「石油」が23位にランクイン、原油高で4~6月期業績は好調<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「石油」が23位となっている。4~6月期決算では、石油関連企業の好調さが目立った。資源開発のINPEX<1605>は今月8日に業績予想の増額修正を発表し、22年12月期の連結純利益を3000億円から3500億円(前期比56.9%増)に増額修正した。同時に今期配当を従来予想から6円増の年60円(前期比12円増)に見直した。
また、石油元売り大手のENEOSホールディングス<5020>の4~6月期純利益は前年同期比2.3倍の大幅増益となり、出光興産<5019>は23年3月期業績予想を増額修正した。コスモエネルギーホールディングス<5021>の4~6月期業績も大幅増益となった。2月に勃発したウクライナ危機の影響で原油価格が急伸したことが、石油関連企業の業績の追い風に働いている。関連企業の株価は、今後の原油価格に左右される面が大きいが、INPEXの今期予想連結PERは6倍程度、配当利回りは4%台にあるなど、バリュエーションは割安で石油関連銘柄には再評価余地がある。