「旅行」が10位にランク、「Go To トラベル」事業停止延長も再開後に期待<注目テーマ>
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1 グローバルニッチ
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7 水素
8 半導体製造装置
10 旅行
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「旅行 」が10位にランクしている。
政府は2月2日、新型コロナウイルス対策で2回目となる「緊急事態宣言」を3月7日まで延長すると発表した。これに伴い、観光支援策「Go To トラベル」に関しても、2月7日までだった全国での事業停止が3月7日まで延長されることになる。また、期間の延長に伴い、外出や移動の自粛に関して「日中も含め」と新たに明記されるなど、旅行業界にとっては逆風が吹いている。
新型コロナウイルスの感染拡大は収束の兆しが見えておらず、事業の再開時期は見通せていないものの、政府は「Go To トラベル」に関して、1月28日に成立した20年度第3次補正予算で1兆円を確保し、1月末までだった事業期間を6月末まで延長している。また再開に関しては、県内旅行を対象にするなど、地域にとって何が一番必要なのか検討していくとの姿勢を示しており、旅行業界にとっては現在が最悪期であるとみられる一方、先行きに対しては若干の明るさがあり、テーマとしての「旅行 」も引き続き根強い関心を集めているようだ。
この日の関連銘柄の動きは、JR東日本<9020>、JR西日本<9021>など鉄道会社が買われているほか、日本航空<9201>やANAホールディングス<9202>なども上昇。旅行会社のエイチ・アイ・エス<9603>、KNT-CTホールディングス<9726>、航空券予約サイトを運営するアドベンチャー<6030>、エアトリ<6191>も高い。更にインバウンド専門の旅行会社であるHANATOUR JAPAN<6561>、現地体験ツアーのオンライン予約サイトを運営するベルトラ<7048>も買われている。