富田隆弥の【CHART CLUB】 休むも相場、好機を待つのも相場
「休むも相場、好機を待つのも相場」
◆梅雨がようやく明けたと思ったら今度は連日の猛暑に見舞われ、体調管理が難しくなっている。一方、株式市場も夏バテ気味だ。日経平均株価に続きNYダウ、ナスダックも25日移動平均線を割り込み、市場にも夏休み(バカンス)ムードが漂う。
◆日経平均株価は17日に6万2704円まで突っ込んだ後、75日線(23日時点6万4172円)を下値支持線として反発した。だが、戻りは6万7592円止まりで、6月22日から続く上値抵抗線を上回ることができず、25日線(同6万8737円)に迫る勢いは感じられない。
◆6月22日の上場来高値11万2700円から1カ月で約54%も急落したキオクシアホールディングス <285A> [東証P]は、7月21日に付けた5万1370円を目先の底として反発したものの、やはり上値抵抗線を抜けずにいる。電子部品関連の村田製作所<6981>[東証P]や太陽誘電<6976>[東証P]のチャートも似た動きをしている。
◆つまり、これらの銘柄は大相場に亀裂を入れたことで需給が悪化し、投資家の売買スタンスがこれまでの押し目買いから戻り売りに転じたことがうかがえる。また、日経平均株価が冴えなかった7月に逆行高を演じていた百貨店株や鉄道株も、ここにきて調整が目立つようになっている。
◆国内投資家に加え、ヘッジファンドなどの海外投資家が、バカンスを前にポジション調整を進めていることは否めない。そうなると、「8月のお盆頃まで調整」というアノマリー(経験則)が無視できなくなる。ここは“休むも相場”。 “好機を待って動く”のも相場である。
(7月23日 記、原則毎週土曜日に更新)
情報提供:富田隆弥のチャートクラブ
株探ニュース