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富田隆弥の【CHART CLUB】 25日線割れで需給悪化を懸念

市況
2026年7月18日 10時00分

「25日線割れで需給悪化を懸念」

◆日々値動きの荒い展開が続く日経平均株価だが、日足チャートは6月22日につけた史上最高値7万2831円をピークに右肩下がりで推移している。テクニカルのポイントであった25日移動平均線(16日時点6万9206円)を大きく割り込み、上昇トレンドには亀裂が入った。

◆7月10日申し込み時点の信用買い残高(東京・名古屋2市場)は6兆7322億円と、初の7兆円超えとなった6月26日時点(7兆167億円)から減少したとはいえ、依然高水準だ。評価損益率は前週の-2.78%(7月3日時点)から-4.95%へと悪化している。

◆4~6月のような上昇相場が続くのならば高水準の信用買い残も問題にならないが、上昇基調に亀裂が入ると高水準の買い残は重荷(シコリ懸念)に転じ、「需給悪化」要因となる。個別銘柄でその影響が顕著になる恐れがあるのが、4月以降に大相場を演じたAI(人工知能)半導体関連電子部品関連だ。

◆例えば、キオクシアホールディングス <285A> [東証P]は6月22日の上場来高値11万2700円から7月16日安値の6万1250円へと大きく下落。1312万株に上る信用買い残(7月10日時点)の多くが評価損を抱えた状況にあると推測される。同じことが村田製作所 <6981> [東証P]や太陽誘電 <6976> [東証P]などにも当てはまる。

◆相場においては需給が最大の材料であり、流れに従うのが基本だ。25日線を割り込んで上昇相場に亀裂を入れた以上、需給は買い方ではなく売り方が優位となる。売り方の買い戻しで一時的に反発する場面があったとしても、少なくとも25日線を奪回するまでは需給は改善せず、戻り売りに押し返される展開が続くだろう。それは日経平均株価にも当てはまることだ。猛暑の夏でもあり、ここは“休むも相場”だろう。

(7月16日 記、原則毎週土曜日に更新)

情報提供:富田隆弥のチャートクラブ

株探ニュース

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