前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
■伊藤園 <2593> 2,679.5円 (-330.5円、-11.0%)
東証プライムの下落率5位。伊藤園 <2593> [東証P]が5日ぶり急反落。1日の取引終了後、26年4月期の連結決算の発表にあわせて、27年4月期の通期業績予想を開示した。売上高予想は5000億円(前期比0.4%増)、営業利益予想は200億円(同7.8%減)、最終利益予想は114億3000万円(同3.3倍)としており、営業減益を嫌気した売りが出た。今期は緑茶原料や資材などの高騰の影響を大きく受ける。なお、年間配当予想は中間・期末各26円の合計52円(前期は48円)とした。26年4月期は売上高が4978億7700万円(前の期比5.3%増)、営業利益が216億8400万円(同5.6%減)、最終利益は34億6600万円(同75.5%減)だった。自動販売機事業について販売数量の減少に伴う収益性の低下から減損損失を計上しており、大幅な最終減益での着地となった。
■デジアーツ <2326> 3,745円 (-325円、-8.0%)
デジタルアーツ <2326> [東証P]が急反落。SBI証券が1日付で投資判断を「買い」から「中立」へ、目標株価を1万5500円から4500円へ引き下げており、これが売り材料視された。証券会社によると、GIGA特需を取り巻く環境変化と企業向けの弱さを踏まえたという。業績予想を下方修正し、27年3月期の売上高を154億3600万円から123億2000万円(企業予想は120億円)へ、営業利益を85億3800万円から57億1500万円(同54億円)へ見直した。
■パーソルHD <2181> 230円 (-16円、-6.5%)
パーソルホールディングス <2181> [東証P]が3日ぶり急反落。派遣料金の引き上げでカルテルを結んだ疑いがあるとして、公正取引委員会が人材派遣大手5社に立ち入り検査に入ったと国内メディアが相次いで報じ、これを嫌気した売りが優勢となった。リクルートホールディングス <6098> [東証P]も後場に下げ幅を広げる場面があった。立ち入り検査を受けたのはパーソルテンプスタッフとスタッフサービス、リクルートスタッフィング、アデコ(東京都千代田区)、マンパワーグループ(同港区)。報道によると、各社の幹部が2023年度以降の派遣料金の引き上げについて、全国規模で不当な調整に合意した疑いがあるという。
■山洋電 <6516> 6,600円 (-390円、-5.6%)
山洋電気 <6516> [東証P]が3日ぶり急反落。1日の取引終了後、アクティビストとして知られるストラテジックキャピタル(東京都港区)による株式保有比率が15.89%から14.84%に低下したことが明らかとなり、これに反応した売りが出た。関東財務局に提出された変更報告書によると、報告義務発生日は5月25日。保有目的は株主価値向上のために建設的対話及び重要提案行為などを行うこと、並びに純投資としている。
■王将フード <9936> 2,625円 (-57円、-2.1%)
王将フードサービス <9936> [東証P]が続落。2日発表の5月度の月次売上高で、直営既存店売上高が前年同月比3.3%減と5ヵ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。外部環境の変化によるデリバリー需要の減少に加えて、前年同月における全国放送テレビ番組による一時的な集客効果の反動が影響したという。なお、全店売上高は同3.1%減だった。
※2日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋
株探ニュース