話題株ピックアップ【夕刊】(3):サークレイス、シード、トライアイズ
■サークレイス <5029> 940円 +150 円 (+19.0%) ストップ高 本日終値
サークレイス<5029>がストップ高に買われた。同社はAI・クラウド導入運用支援を展開。「Salesforce」の導入・運用で豊富な支援実績を構築し、強みとしている。そのセールスフォース<CRM>が26日の米株取引終了後に26年5~7月期(第2四半期)の決算を発表。1株利益が市場予想を上回ったほか、通期の業績見通しを上方修正している。これを受け、セールスフォースの株価は時間外取引で急伸し、サークレイスの株価の刺激材料となったようだ。同じくセールスフォース関連株のフレクト<4414>も大幅高。SaaS関連株全般に買いが優勢となっており、フリー<4478>やマネーフォワード<3994>が高い。
■シード <7743> 635円 +100 円 (+18.7%) ストップ高 本日終値
シード<7743>はストップ高。26日の取引終了後、中国・立訊精密工業(ラックスシェア)が傘下企業を通じ、株主を同社グループとシード筆頭株主である新井隆二氏のみにすることを目的としてTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。TOB価格の1株795円にサヤ寄せする動きを見せた。買付予定数の下限は540万8800株(所有割合17.87%)で、上限は設定しない。買付期間は8月27日から10月13日まで。シードは賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨している。TOBが成立した場合、シードは所定の手続きを経て上場廃止となる見込み。最終的に議決権保有比率は新井氏が51%、立訊精密工業の傘下企業が49%を有する予定。東京証券取引所はシード株式を26日付で監理銘柄(確認中)に指定した。立訊精密工業グループは医療・ヘルスケア関連分野を今後最も成長が期待される重点領域の一つに位置付け、23年下半期からはコンタクトレンズの受託製造事業へ参入する可能性を検討していた。25年6月下旬に提携先候補を総合的に検討した結果、シードが立訊精密工業グループの理念及び技術、戦略と最も高い親和性を有するという結論に至り、同年8月中旬にシナジーの実現により資するとの考えから、非公開を提案する方針を固めた。
■トライアイズ <4840> 645円 +100 円 (+18.4%) ストップ高 本日終値
トライアイズ<4840>がストップ高。26日の取引終了後、LIMNO(鳥取市)を完全子会社化することで基本合意したと発表した。LIMNOは三洋電機(現パナソニック ホールディングス<6752>)の製造担当会社である鳥取三洋電機を源流とし、タブレットなどを製造する。取得価額は6億円を予定。収益貢献を期待した買いが優勢となった。10月1日に株式譲渡を実行する計画。朝日信託(東京都千代田区)が保有するLIMNOの全株式を取得する。トライアイズはLIMNOの財務基盤や設備投資力、製品・サービス開発力の強化を図りつつ、事業シナジーを生み出していく。LIMNOの25年9月期の売上高は168億400万円、営業利益は4億3500万円だった。
■ABEJA <5574> 2,973円 +140 円 (+4.9%) 本日終値
ABEJA<5574>は続伸。26日の取引終了後、シンガポール子会社を設立すると発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。新会社では、現地の企業や大学・研究機関、政府機関などとパートナーシップを構築し、案件開発を推進。ASEAN地域での事業展開の拠点と位置づけ、AIやフィジカルAI関連事業の拡大を目指す。9月下旬に設立する予定という。
■アシロ <7378> 1,555円 +59 円 (+3.9%) 本日終値
アシロ<7378>が大幅反発。26日の取引終了後に、大阪府高石市と包括連携協定を締結したと発表しており、好材料視された。これにより、アシロが運営する弁護士相談ポータルサイト「ベンナビ」を活用した法律相談へのアクセス環境の整備や、法律情報の提供・周知、法教育支援などに取り組むほか、災害発生時には被災者が抱える住宅・保険・債務などに関する法的課題への相談機会の提供に努めるという。また、生活必需品・衛生用品などの物資支援についても、高石市と協議のうえ実施するとしている。
■モルフォ <3653> 782円 +24 円 (+3.2%) 本日終値
モルフォ<3653>が反発。この日、東京都立産業技術研究センター(東京都江東区)が実施する26年度公募型共同研究において、同社などが提案した「屋内自律点検ドローン計測サービスの実証」が実証型研究として採択されたと発表しており、好材料視された。同研究は、Prodrone(名古屋市天白区)、村田機械(京都市伏見区)との3社共同提案によるもので、26年7月1日から最長1年間、3社が連携し屋内環境における自律点検ドローンを用いた計測サービスの開発・実証に取り組む。モルフォでは、画像処理・AI技術の研究開発で培った知見を、建設・測量・製造をはじめとする産業分野へ展開しており、今回の採択を屋内ドローンによる点検・計測サービスの社会実装に向けた重要な機会と位置づけている。
■YE DIGITAL <2354> 1,469円 +41 円 (+2.9%) 本日終値
YE DIGITAL<2354>が4日続伸。同社はきょう、NTTデータ・ビズインテグラル(東京都港区)が販売するERPパッケージ「ビズインテグラル」の販売パートナー契約を締結したことを明らかにしており、これが新たな買い手掛かりとなったようだ。この契約により、YEデジタルは製造業や商社・卸業を中心とした企業向けに「ビズインテグラル」によるERP導入支援と、自社のデータ統合・活用支援サービス「COREVIO SERVICES」を組み合わせたサービス提供を強化。顧客の業務標準化、データ活用の高度化、迅速な意思決定を支援する価値提供を目指すとしている。
■ミライロ <335A> 357円 +8 円 (+2.3%) 本日終値
ミライロ<335A>は反発。26日の取引終了後、障害者モニター調査サービス「ミライロ・リサーチ」が、ロッテ(東京都新宿区)による視覚障害者などが商品情報へスムーズにアクセスできる仕組み「ココヨム」の開発に活用されたと発表しており、株価の支援材料になったようだ。ココヨムでは箱パッケージの特定箇所に、指で触ってすぐ認識できる四角い溝を設け、同一面に賞味期限やアレルギー情報などを記載する。視覚障害者の間ではスマートフォンのカメラでテキストを読み取る「読み上げアプリ」が普及している一方で、知りたい情報を得るためにどこにカメラをかざせば良いか分からないという課題があった。ロッテはココヨムを導入した商品を9月から順次発売する。
■Sapeet <269A> 2,621円 +51 円 (+2.0%) 本日終値
Sapeet<269A>が5日ぶりに反発。この日、生成AIを活用したロールプレイングサービス「SAPI ロープレ」を、ダイハツ工業(大阪府池田市)独自の営業研修基盤としてOEM提供したと発表しており、好材料視された。「SAPI ロープレ」は、AIアバターを活用した実践型のロープレ研修システム。今回取り組みでは、「SAPI ロープレ」の機能を基盤に、ダイハツ工業独自の営業方針や研修内容、ブランドデザインを反映し、メーカー本部による統一された営業教育と、各販売会社の実態に即した実践的なトレーニングを両立する、同社専用の研修環境を構築した。
■チャットプラス <598A> 1,469円 +28 円 (+1.9%) 本日終値
チャットプラス<598A>はしっかり。26日の取引終了後に、企業のAIエージェント導入を設計から構築・運用まで一気通貫で支援する「AXソリューション」の提供を開始したと発表したことが好材料視された。「AXソリューション」は企業の業務を分析し、「どの業務をAIに任せるべきか」という設計から、AIエージェントの構築、既存システムとの連携、導入後の改善までを支援するサービス。これまでAIエージェントを企業の実業務に導入する場合、個別のシステム開発が必要となり、多くの費用と開発期間がかかることが課題となっていたが、「AXソリューション」では自社のAIエージェント構築基盤「AI AgentPlus Pro」を活用。ゼロからシステムを開発するのではなく、既存の基盤を活用することでAIエージェントを低コスト・短期間で構築する。なお、同件が27年6月期業績に与える影響は軽微としている。
●ストップ高銘柄
FUNDINNO <462A> 377円 +80 円 (+26.9%) ストップ高 本日終値
アスタリスク <6522> 2,567円 +500 円 (+24.2%) ストップ高 本日終値
アイズ <5242> 2,704円 +500 円 (+22.7%) ストップ高 本日終値
など、7銘柄
●ストップ安銘柄
カイゼン <4170> 151円 -80 円 (-34.6%) ストップ安 本日終値
Abalance <3856> 239円 -80 円 (-25.1%) ストップ安 本日終値
以上、2銘柄
株探ニュース