前週末24日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―
■日本電技 <1723> 2,510円 (+318円、+14.5%)
日本電技 <1723> [東証S]が4日続急騰。24日午後2時10分ごろ、27年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算を発表した。売上高が86億9600万円(前年同期比3.2%増)、営業利益が17億5600万円(同39.4%増)だったとしており、業況を評価した買いが集まった。主力の空調計装関連事業で工場及び事務所向け物件などの既設工事が増えたほか、産業システム関連事業で電気工事やソフトウェアなどが伸びた。受注高は159億7100万円(同30.8%増)となった。空調計装関連事業においては工場及び宿泊施設向け物件などの新設工事、工場及びデータセンター向け物件などの既設工事が増加した。27年3月期の通期業績予想は売上高515億円(前期比11.1%増)、営業利益125億円(同5.7%増)の従来見通しを据え置いた。なお、同社は工事の完成引き渡しが集中する第4四半期(1-3月)に売上高が多くなるという事業特性を持つ。
■KOA <6999> 2,782円 (+288円、+11.6%)
東証プライムの上昇率3位。KOA <6999> [東証P]が急反騰。23日の取引終了後に、27年3月期の連結業績予想について、売上高を774億円から873億円(前期比20.8%増)へ、営業利益を28億3000万円から53億6000万円(同47.0%増)へ、純利益を47億8000万円から77億4000万円(同95.9%増)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各19円50銭の年39円から中間・期末各31円50銭の年63円へ増額修正したことが好感された。北米のディストリビューター向けや日本の産業機器向け、アジア地域のAI関連機器向け受注が旺盛で第1四半期業績が想定を上回って推移したことに加えて、第2四半期以降もこれらの需要が堅調に推移する見通しであることが要因としている。なお、同時に発表した第1四半期決算は、売上高208億8000万円(前年同期比23.9%増)、営業利益8億5100万円(同70.2%増)、純利益16億2900万円(同3.9倍)だった。
■愛媛銀 <8541> 2,794円 (+286円、+11.4%)
東証プライムの上昇率4位。愛媛銀行 <8541> [東証P]が4日続急騰。24日寄り前、一部報道機関が伝えた、いよぎんホールディングス <5830> [東証P]との経営統合について、24日開催の取締役会に付議する予定と発表しており、好感した買いが集まった。今回の件を巡り、日本経済新聞電子版が23日夜に「愛媛県地盤で伊予銀行を傘下に置くいよぎんホールディングス(HD)と愛媛銀行が経営統合に向けて最終調整していることが23日、わかった」と報じていた。両行が強みを持ち、成長分野である船舶融資で互いのノウハウを掛け合わせるという。
■アイズ <5242> 2,209円 (+219円、+11.0%) 一時ストップ高
アイズ <5242> [東証G]が9日続急騰、一時ストップ高となった。需給相場の様相を呈するなか、この日は23日の取引終了後に、オンラインファクタリングサービス「レゾナス」の提供対象を、従来の法人に加えて新たに個人事業主・フリーランスへ拡大したと発表したことが好感された。同社が運営するファクタリング会社のクチコミ比較サイト「ファクログ」の利用者の約8割を個人事業主が占めていることや、個人事業主・フリーランスからの「レゾナス」へのサービス利用に関する問い合わせや提供対象の拡大への要望が多いことに対応した。あわせて、小規模なサービスニーズにも柔軟に対応できるよう、最低利用額を10万円へ引き下げ、より利用しやすいサービスへと拡充したという。
■大黒屋 <6993> 83円 (+6円、+7.8%)
大黒屋ホールディングス <6993> [東証S]が続急伸。23日の取引終了後に、27年3月末時点の株主から株主優待制度を導入すると発表したことが好感された。毎年3月末日時点で10単元(1000株)以上を半年以上継続して保有する株主を対象に、同社店舗で買い物及び売却の際に使用できる優待券を3000円相当提供する。
■ジーダット <3841> 1,289円 (+90円、+7.5%)
ジーダット <3841> [東証S]が急反発。24日付の日本経済新聞朝刊で「人工知能(AI)を活用して回路設計を自動化する」と報じられており、好材料視されたようだ。記事によるとアナログ半導体やパワー半導体の設計に活用するとしており、27年から提供を始めるという。設計作業の大幅な時間短縮につながるとして、需要増への期待が高まっている。
■ミクロン <6159> 1,935円 (+125円、+6.9%)
ミクロン精密 <6159> [東証S]が続急伸。23日取引終了後、7万株(自己株式を除く発行済み株数の1.5%)を上限に24日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自社株を取得すると発表した。買い付け価格は23日終値の1810円。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、ミクロンは予定通り買い付けを実施し、6万8000株を取得した。
■東宝 <9602> 1,446.5円 (+88円、+6.5%)
東証プライムの上昇率7位。東宝 <9602> [東証P]が3日ぶり急反発。24日、「映画ちいかわ 人魚の島のひみつ」が公開初日を迎えた。「ちいかわ」として初の劇場版で、公開初日の上映回数の多さが話題になっていたが、初日の劇場の予約状況からヒット作となるとの期待感が台頭。興行収入の拡大を見込んだ買いが集まったようだ。オリコンニュースによると、都内の映画館では一日の上映数が「名探偵コナン」や「鬼滅の刃」と同規模の回数を上映する場所があり、早くも盛り上がりをみせているという。
■イノバセル <504A> 468円 (+24円、+5.4%)
イノバセル <504A> [東証G]が7日ぶり急反発。23日の取引終了後、医薬品商業化を専門とする米エバーサナ・ライフサイエンス・サービスと切迫性便失禁をターゲット疾患とする細胞治療製品「ICEF15」の米国での市場展開に関する契約を同日付で締結すると発表した。同国における流通・供給体制整備や営業担当者の配置調整といったICEF15の商業化業務を委託するとしており、材料視した買いが集まった。今回の契約は、米国市場における権利を第三者に許諾する従来型のライセンスアウト方式とは異なり、イノバセルがICEF15に関する米国での製品権利及び資産を引き続き保有したまま、エバーサナの商業化インフラを活用する協業スキームとなっている。
■日農薬 <4997> 1,085円 (+48円、+4.6%)
日本農薬 <4997> [東証P]が大幅反発。23日の取引終了後に、26年9月末時点の株主から株主優待制度を導入すると発表したことが好感された。毎年9月末時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に、一律でおこめ券4枚(1760円相当)を提供する。
■リベルタ <4935> 312円 (+12円、+4.0%)
リベルタ <4935> [東証S]が大幅続伸。東京証券取引所が24日から同社株の信用取引に関する規制を解除すると発表した。これにより、個人投資家からの資金流入が再び活発化するとの見方から買われた。また、日本証券金融も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表した。
■Aバランス <3856> 517円 (+19円、+3.8%)
Abalance <3856> [東証S]が3日ぶり大幅反発。23日の取引終了後に、5月25日に発表した自社株買いについて、取得枠の上限を100万株から400万株(発行済み株数の21.02%)へ、また取得価額の総額の上限を5億円から20億円へ引き上げたことが好感された。資本効率の向上や株主還元の充実を図るとともに、今後の経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を実施することが目的という。なお、取得期間は12月31日までで変更はない。
■アスタリスク <6522> 1,690円 (+60円、+3.7%)
アスタリスク <6522> [東証G]が大幅高で4日続伸。東京証券取引所が24日から同社株の信用取引に関する規制を解除すると発表した。これにより、個人投資家からの資金流入が再び活発化するとの見方から買われた。また、日本証券金融も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表した。
■イオレ <2334> 515円 (+14円、+2.8%)
イオレ <2334> [東証G]が続伸。23日の取引終了後に、潤滑油ブランド「Castrol」を展開する英Lubricants UK社及びAIサーバー・ストレージの販売・導入支援を行うWOODMAN(東京都品川区)と次世代液冷/液浸型データセンター(DC)ソリューションの共同開発及び市場展開に関する戦略的協業を目的とした覚書(MOU)を締結したと発表しており、好材料視された。液冷/液浸技術分野でグローバルな知見を有する「Castrol」、並びにデータセンター向けシステムインテグレーション能力を有するWOODMANと協業し、冷却技術領域におけるパートナーシップを構築することで、次世代AIデータセンターソリューションの提供体制を強化するとともに、データセンターの運営効率の向上を図るのが目的。今後、今年8月に最新エヌビディア <NVDA> 製AI推論向けGPUを搭載した液浸型ソリューションの販売を開始し、9月にはデータセンターへの納入を開始する予定だ。
■郵船 <9101> 5,946円 (+129円、+2.2%)
日本郵船 <9101> [東証P]が反発。そのほか、商船三井 <9104> [東証P]、川崎汽船 <9107> [東証P]が底堅く推移した。中東情勢を巡ってイエメンの親イラン武装組織フーシ派が紅海の封鎖を宣言し、サウジアラビアの石油タンカーに攻撃を行った。地中海からスエズ運河を経てアラビア海をつなぐ紅海ルートの航行が困難となれば他ルートへの迂回を余儀なくされることになる。原油価格の上昇懸念よりも、海上輸送運賃の上昇に伴う収益押し上げ期待が上回る格好となり、全体相場が軟調ななかで海運株への買い意欲が顕在化している。
■INPEX <1605> 3,761円 (+64円、+1.7%)
INPEX <1605> [東証P]が4日続伸。そのほか、石油資源開発 <1662> [東証P]が4日続伸。23日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の9月限が前日22日比5.36ドル高の1バレル=92.19ドルと大幅続伸。一時、93.50ドルと6月中旬以来の水準に上昇した。トランプ米大統領は23日、「イランに対する大規模な攻撃を検討している」と米ニュースサイトのアクシオスに話した。また、親イラン武装組織フーシが紅海でサウジアラビアの石油タンカー2隻を攻撃したと伝わった。ホルムズ海峡や紅海からの原油供給が滞ることが警戒されるなか、原油先物価格は上昇基調を強めている。
■シンプレクス <4373> 1,047円 (+14円、+1.4%)
シンプレクス・ホールディングス <4373> [東証P]が4日ぶり反発。23日の取引終了後、グループ会社が提供するリモートワーク時のセキュリティー対策を支援するAIソリューションを日本航空 <9201> [東証P]が導入したと発表しており、株価の支援材料となったようだ。同ソリューション「Deep Percept for remote work」(ディープパーセプト・フォー・リモートワーク)は、シンプレクスグループでAIの研究開発を担うDeep Perceptが開発したAIエンジンを採用。PC画面の盗撮や覗き見を検知し、ウェブカメラ画像や検知時に表示されていたPC画面のスクリーンショットを記録する。
■神戸物産 <3038> 2,659円 (+31円、+1.2%)
神戸物産 <3038> [東証P]が続伸。同社は24日、新業態として「韓国酒場 ハンサン 三宮店」を神戸市中央区でオープンすると発表。収益貢献を期待した買いが入ったようだ。オープンは8月6日。今後も出店を続け、将来的にフランチャイズでの拡大を目指す。海外協力メーカーとのつながりを生かし、調味料やドリンクなどを安価で仕入れるとともに、国内の食品製造工場や物流ネットワークも活用。原材料コストや物流コストの抑制につなげつつ、外食分野での積極的な事業展開を推進する。
■キングジム <7962> 799円 (+9円、+1.1%)
キングジム <7962> [東証P]が3日続伸。23日の取引終了後に集計中の26年6月期連結業績について、営業利益が従来予想の10億円から12億1000万円(前の期比2.3倍)へ、純利益が6億5000万円から10億5000万円(同2.5倍)へそれぞれ上振れて着地したようだと発表したことが好材料視された。生活環境用品の売り上げの低迷や子会社ぼん家具の業績が低調に推移したため、売上高は405億円から391億3000万円(同1.3%減)へ下振れたものの、価格改定の効果による売上総利益率の改善や販管費の効率化が進んだことが利益を押し上げた。
※24日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース