前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―
■DMG森精機 <6141> 3,589円 (+589円、+19.6%)
東証プライムの上昇率4位。DMG森精機 <6141> [東証P]が6日続急騰。同社は前営業日となる1日の取引終了後、26年12月期第1四半期(1-3月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を修正した。今期の売上高予想を従来の見通しから300億円増額して5650億円(前期比9.7%増)、最終利益予想を45億円増額して150億円(同37.6%減)に引き上げた。業況を評価した買いが優勢となった。グローバルで受注が拡大したほか、対ユーロで円安基調が継続したことを受け、想定為替レートを見直した影響も織り込んだ。1-3月期の売上高は前年同期比18.9%増の1355億3100万円、最終利益は同8.9倍の14億8800万円だった。
■キオクシア <285A> 43,410円 (+7,000円、+19.2%) ストップ高
東証プライムの上昇率5位。キオクシアホールディングス <285A> [東証P]がストップ高。AI関連の需要拡大を背景としたメモリー市況高を満喫する同社だが、4月30日に好決算を発表した同業の米サンディスク <SNDK> が日本の大型連休期間中に新値追いの展開となり、前月末の水準と比べると6日時点で上昇率は28%超となった。同じく同業の韓国サムスン電子の上げも鮮烈で、同社の時価総額は1兆ドルを突破した。世界的なメモリー関連株への資金流入が続いたことを背景に、大型連休中のキオクシアに大量の買い注文が殺到。値つかずのまま気配値を切り上げる格好となった。
■SBG <9984> 6,424円 (+1,000円、+18.4%) ストップ高
東証プライムの上昇率6位。ソフトバンクグループ <9984> [東証P]がストップ高。国内の大型連休中にはAI・ 半導体関連の好材料が相次いだ。好決算を発表したアドバンスト・マイクロ・デバイシズ <AMD> や韓国のサムスン電子が急伸したほか、アップル <AAPL> が同社のデバイス向けの主要プロセッサーの製造委託先として、インテル <INTC> とサムスン電子の採用を検討する予備的な協議を行っていると一部で伝わり、インテルも急騰。米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は最高値圏で上昇基調を鮮明とした。ソフトバンクG傘下のアーム・ホールディングス <ARM> が6日に発表した26年1-3月期決算も市場予想を上回る内容となった。アームの株価は時間外取引において急伸後に一転して下げに転じるなど荒い動きをみせたものの、AI半導体株に対する投資家の選好姿勢が強まるなかで、大型連休中の待機資金が加勢する形となり、ソフトバンクGの株価を押し上げた。
■ネクセラ <4565> 1,102円 (+150円、+15.8%) ストップ高
ネクセラファーマ <4565> [東証P]がストップ高。同社は1日取引終了後、26年12月期第1四半期(1-3月)の連結決算を発表。営業損益が32億4400万円の黒字(前年同期は21億9300万円の赤字)に浮上したことが好感されたようだ。売上収益は前年同期比69.4%増の112億5600万円で着地した。マイルストーンの達成が7件(前年同期は1件)となったことが主な要因。また、研究開発領域の重点的な絞り込みを進めたことや経費削減に取り組んだことで、研究開発費や販管費が減少したことが損益面に寄与した。なお、通期業績予想については従来見通しを据え置いた。
■エプソン <6724> 2,412.5円 (+317.5円、+15.2%)
セイコーエプソン <6724> [東証P]が3日ぶり急反騰。前営業日1日の取引終了後、26年3月期の連結決算の発表にあわせて、27年3月期の通期業績予想を開示した。売上高予想は1兆4500億円(前期比2.6%増)、最終利益予想は590億円(同3.2倍)とした。年間配当予想は中間・期末各40円の合計80円(前期実績は74円)としており、これらを好感した買いが集まった。プレシジョンイノベーション事業が業績を牽引する。同事業ではインクジェットソリューションズにおける主要市場の中国の回復や、マイクロデバイスにおけるデータセンターやAI、車載市場などでの需要拡大を見込む。そのほか、インダストリアル&ロボティクス事業やビジュアル&ライフスタイル事業も増収増益を計画している。なお、26年3月期は売上高が1兆4132億5100万円(前の期比3.7%増)、最終利益は182億100万円(同67.0%減)だった。デジタル印刷ソフトウェアソリューションの開発・販売を手掛ける米子会社Fieryについて、減損損失259億円を計上したことが響いた。
■AREHD <5857> 4,010円 (+505円、+14.4%)
AREホールディングス <5857> [東証P]が3日ぶり急反騰。前営業日1日の取引終了後、26年3月期の連結決算の発表にあわせて、27年3月期の通期業績予想を開示した。売上高予想は6800億円(前期比19.3%増)、最終利益予想は290億円(同19.0%増)とした。年間配当予想については中間65円・期末70円の合計135円(前期実績は125円)としており、これらを好感した買いが集まった。主力の貴金属リサイクル事業でAIデータセンターの需要が拡大する電子分野、坂東工場の本格稼働に伴い採算性・競争力が向上する触媒分野を中心に成長を見込む。なお、26年3月期は売上高が5699億9200万円(前の期比12.6%増)、最終利益が244億4100万円(同70.7%増)だった。貴金属リサイクル事業における貴金属価格の上昇や電子分野での金回収量の増加、北米精錬事業における精錬量の拡大や製品加工の増加などが業績を押し上げた。
■メタプラ <3350> 362円 (+37円、+11.4%)
メタプラネット <3350> [東証S]が4日ぶり急反騰。商いを伴い底値圏で大陽線を示現した。世界の株式市場がハイテク株を中心に騰勢を強めるなか、このリスク選好のムードが 仮想通貨(暗号資産)市場にも波及した。代表的な ビットコインの価格は年初の急落以降、6万ドル台を軸にしばらくもみ合っていたが、4月に入って戻りに転じ、足もとは8万ドル台で推移している。メタプラは仮想通貨に投資する「トレジャリー企業」として知られ、ビットコイン価格の回復が運用改善につながるとの見方から買いを呼び込んだようだ。
■東ソー <4042> 2,713円 (+269.5円、+11.0%)
東ソー <4042> [東証P]が続急騰。7日付の日本経済新聞朝刊が「東ソーは2029年にもデータセンター向け光ケーブルを量産する」と報じ、材料視されたようだ。記事によると、光ファイバー研究で著名な慶応義塾大学の小池康博特任教授の成果を活用。通信速度は従来より2倍速いという。
■PAコンサル <4071> 2,347円 (+169円、+7.8%)
プラスアルファ・コンサルティング <4071> [東証P]が3日ぶり急反発。同社は自然言語処理を使ってテキストデータから情報を抽出するテキストマイニングを軸に、ビッグデータ分析を強みとしており、人事やマーケティング支援などのクラウドサービスを提供する。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)需要を捉え業績は絶好調に推移している。そうしたなか、アクティビストとして名を馳せる香港投資ファンドのオアシス・マネジメントが今月1日付で提出した大量保有報告書で、オアシスによる株式保有比率が8.02%と新たに5%を超過したことが判明した。保有目的はポートフォリオ投資及び重要提案行為としているが、「株主価値を守るため、重要提案行為を行うことがある」としており、これがPAコンサルの株価を強く刺激する格好となった。
■ワークマン <7564> 7,710円 (+550円、+7.7%)
ワークマン <7564> [東証S]が急反発。1日の取引終了後に発表した4月度の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比26.4%増と前月を上回る伸び率となり、また4ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。新たにインナーウェアを導入したリカバリーウェアが引き続き売り上げ成長を牽引したほか、UVカットパーカーやアームカバーなどの春夏商品が好調に推移した。また、降雨の影響により雨関連需要を取り込んだことも奏功した。なお、全店売上高は同32.8%増だった。
■アドテスト <6857> 29,715円 (+1,900円、+6.8%)
アドバンテスト <6857> [東証P]が4日ぶり急反発。東京市場が大型連休で休場となった間に米国株市場ではAI・半導体関連を中心に上値指向を強め、ナスダック総合株価指数は史上最高値圏を快走した。そうしたなか、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も目を見張る上昇トレンドを描いており、東京市場もこれに追随する格好となった。
■アルバック <6728> 10,485円 (+663円、+6.8%)
アルバック <6728> [東証P]が続急伸。2日付の日本経済新聞朝刊で「レアアース(希土類)磁石の製造装置を国内で生産する」と報じられた。記事によると、中国での全量生産体制を見直し26年夏に神奈川県茅ケ崎市の本社工場で生産を再開するという。経済安全保障の観点から中国依存からの脱却を求める声が欧米企業を中心に高まっていることから、脱中国依存の動きが好感されたようだ。
■東京鉄 <5445> 1,932円 (+113円、+6.2%)
東京鐵鋼 <5445> [東証P]が続急伸。7日午後1時30分ごろに、上限を35万株(自己株式を除く発行済み株数の1.38%)、または5億円とする自社株買いを実施すると発表しており、好材料視された。取得期間は5月11日から6月30日までで、株主還元の充実並びに資本効率の向上を目的として、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策遂行のために実施するという。同時に発表した27年3月期連結業績予想は、売上高760億円(前期比4.8%増)、営業利益100億円(同17.0%減)、純利益71億円(同12.1%減)を見込む。棒鋼需要が低迷するなか、主原料である鉄スクラップ価格の上昇などが利益を圧迫する。なお、26年3月期決算は、売上高725億4000万円(前の期比12.2%減)、営業利益120億4200万円(同17.9%減)、純利益80億7500万円(同25.6%減)だった。
■ベルーナ <9997> 886円 (+51円、+6.1%)
ベルーナ <9997> [東証P]が3日ぶり急反発。7日午後2時20分ごろ、26年3月期の連結業績について、売上高が前回予想の2146億円から2180億円(前の期比3.4%増)、営業利益が135億円から164億円(同38.0%増)で着地したようだと発表しており、好感した買いが集まった。プロパティ事業で国内ホテル事業の売り上げが国内旅行やインバウンド需要の増加を背景に拡大したほか、販売用不動産の売却により10億4200万円の売却益が発生。アパレル・雑貨事業で収益性を重視した運営に取り組んだことも奏功し、売上高及び各利益が前回の想定を上回った。年間配当予想は従来の見通しから8円増額の38円とした。なお、同社は5月13日に決算発表を予定している。
■アンリツ <6754> 4,090円 (+232円、+6.0%)
アンリツ <6754> [東証P]が急反発。同社は7日、英計測器メーカーのサールビー・タンダー・インストルメント(TTi社)と販売契約を締結したと発表。これが材料視されたようだ。同社は通信計測分野で培ってきたグローバルな販売・技術支援ネットワークを活用し、TTi社製品の販売展開を推進。これにより、従来の通信計測分野に加え、汎用的な基本測定器分野でも製品ポートフォリオを強化し、より幅広い市場に対して迅速かつ柔軟な販売体制を構築するとしている。
■助川電気 <7711> 6,200円 (+280円、+4.7%)
助川電気工業 <7711> [東証S]が6日ぶり大幅反発。7日午後3時ごろに26年9月期の単独業績予想について、売上高を58億円から60億7000万円(前期比11.0%増)へ、営業利益を11億8000万円から12億8000万円(同9.9%増)へ、純利益を8億3300万円から9億300万円(同13.7%増)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各25円の年50円から中間・期末各26円の年52円(前期40円)へ引き上げたことが好感された。研究機関向け原子力関連製品や原子力発電所の再稼働に向けた関連製品が増加したことで、上期業績が計画を上回ったことが要因という。その3月中間期決算は、売上高31億800万円(前年同期比5.0%増)、営業利益7億8400万円(同12.1%増)、純利益5億6100万円(同13.2%増)だった。
■フィデアHD <8713> 1,995円 (+79円、+4.1%)
フィデアホールディングス <8713> [東証P]が大幅続伸。1日の取引終了後に、集計中の26年3月期の連結業績について、最終利益が従来予想の33億円から41億円(前の期比45.6%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。貸出金利息及び有価証券利息配当金を背景に資金利益が計画を上回ったことが要因としている。
■ZACROS <7917> 1,412円 (+52円、+3.8%)
ZACROS <7917> [東証P]が3日ぶり大幅反発。1日の取引終了後にインドに子会社を設立したと発表しており、海外事業強化を期待した買いが入った。既に4月に営業開始しており、高性能液体容器「キュービテーナー」を中心にインドや中東市場での販売拡大を図る。なお、同件が27年3月期業績に与える影響は軽微としている。
■東京きらぼし <7173> 12,120円 (+430円、+3.7%)
東京きらぼしフィナンシャルグループ <7173> [東証P]が大幅続伸。4日の日本経済新聞電子版で「きらぼし銀行を傘下に持つ東京きらぼしフィナンシャルグループ(FG)は、東京都出資の優先株400億円分を年内にも全額返済する」と報じられており、旧新銀行東京の「負の遺産」処理終結への期待感から買われたようだ。なお、東京きらぼしは報道に対し、「当社が発表したものではない。優先株式の償還など、経営戦略上における資本政策についてさまざまな選択肢を含めて検討しているが、現時点で決定した事実はない。同件については8日の取締役会に付議する予定だ」とのコメントを発表している。
■クラフティア <1959> 9,566円 (+336円、+3.6%)
クラフティア <1959> [東証P]が3日ぶり大幅反発。東海東京インテリジェンス・ラボは1日、同社株の目標株価を1万1700円から1万3600円に引き上げた。レーティングは3段階で最上位の「アウトパフォーム」を継続した。同社は九州電力 <9508> [東証P]系の電気工事会社。26年3月期の連結営業利益は前の期比31.9%増の546億円だった。再開発関連、データセンター関連、工場などの需要が堅調に推移している模様。27年3月期の同利益は前期比1.6%増の555億円と微増益が予想されているが、同調査機関では保守的とみており690億円への上振れを見込んでいる。
■ユシロ <5013> 3,440円 (+110円、+3.3%)
ユシロ <5013> [東証S]が大幅続伸。7日午前10時35分ごろに東京大学発スタートアップのIDATENase(東京都文京区)と共同でAIを活用したダイカスト製造の生産性向上に関するプロジェクトを開始したと発表しており、好材料視された。IDATENaseが提供するAI技術を活用し、可視化離型剤「Visilube シリーズ」から得られる皮膜分布データをもとに、ダイカスト製造現場の生産効率向上に向けた検証を進める。同シリーズは離型剤皮膜の分布状態を視覚的に把握できる点が主な特徴であり、この特性を生かして工程の安定化や品質向上を支援する新たなアプローチを模索。これまでは個々の経験や属人的な判断に頼ることが多かった製造現場において、客観的なデータをもととした運用手法の確立を目指すとしている。
■コメリ <8218> 3,425円 (+80円、+2.4%)
コメリ <8218> [東証P]が続伸。1日の取引終了後に発表した4月度の月次売上動向で、既存店売上高が前年同月比4.6%増と2ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。気温が高く推移したことで刈払機や除草剤、防草シートなどの雑草対策用品の販売が堅調に推移した。また、中東情勢の影響で石油由来商材の供給懸念が高まり、塗料用シンナーや合板といった資材に加えて、ラップやポリ袋、使い捨て手袋などの幅広い商品の需要が高まった。なお、全店売上高は同6.0%増だった。
■サカイ引越 <9039> 2,907円 (+35円、+1.2%)
サカイ引越センター <9039> [東証P]が3日ぶり反発。7日午前11時ごろに発表した4月度の月次売上高(速報)が前年同月比2.2%増となり、10ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。
※7日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース