前場に注目すべき3つのポイント~決算を手掛かりとした個別銘柄での日替わり的な物色~
4日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■決算を手掛かりとした個別銘柄での日替わり的な物色
■伊藤忠、1Q営業利益 20.3%増 2054億円、自社株買い最大3000億円
■オリックス<8591>英航空機部品を買収、1000億円規模
■決算を手掛かりとした個別銘柄での日替わり的な物色
4日の日本株市場は、為替や原油相場にらみの相場展開になりそうだ。3日の米国市場はNYダウが693ドル高、ナスダックは540ポイント高だった。トランプ米大統領が週末に予定していた対イランに対する大規模攻撃を中止し協議を再開することを発表したため、投資家心理が改善した。ISM製造業指数が上昇したことも材料視された。シカゴ日経225先物は大阪比440円安の63390円。円相場は1ドル=157円30銭台で推移。
日経平均株価は、シカゴ先物にサヤ寄せする形でやや売りが先行して始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで軟化し、米国市場の取引開始後に62110円まで売られる場面もあった。ただ、終盤にかけて下落幅を縮めており、これまでのレンジ内での推移だった。米国市場の上昇は好感されるものの、トランプ大統領のイラン攻撃の中止や原油価格の下落については前日の時点で織り込まれているだろう。
また、為替市場では日米協調介入による円買いによって、1ドル=157円台で推移している。ただ、急ピッチの円高によって前日は不動産や輸出関連株などの弱さが目立っていた。キオクシアHD<285A>はリバウンドをみせたものの、東証プライムの値下がり数が全体の7割に迫っていたことが全体の重荷になっていた。米国ではマイクロソフトやアルファベット、アマゾン・ドット・コムなど大型テック株の上昇が目立っていたこともあり、ハイテク株の一角に資金が向かうことになりそうだ。
そのほか、決算発表がピークを迎えるなかでは、決算を手掛かりとした個別銘柄での日替わり的な物色に向かいやすいだろう。なお、昨夕発表したところでは、三菱自<7211>、ダイトロン<7609>、日化薬<4272>、ルックHD<8029>、太陽化<2902>、LITALICO<7366>、シークス<7613>、商船三井<9104>、UNITED<2497>、リコー<7752>、大塚商会<4768>、FUJI<6134>などが注目される。
■伊藤忠、1Q営業利益 20.3%増 2054億円、自社株買い最大3000億円
伊藤忠<8001>が発表した2027年3月期第1四半期の連結業績は、収益が前年同期比8.9%増の3兆8758億6100万円、営業利益は同20.3%増の2054億5500万円だった。繊維など非資源が好調だったほか、円安も利益を押し上げた。あわせて発行済み株式総数(自己株式を除く)の約2.7%に相当する1億9000万株を上限に最大3000億円の自社株買いを発表。
■前場の注目材料
強気材料
・NYダウは上昇(53178.41、+693.38)
・ナスダック総合指数は上昇(25913.90、+540.04)
・SOX指数は上昇(11430.35、+119.28)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・いすゞ自<7202>南ア調達率向上、サプライヤーに50億円投資
・オリックス<8591>英航空機部品を買収、1000億円規模
・キオクシアHD<285A>360億円賠償命令、特許侵害で米地裁判決
・GSIクレオス<8101>南米で人工透析事業拡充、クリニック増設
・宮崎銀行<8393>連携2行3信金に、宮崎太陽銀行・宮崎第一信用金庫参加
・栗本鉄工所<5602>圧送管路検査にロボ、下水調査向け提案強化
・コマツ<6301>米AIMインテリジェント・マシーンズなどと連携、建機に後付け、自律施工
・ブルーイノベーション<5597>熊本地震の災害支援でドローン活躍、イオンモール捜索に・島津製作所<7701>フィジカルAI検討、現場作業を数万時間削減
・三菱マテリアル<5711>独工場増強、タングステン再生に92億投資
・三菱重工業<7011>米社とGTCC推進で覚書
・TOPPAN HD<7911>ICカードに耐量子暗号を搭載
・大同メタル工業<7245>メキシコに軸受工場、DC発電機向け
・NTT<9432>光量子計算機で東京大学新興と提携
・ローム<6963>テラヘルツ波出力4倍、第2世代品の評価キット発売
・コムチュア<3844>直接取引7割に引き上げ、32年3月期、AI伴走支援に軸足
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 マネタリーベース(7月) 前回-13.7%
<海外>
・特になし
《YY》