話題株ピックアップ【夕刊】(3):古河機金、カネカ、キオクシア
■古河機械金属 <5715> 4,215円 +185 円 (+4.6%) 本日終値
古河機械金属<5715>が大幅続伸。13日の取引終了後に27年3月期の連結業績予想について、売上高を2357億円から2590億円(前期比22.7%増)へ、営業利益を90億円から100億円(同11.5%減)へ、純利益を51億円から145億円(同13.5%増)へ上方修正し、最終利益を一転増益予想としたことが好感された。金属部門が銅価上昇に伴う価格差益を第1四半期に計上したことで従来予想を上回る見通しとなったほか、電子部門、化成品部門及び不動産事業についても、売上高・利益ともに前回予想を上回る見込み。また、オーストラリア旧製錬所跡地の譲渡が完了したことに伴う固定資産売却益約60億円の計上や、政策保有株式の一部売却による投資有価証券売却益を計上することも寄与する。同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高602億2000万円(前年同期比23.9%増)、営業利益39億円(同58.5%増)、純利益40億4100万円(同68.2%増)だった。
■カネカ <4118> 6,345円 +238 円 (+3.9%) 本日終値
カネカ<4118>は7日続伸し連日の年初来高値更新。13日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高2230億2500万円(前年同期比12.3%増)、営業利益149億4400万円(同83.1%増)、純利益89億4100万円(同2.1倍)と大幅増収増益で着地したことが好感された。原材料価格の高騰を受けて汎用性樹脂製品の価格改定を行ったことに加えて、メディカル分野で海外向けの拡販やM&Aが業績に貢献。また、還元型コエンザイムQ10の販売がアジアや米国で伸長したことも寄与した。なお、27年3月期通期業績予想は、売上高8200億円(前期比1.0%増)、営業利益360億円(同9.4%増)、純利益315億円(同1.7%増)の従来見通しを据え置いている。
■キオクシア <285A> 53,740円 +1,940 円 (+3.8%) 本日終値
キオクシアホールディングス<285A>が4日続伸。前日の米株式市場でサンディスク<SNDK>は13%を超す上昇となり気を吐いた。サンディスクは投資家向け説明会を実施しており、そこで示した収益見通しや株主還元方針が好感されたようだ。メモリー関連株への物色意欲が再燃し、キオクシアの株価を押し上げている。更にキオクシア株に連動するレバレッジ型ETFの米国市場での上場申請報道が話題となり、需給思惑も広がったもようだ。日足チャートでキオクシアは25日移動平均線に接近した後は戻り売りに押されたものの、5万3900円どころで再び買い物に支えられるなど、25日線を意識した攻防となっている。
■東陽テクニカ <8151> 2,117円 +48 円 (+2.3%) 本日終値
東陽テクニカ<8151>が続伸。この日、フィンランドのIQMクオンタム・コンピューターズ社から購入した超電導型量子コンピューター「IQM Radiance(ラディアンス)」を、産業技術総合研究所の研究施設である「量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター」(G-QuAT)に設置することを決定したと発表しており、好材料視された。民間企業が投資・導入した量子コンピューターを「G-QuAT」に設置する国内初の取り組みであり、オンプレミスおよびクラウド経由の両方で、国内の企業・団体を中心に広く利用を促し、共同研究やユースケースの創出を図るとしている。
■ヨコレイ <2874> 2,110円 +34 円 (+1.6%) 本日終値
ヨコレイ<2874>が後場プラスに転換。午後1時ごろに26年9月期の連結業績予想について、最終利益を48億円から63億円(前期比3.2倍)に上方修正したことが好感された。保有する物流施設について、信託を設定したうえで信託受益権を譲渡するのに伴い固定資産売却益を計上することなどが要因。なお、売上高1250億円(同0.4%減)、営業利益70億円(同65.2%増)は従来見通しを据え置いている。同時に発表した第3四半期累計(25年10月~26年6月)決算は、売上高978億8000万円(前年同期比2.7%増)、営業利益61億6100万円(同66.1%増)、純利益27億8900万円(同21.9%増)だった。旺盛な冷蔵倉庫需要を背景とした取扱量の増加により冷蔵倉庫事業が好調に推移。また、食品販売事業で利益率重視の事業構造への転換を継続したことも奏功した。
■ガンホー <3765> 2,448円 +38 円 (+1.6%) 本日終値
ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>がしっかり。13日の取引終了後に、スマートフォン向けオートバトルRPG「ラグナロク:アドベンチャーズ」(通称「ラグアド」)の日本国内でのサービス提供を決定したと発表しており、好材料視された。「ラグアド」は、世界中の多くのユーザーに親しまれているMMORPG「ラグナロクオンライン」シリーズのオートバトルRPGで、海外では「Ragnarok Idle Adventure Plus」などの名称で先行配信されており、既に多くのユーザーに楽しまれているという。26年にサービス開始予定としており、同日付で事前登録を開始している。
■キッコーマン <2801> 1,792円 +13 円 (+0.7%) 本日終値
キッコーマン<2801>が続伸。SMBC日興証券は13日、同社株の目標株価を1900円から2100円に引き上げた。投資判断は3段階で最上位の「1」を継続した。第1四半期(4~6月)は、実態ベースでも米国の強さを再確認できる内容だったと評価。卸マージンが改善し、プライシングや営業施策の成果が着実に表れているとみている。しょう油は数量制約があるなかでも高単価の家庭用が伸長しており、需要の強さを確認。9月新工場稼働後、供給制約が解消され成長が加速する可能性も指摘している。同証券では27年3月期連結業績の事業利益を841億円から893億円(会社計画823億円)に見直している。
■テスホールディングス <5074> 649円 -150 円 (-18.8%) ストップ安 本日終値 東証プライム 下落率トップ
テスホールディングス<5074>は後場終盤に急落。きょう午後3時ごろ、26年6月期の連結決算の発表にあわせて、27年6月期通期業績予想を開示した。売上高は640億円(前期比25.0%増)、営業利益は47億円(同11.8%減)と見込んでおり、嫌気した売りが出ている。期末一括配当予想については9円60銭(前期は9円54銭)とする。エンジニアリング事業、エネルギーサプライ事業ともに増収減益の見通し。今期は事業拡大を目的に人件費や採用関連費が増加するほか、アブラヤシからパーム油を搾油する際の副産物であるEFB(椰子空果房)などを原料として、木質バイオマス発電の燃料となるペレットを製造・販売するための研究開発費を拡大する。なお、26年6月期の売上高は512億1700万円(前の期比39.6%増)、営業利益が53億2600万円(同2.1倍)だった。
■トレンドマイクロ <4704> 5,851円 -1,000 円 (-14.6%) ストップ安 本日終値 東証プライム 下落率2位
トレンドマイクロ<4704>はストップ安。13日の取引終了後、26年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を修正した。営業利益を564億円から444億円(前期比23.2%減)、最終利益を366億円から307億円(同11.1%減)に引き下げた。経常利益及び最終利益は増益予想から一転して減益を見込んでおり、嫌気した売りが出ている。製品・サービス機能の拡充に向けた投資に伴い、AIトークンコストを含むクラウド関連費用が期初予想から大幅に増加する。売上高予想は3015億円(同9.2%増)の従来見通しを据え置いた。なお、6月中間期は売上高が1485億9600万円(前年同期比11.0%増)、営業利益が217億9200万円(同23.5%減)、最終利益が152億3000万円(同6.2%増)だった。前年同期に負担が大きかった為替差損が解消されたことで、最終増益での着地となった。
■RSテクノ <3445> 6,230円 -870 円 (-12.3%) 本日終値 東証プライム 下落率3位
RS Technologies<3445>は大幅反落。13日取引終了後、上期(1~6月)連結決算を発表。売上高は405億9500万円(前年同期比6.8%増)、営業利益は77億3500万円(同8.9%増)だった。増産設備投資により生産数量が増加した。良好な決算内容であり、通期計画に対する進捗も順調ながら特段のサプライズ感はなく、目先は材料出尽くし感から利益確定売りに押されてしまっている。
■オリジン <6513> 1,376円 +300 円 (+27.9%) ストップ高 本日終値
オリジン<6513>はストップ高となる前営業日比300円高の1376円に買われ、年初来高値を更新した。13日の取引終了後、27年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表した。売上高が72億2700万円(前年同期比19.4%増)、営業損益が4億7300万円の黒字(前年同期は4億2100万円の赤字)だった。各利益が通期計画を超過しており、好感した買いが集まった。エレクトロニクス事業やケミトロニクス事業が業績を牽引。電源機器を手掛けるエレクトロニクス事業では半導体製造装置用の需要が急回復したほか、艦船用や医療用の需要が拡大した。合成樹脂塗料を展開するケミトロニクス事業は日系モビリティ関連や化粧品関連において、中東情勢の悪化による供給不安から受注及び売り上げの前倒しがあった。
■GMOペパボ <3633> 2,200円 +400 円 (+22.2%) ストップ高 本日終値
GMOペパボ<3633>がストップ高。13日の取引終了後、26年12月期の業績・配当予想の修正を発表した。最終利益予想について従来の見通しから5億8700万円増額して13億2200万円(前期比50.5%増)に見直したうえで、期末一括配当予想に関して特別配当74円を加える形で167円(前期は111円)に大幅増額修正を行った。気配値2200円ベースでも配当利回りは7.5%超と高水準であり、株主還元策を好感した買いが集まった。連結子会社CNの解散に伴い、繰延税金資産を計上。この影響で最終利益予想を引き上げ、配当予想も見直した。売上高と営業・経常利益予想は据え置いた。1~6月期の売上高は前年同期比5.0%減の52億6400万円、最終利益は同2.7倍の10億7200万円となった。
■JSH <150A> 619円 +100 円 (+19.3%) ストップ高 本日終値
JSH<150A>がストップ高。13日の取引終了後に上限を100万株(自己株式を除く発行済み株数の17.64%)、または5億円とする自社株買いと、27年3月期の期末配当を従来予想の無配から初配当3円を実施する増額修正を発表しており、これを好感した買いが流入した。自社株買いの取得期間は8月14日から来年8月13日までを予定している。また、同時に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高14億6600万円(前年同期比34.4%増)、営業利益1億500万円(前年同期200万円)、最終利益6100万円(同1200万円の赤字)と大幅営業増益となったことも好感された。障害者雇用支援事業「コルディアーレ農園」を運営する地方創生事業が伸長したほか、在宅医療事業の利益率が改善フェーズ入りしたことが寄与した。なお、27年3月期通期業績予想は、売上高64億6100万円(前期比36.3%増)、営業利益3億9500万円(前期1億500万円の赤字)、最終利益1億9200万円(同1億2100万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。
●ストップ高銘柄
東京ボード工業 <7815> 387円 +80 円 (+26.1%) ストップ高 本日終値
誠建設工業 <8995> 1,580円 +300 円 (+23.4%) ストップ高 本日終値
など、14銘柄
●ストップ安銘柄
など、2銘柄
株探ニュース