柄のレバレッジ型ETF(上場投資信託)の規制の導入時期を7月31日に前倒しすると報じた。新たに購入する場合、3000万ウォンの現金預託金を差し入れるか、3000万ウォン以上の口座残高を保有することを条件とするもので、8月5日の導入が予定されていた。半導体メモリー関連株に連動するレバレッジ型ETFは韓国株の変動性を高めているとの指摘があった。これを受け、サムスン電子やSKハイニックス<SKHY>といった韓国の半導体メモリー関連銘柄への資金流入が減少することで両社の株価が下落し、同業のキオクシア株がツレ安する可能性が意識され、売り圧力が高まったようだ。
■Terra Drone <278A> 12,690円 -1,080 円 (-7.8%) 本日終値
Terra Drone<278A>が大幅続落。東京証券取引所が23日の取引終了後、同社株の信用取引による新規の売り付け及び買い付けに係る委託保証金率を24日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする臨時措置を発表した。また、日本証券金融も23日に、貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を24日売買分から50%(うち現金担保分20%)にする貸借取引銘柄別増担保金徴収措置を発表しており、信用規制による取引負担の増加により、個人投資家からの資金流入が細るとの警戒感が台頭したようだ。
■日本精線 <5659> 1,452円 -54 円 (-3.6%) 本日終値
日本精線<5659>がマイナスに転じた。午後2時30分ごろに第1四半期(4~6月)連結決算を発表。売上高121億900万円(前年同期比7.4%増)、営業利益8億400万円(同72.9%増)、純利益6億3500万円(同2.0倍)と大幅増益となったものの、目先の材料出尽くしとみた売りが出たようだ。主力のステンレス鋼線は、国内の住宅着工件数が低調に推移したことなどにより建築・土木関連向けねじ用材が低調となり販売数量は微減となったが、高機能・独自製品のうち日用品や医療向けのばね用材などが堅調に推移した。また、金属繊維(ナスロン)は、ナスロンフィルターは低調となったものの、AIやデータセンター向け半導体需要の高まりを受けて、半導体関連業界向け超精密ガスフィルターが好調に推移した。なお、27年3月期通期業績予想は、売上高497億円(前期比6.6%増)、営業利益39億円(同26.7%増)、純利益28億円(同30.4%増)の従来見通しを据え置いている。
■ナガセ <9733> 2,286円 -57 円 (-2.4%) 本日終値
ナガセ<9733>は大幅続落。23日の取引終了後、27年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表した。売上高が142億1100万円(前年同期比3.6%増)、営業損益が9400万円の赤字(前年同期は2900万円の黒字)だった。各損益が赤字に転落しており、嫌気した売りが出た。高校生部門で新規入学数や在籍生の夏期学習用講座の追加取得が増えたことで売り上げが拡大したものの、広告宣伝費や人件費の増加が負担となった。なお、27年3月期通期業績予想は、売上高671億2300万円(前期比4.6%増)、営業利益65億5200万円(同9.6%増)の従来見通しを据え置いた。4~6月期の業績は概ね計画通りに推移しているという。同社は営業収益の計上が生徒募集期に当たる下半期に集中し、上半期は費用計上が先行する傾向を持つ。
■ジャフコ グループ <8595> 2,270.5円 -49.5 円 (-2.1%) 本日終値
ジャフコ グループ<8595>は4日ぶり反落。この日正午ごろ、第1四半期(4~6月)単独決算を発表。売上高は30億7300万円(前年同期連結71億5800万円)、純利益は5億6400万円(同21億円)だった。投資先の新規IPOがベンチャー投資において1社あり、M&Aによる主なEXIT実績としてバイアウト投資において1社株式譲渡した。一方でキャピタルゲインは前事業年度の水準を下回って推移したという。子会社2社を連結から除外したため、26年3月期第3四半期から単独決算へ移行した。単純比較はできないものの前年同期と比べ売上高、純利益とも大きく減少しており、これがネガティブ視されたようだ。
株探ニュース