【今週読まれた記事】過剰流動性で加速する“巣ごもり”上昇メガトレンド

特集
2020年8月15日 6時30分

株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は8月8日から14日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

日経平均株価は約2ヵ月ぶりにコロナショック後の高値を更新、コロナショックの起点となった2月21日の終値2万3386円まであと一歩のところまで来ています。テクニカル的にもレンジ上限を突破、長く続いた保ち合い相場をようやくブレイクしたといえます。

もっとも、景気見通しがコロナ以前の水準に戻ったということではなく、米国を始めとした各国の低金利政策による過剰流動性相場と低迷する実体経済との綱引きの結果、現在のところ過剰流動性が優勢にあるということです。アクセスランキング上位の常連である相場解説記事「明日の株式相場戦略」13日配信の記事では「過剰流動性相場恐るべし、というよりない」「おそらくバブル相場の領域に足を踏み込んでいるが、これがすぐ弾けるかと言えばそうはならない」と、この状況を分析しています。

上昇相場の常ではありますが、過熱感に注意しながら慎重に判断を下すことが求められそうです。「【植木靖男の相場展望】 ─加権指数30年ぶりの最高値更新は何を示唆する?」の植木氏は、“天下の秋”(=過剰流動性相場終焉の気配)を察知するには「やはり金利の上昇であろう。この一点を睨んでいれば、天下の秋を知ることは可能ともいえそうだ」と指摘しています。

相場コラムは今週も大人気となりました。「現在の株式市場は同業他社を上回る企業よりも、特定の分野で抜きん出た技術力やサービス力を持つ企業、いわゆる強力なエッジがある企業を重視している」と述べ、注目銘柄を挙げた「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 刮目せよ!総合力よりも一点突破の“エッジ力”企業」は今週もアクセスランキングのトップ10入りとなりました。<相場観特集>では第一線の相場関係者2氏に見通しを伺いました。

【杉村富生の短期相場観測】 ─絶好調のNY市場と素直さに欠ける東京市場!

富田隆弥の【CHART CLUB】 「再び放れ足が焦点に」

植草一秀の「金融変動水先案内」 ―経済は順調に回復するか-

藤代宏一氏【日経平均大幅高の3連休明け、この上昇は本物か】(1) <相場観特集>

馬渕治好氏【日経平均大幅高の3連休明け、この上昇は本物か】(2) <相場観特集>

新型コロナウイルスの感染拡大によって私達の生活は様変わりしました。足もとの感染拡大傾向を見るに、外出自粛や3密を避けるなどの対策はこれからもしばらく必要になってくると思われます。そうした生活様式の変化は個人消費関連の業界地図を塗り替え、大きく売り上げを落とす企業が続出する一方、飛躍的に成長する企業も生み出しています。代表的なのが“巣ごもり消費関連”。外出自粛によって在宅消費が増加し、内食関連やゲーム関連などに追い風が吹いています。「『巣ごもり消費』新旋風、上昇メガトレンドに乗る“極撰株リスト” <株探トップ特集>」は、“巣ごもり”で新たに喚起された消費需要を取り込んで株価変貌の機を得る“極撰5銘柄”を紹介。この記事は多くの方に読まれ、アクセスランキング首位を獲得しました。

自宅にいながら商品の価格や情報・特性の比較ができる“比較サイト”の利用が活発化していることをテーマに関連銘柄を特集した「巣ごもり&生活防衛の強い味方 『比較サイト関連』株高の宴が始まる <株探トップ特集>」も週半ばの木曜日配信にもかかわらず人気となりました。そのほか投資テーマ関連では以下の記事もランキング入りしています。

夏相場に舞う、「物言う投資家」関連株に照準を絞れ! <株探トップ特集>

仕事×休暇=「ワーケーション」定着はある? 検証・政府後押しの行方 <株探トップ特集>

3月期決算企業の第1四半期決算発表の集中期間が終わりました。株探では期間中、特別体制で記事を配信しました。当日の決算発表から“増収増益”を達成した企業をリスト化した「コロナ直撃の4-6月期に【増収増益】達成リスト <成長株特集>」を毎日配信。また、通常17時に配信している【サプライズ決算】を16時に<速報>、18時に<続報>の2本配信し、株探プレミアム会員向けには『サプライズ決算』を“超速報”として、15時10分と15時40分に配信しました。これらを活用すれば膨大な決算発表から注目すべき銘柄を簡単に発見することができます。

★本日の【サプライズ決算】続報 (08月07日)

★本日の【サプライズ決算】続報 (08月11日)

★本日の【サプライズ決算】続報 (08月12日)

★本日の【サプライズ決算】続報 (08月13日)

コロナ直撃の4-6月期に【増収増益】達成リスト <成長株特集> 8月7日版

コロナ直撃の4-6月期に【増収増益】達成リスト <成長株特集> 8月11日版

コロナ直撃の4-6月期に【増収増益】達成リスト <成長株特集> 8月12日版

コロナ直撃の4-6月期に【増収増益】達成リスト <成長株特集> 8月13日版

スクリーニング記事では、8月3日から7日に発表された決算の中から「4-6月期に過去最高益を更新し、かつ今期も最高益を見込む」という“利益青天井”銘柄にスポットを当てた「利益成長【青天井】銘柄リスト〔第2弾〕 10社選出 <成長株特集>」はトップ5入り、先週配信した〔第1弾〕も2週連続ランクイン。高利回り特集や「10万円以下で買える」の<割安株特集>も上位ランクインしています。

10万円以下で買える、高ROE&好業績 19社【東証1部】編 <割安株特集>

10万円以下で買える、高ROE&好業績 22社【2部・新興】編 <割安株特集>

【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 8月12日版

株探プレミアム専用記事では、今週は2記事を配信。1記事目は智剣・OskarグループCEO兼主席ストラテジストの大川智宏氏による「日本株・数字で徹底診断!」の第46回「あの企業も債務超過へ、注視すべきは負債の大小より『質』」。新型コロナの影響で経済に逆風が吹き荒れるなか、債務超過に陥る企業も散見されはじめています。このような状況下でより健全な財務体質が求められるのは当然ですが、単純な負債の大小は必ずしも株価に結びつかないようです。問題となるのは“質”。大川氏が発見した、株価に影響を与える負債の質を計る2つの指標とはどのようなものでしょうか。

2記事目は株探プレミアム・リポート「楽天証券・土信田雅之さんに聞く『コロナ相場後の投資戦略』最終回となる「見るべきは『高いか安いか』より『強いか弱いか』」。コロナショック時には市場が一気に弱気に傾き、これまでの経験則から「ここで止まるだろう」というラインを何度も割って暴落しました。強いトレンドが発生している時は、今の株価が高いか安いかではなく「相場の勢いが強いか弱いか」がポイントと土信田さんは説きます。本記事ではテクニカル分析によるトレンド転換の見極め方と、信用取引を行う際に確認するべき「日証金残高」や、売り方のクライマックスを予測する指標となる「逆日歩」について詳しく解説。初心者から上級者まで読み応えのある内容となっています。プレミアム非会員の方も1ページ目が無料でご覧いただけますので、ぜひチェックお願いいたします。

株探プレミアムは、初回登録時のみ30日間の“無料体験”ができます。まだお試しでない方はぜひ無料体験をお試しください。株価のリアルタイム化、通期業績の25期表示や「成長性」表示など、投資に役立つ多くの魅力的な機能については「株探プレミアムのご紹介」ページでご確認ください。皆様のご加入をお待ちしております。

引け後に発表される開示情報や決算、ニュースリリースなどの膨大な情報をまとめてチェックできる株探の看板記事「明日の好悪材料」は今週もすべての記事がトップ10入り。【明日の好悪材料】を題材にした株探プレミアム専用コラム「和島英樹の『明日の好悪材料Next』~第11回 有機ELの需要が想定以上に、1Q決算の健闘企業は?」も大好評連載中です。

【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (8月7日発表分)

【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (8月11日発表分)

【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (8月12日発表分)

【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (8月13日発表分)

その日一日の株式市場を総括し翌日の戦略を指南する「明日の株式相場戦略」。今週は、NYダウ7連騰の流れを引き継ぎリターンリバーサルの展開となるも「おそらくAI売買の独壇場と思われる。ただし、これは波の上下動であってトレンドではない」「実需で買われるセクターがリード役となる必要がある」と、トレンド形成の条件を指摘した「明日の株式相場戦略=AI主導、400円超の上昇で新たな景色」が特にアクセスを集めました。

明日の株式相場戦略=AI主導、400円超の上昇で新たな景色

明日の株式相場戦略=直近IPO乱舞、調整一巡銘柄に反騰の芽

明日の株式相場戦略=過剰流動性相場とAIアルゴ

来週の株式相場戦略=2万3000円台の値固めか、チャート上は新波動入りに

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