【今週読まれた記事】“懸念”と“期待”を乗せ新春相場スタート
株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は2024年12月28日から25年1月10日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。
25年相場がスタートしました。大発会の6日は日経平均株価が前営業日比587円安と、12月30日大納会の386円安に続いて大幅続落。10年債の利回りが1.1%を超えるなど金利上昇への警戒感が台頭し、ふるわない幕開けとなりました。その後も一時4万円台を回復する場面もありましたが、やや軟調な推移となって週末は前年末比704円安の3万9190円で引けています。ただ、半導体製造装置関連への仕掛け的な買いや、にわかに注目を集めている量子コンピューター関連など、材料株を物色する動きは活発です。25年はどのような銘柄が躍進する年となるのでしょうか。
元日~6日の期間、株探では新春特別企画を多数配信。なかでも大好評を博したのが、株探の人気コラム執筆陣が1年間の相場予想とお薦めポートフォリオを掲載した「巳年「有望株!』 <新春お年玉企画>」。特に「ぜひ気づいて欲しいのは『懸念』ばかりでなく、『期待』もあることだ」と、良好な日米関係に勝機を見出し、更に「寝ていても稼いでくれる銘柄候補」を紹介した「北浜流一郎が斬る!巳年『有望株!』 <新春お年玉企画>」は今週のアクセスランキング首位に輝きました。
今週、主に取り沙汰されたのは日米金利の高騰について。特にトランプ新政権の発足が近づく米国では10年債利回りが一時4.7%台まで上昇したことが株式市場に先行き不安感を与えています。「米国株はここ数年、未曾有の大相場を現出しており、すでに買われ過ぎの段階に入っているのではないか、との疑念が拭えない」と述べるのは「植木靖男が斬る!巳年『有望株!』 <新春お年玉企画>」の植木氏。ただ、通常であれば米国株の調整は日本株にもマイナス材料ですが、植木氏は「仮に今後、買われ過ぎの米国株に異変が生じればリパトリエーション、つまり日本に資金が環流」する可能性があると指摘しています。この記事も多くの方に読まれランキング6位を獲得しました。
株探コラム執筆陣による“巳年『有望株』”及び相場コラムの“新春スペシャル”はすべての記事が上位入りする人気となりました。各氏の予想とお薦めポートフォリオをぜひご確認ください。
和島英樹のマーケット・フォーキャスト【新春スペシャル】 <新春特別企画>
富田隆弥のチャート倶楽部2025スペシャル <新春特別企画>
武者陵司「2025年『世界資本主義再構築』と日本の好位置」(前編) <新春特別企画>
武者陵司「2025年『世界資本主義再構築』と日本の好位置」(後編) <新春特別企画>
ESG最前線レポート─「日本が抱えるESGのS(社会的課題) 2024-2025」<新春特別企画>
<新春特別企画>では<相場観特集>の新春特別編や為替市場の25年見通しなど様々な角度からの相場展望を配信し、多くの支持を集めました。「馬渕治好氏【新春特別編 2025年の株式市場をズバリ予測! 年前半は試練の相場か】 <相場観特集>」の馬渕氏は「マーケットにとって年前半は試練」と分析していますが、調整後は「日経平均は25年後半に24年7月につけた最高値4万2224円の奪回を果たすと考えている」と、世界経済の回復とともに巻き返すと予想しています。
一方、為替市場の動きはどうでしょうか。MINKABU PRESS 外国為替担当編集長による「山岡和雅が2025年為替相場を大胆予測! <新春特別企画>」では、「夏頃までには2024年7月に付けた161円95銭を超える可能性が十分にある」と、様々な要因を分析した上で円安基調が続くと予想。記事では更にビットコインの値動きにも触れています。
多くの投資家が関心を寄せている米国株市場の展望を高い解像度で分析した「2025年の大化け銘柄発掘法 ─『第2のエヌビディア』は?[大山季之の米国株マーケット・ビュー]<新春特別企画>」では、25年相場のキーワードを“不安定”として「局面ごとに複数の銘柄が主役を交代する展開になるのではないだろうか」と予想しています。この記事は15位にランクイン。米国株へ直接投資する個人も増えており、米個別株を扱う記事もつれて人気が高まっています。
冒頭で触れた通り、全体相場の潮流とは別にテーマ性を有する材料株への物色が盛んになっています。ランキングでも投資テーマ関連の記事が上位を席巻しており、注目度の高さが伺えます。「新年お年玉『大転換期で勝つ! ニッポンの進化支える珠玉の7銘柄』 <新春特別企画>」は、世界経済の中で国際的なプレゼンスを発揮できる“ニッポン再興7銘柄”を厳選して紹介し、ランキング4位を獲得しました。また、生成AIの隆盛を支える礎となる「ビッグデータ」関連の有望銘柄を紹介した「驚異の収益成長、新年相場で株価倍増狙う『ビッグデータ関連』6銘柄 <株探トップ特集>」が5位にランクインしています。
更に、25年相場の“3大テーマ”を設定し、それぞれ深堀りした「新春3大テーマを追う<株探トップ特集>」も上位入り。特に「AI・データセンター」はトップ10入りと、今年も主力級のテーマとなる予感をうかがわせました。
新春3大テーマを追う(1)トランプ関連「新政権始動で関心一段高へ」 <株探トップ特集>
新春3大テーマを追う(2)AI・データセンター「投資活発化で飛躍期続く」 <株探トップ特集>
新春3大テーマを追う(3)地方創生「石破政権の看板政策」 <株探トップ特集>
また、ここ投資テーマ関連では「量子コンピューター」へ注目が集まっています。「『量子コンピューター』が首位、グーグル新型チップ発表を受けた物色続く<注目テーマ>」が上位入りしたほか、22年に配信した「世界が変わる! 量子コンピューター『最強穴株5銘柄』精選 <株探トップ特集>」が掘り起こされランキング入り。今年の主役テーマとなるでしょうか。
株探では「株探トップ特集」として、有望な投資テーマ、材料株を発掘する記事を日々配信し続けています。「株探編集長が選ぶ『24年トップ特集10+3』 <新春特別企画>」は、昨年中に配信された計246本から特に印象的だった記事を独自に選出。1年を振り返るとともに、今年の強力なヒントとなりうる特集です。この記事も22位と上位ランキング入りとなりました。
株探トップ特集は今年も精力的に配信しています。実質的に新年第1弾となった「2025年相場を牽引せよ!青空圏翔ける『上場来高値銘柄』に一段高機運 <株探トップ特集>」は“上場来高値”銘柄に着目。多くのアクセスを獲得し上位入りとなりました。そのほか今週は以下の記事を配信しました。
自動車開発の新潮流を追う、成長期突入の「SDV」関連株 が躍進へ <株探トップ特集>
「2025年問題」で注目度高まる、「在宅医療」は中長期有望テーマに <株探トップ特集>
振り返り記事としてはそのほか、恒例の<年末特別企画>として年間ランキングなどを配信、こちらも多くの方に読まれています。特に「2024年【値上がり率】年間ランキング ベスト50 <年末特別企画>」は11位とあと一歩でトップ10入りの人気となりました。旧年のデータを見直すことで新しい年の戦略も立てやすくなります。配信した記事は以下の通りです。
株式市場ゆく年くる年、振り返り&2025年相場見通し <年末特別企画>
2024年【値下がり率】年間ランキング ベスト50 <年末特別企画>
2024年【自社株買い】インパクトベスト50! <年末特別企画>
2024年のIPO(新規公開株)【初値上昇率】ベスト50! <年末特別企画>
スクリーニング特集では、<成長株特集>の新春版がトップ10に2本ランクインしました。「2025年の利益成長“青天井”ばく進、有力株リスト <新春特別企画>」がランキング3位を獲得。直近3ヵ月決算の経常利益が四半期ベースの過去最高益を更新し、かつ通期見通しも最高益を見込む、いわゆる利益が“青天井”状況になっている銘柄に注目しました。また、株探プレミアム専用機能の「業績修正履歴」を活用し、1月から2月中旬にかけて通期計画を上方修正する可能性がある銘柄を探った「初夢乗せる、上方修正【大予想】 29社選出 <新春特別企画>」が7位にランクインしました。
そのほか、12月29日に配信した「利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第4弾 31社選出 <成長株特集>」や、2月期決算企業の上方修正期待銘柄をリストアップした「新年相場を彩る、25年2月期【上方修正】候補 25社選出 <新春特別企画>」も上位ランキング入り。<割安株特集>も新春版もよく読まれています。銘柄選択の参考になさってください。
新年、10万円で買える好業績・高利回り【プライム】編 <新春特別企画>
新年、10万円で買える好業績・高利回り【スタンダード】編 <新春特別企画>
株探プレミアムコラムは2記事を配信。1記事目は企業の成長の軌跡を株価と共に辿りながら、これからの長期投資の一助とする『Buy&Hold STORIES』待望の新作、「【エヌビディア①】株価3000倍はまだ途上? AIの覇者が歩む道」。シリーズ“第5弾”はAI時代の先駆者であり、世間の注目を集め続けるエヌビディア<NVDA>を特集。第1回からは渡米後に同社を創業し、30年で時価総額を世界1位まで押し上げたジェンスン・フアンCEOの生い立ちと、母国“台湾”が半導体大国となるまでの歴史を取り上げていきます。第2回「すべてはデニーズから始まった」も、週明け14日(火)に配信を予定しています。ご期待ください。
2記事目は“投資の経験はそれほど長くはないが、将来は億トレ間違いなし!と期待できる投資家”にフォーカスした「目指せ億トレ、頑張り投資家さんの稼ぎ技」の新作、「ブルーオーシャン × 『個別指導型投資』で資産6倍の技」を配信。今回は有望銘柄にトコトン集中&ガチホ戦略で累積元本1000万円を6倍に膨らませることに成功した“ササさん(ハンドルネーム)”が登場。運用益で個別指導塾の経営も手がけているというササさんが重要視しているのが社長の経営手腕です。今回は「人」重視の銘柄選びで1つの企業と真剣に向き合い資産を膨らませてきた“個別指導型投資”のポイントを掘り下げていきます。プレミアム非会員の方も1ページ目が無料でご覧いただけます。
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引け後の材料をまとめてチェックできる株探の定番記事「【明日の好悪材料】」と「本日の【サプライズ決算】」は、新春特集がズラリと並んだ今週も上位をキープしています。今週配信された記事は以下の通りです。
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (12月27日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (1月6日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (1月7日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (1月8日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (1月9日発表分)
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