「フィジカルAI」が2位にランクイン、ソフトウェア企業の出番が近づく<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「フィジカルAI」が2位にランクインしている。
10月以降に米アンソロピックが米国株市場に上場する公算が高まっているが、そうした折、同社のCEOであるダリオ・アモデイ氏が、進化が加速するAIの安全性確保の観点から開発を減速させる必要性に言及した。そして、オープンAIのサム・アルトマンCEOや、テスラ<TSLA>をはじめ複数の巨大企業を率いるイーロン・マスク氏がこれに同調し、足もとでくすぶるAIインフラへの過剰投資懸念と相まって、株式市場で関連銘柄への売りが広がった経緯がある。もっとも、アモデイ氏の主張はAI開発そのものを否定的に捉えるのではなく、第三者的見地での安全性評価やグローバルベースでの安全基準が、AIの性能向上と併走しなければならないという考え方が基本となっている。
人間とは比較にならない演算能力を武器にハイレベルな推論で一段と存在感が増すAIだが、従来の活躍領域はサイバー空間、つまり2次元空間に限られていた。しかし、最近は「フィジカルAI」というコンセプトが急速に走り出し、ソフトウェアの枠を超えリアル空間でその存在を意識させる状況となってきた。今はAIが人間と実社会で共存し自律的に行動する存在へと発展を遂げる時間軸にあり、それとともに安全性を担保することに対するニーズが高まっている。
ここで注目されるのがアンソロピックをはじめとするソフト分野を主戦場とする企業群で、自動運転やロボティクスなど今後フィジカルAI時代に突入するからこそ、サイバーセキュリティーやインシデントに対するソリューションが重要視されるという理屈である。AI関連のツルハシ銘柄はもちろんインフラ構築で特需を獲得することになるが、AIのリスクに対するソリューションという観点でソフトウェア企業の出番となる。この流れは早晩、株式市場でも意識されそうだ。
テーマに乗る企業としては、まずアンソロピック関連の最右翼であるNEC<6701>や、富士通<6702>、国内IoTを代表する日立製作所<6501>などが挙げられる。また、インターネットイニシアティブ<3774>、ABEJA<5574>、ティアフォー<593A>なども候補に挙がる。小型株ではブレインズテクノロジー<4075>、ヴィッツ<4440>なども注目となる。