「地方銀行」が21位にランクイン、再編思惑で関心高まる<注目テーマ>
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5 人工知能
6 国土強靱化
7 半導体製造装置
10 防災
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「地方銀行」が21位にランクインしている。
SBIホールディングス<8473>が11日、福島銀行<8562>と資本・業務提携すると発表した。福島銀が実施する500万株の第三者割当増資をSBIが引き受け11億1000万円を出資するとともに、SBIは福島銀に対して運用や金融商品・サービス面における支援を行う。
SBIは複数の地銀と連携するいわゆる「地銀連合」構想を掲げており、今回の福島銀への出資は9月の島根銀行<7150>に続く第2弾となる。少子高齢化や地方における人口減少、低金利など地銀を取り巻く環境は厳しさを増していることから、地銀株は再編思惑が働きやすい状況にあり、今回の発表を機に苦境に陥っている他の地銀株にもこうした思惑が波及し、テーマとして関心が高まっているようだ。
この日の関連株では、12日にはストップ高で引けた福島銀がこの日も一時ストップ高に買われているが、筑波銀行<8338>や高知銀行<8416>、東北銀行<8349>など、今回の発表を機に買われた他の地銀株は落ち着きを取り戻している。一方で、1200万株を上限とする自社株買いを発表した九州フィナンシャルグループ<7180>は大幅高となっている。