【↑】日経平均 大引け| 4日ぶり反発、米アンソロピックのIPO申請を好感 (10月27日)
日経平均株価
始値 62569.08
高値 63684.69
安値 62389.47
大引け 63268.37(前日比 +1078.72 、 +1.73% )
売買高 22億4473万株 (東証プライム概算)
売買代金 6兆9360億円 (東証プライム概算)
-----------------------------------------------------------------
■本日のポイント
1.日経平均は4日ぶり反発、AI株買われ1000円超の上昇
2.米アンソロピックの目論見書開示でリスクオフに歯止め
3.SOX指数大幅高受け、アドテストの買い戻しに火がつく
4.日経平均はアドテスト効果発現で一時1500円近い急伸
5.物色対象に偏り、全体では値下がり数が値上がり上回る
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比146ドル高と反発した。アンソロピック<ANT>の目論見書公開を受け、AI関連を中心としたハイテク株の一角に買いが向かった。
東京市場では、AI・半導体関連株への買い戻しを誘発し、日経平均株価は大きく切り返す展開となった。6万3000円台を回復して取引を終えている。
27日の東京市場は、これまで下げ相場を主導してきたAI関連や半導体セクターの銘柄を中心に買い戻しが顕在化した。前日の米国株市場では主要株価3指数が揃って堅調だったほか、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が買われており、東京市場にもこの流れが波及した。米アンソロピック<ANT>がIPOに向けた目論見書を公開提出し、これが日米ともにAIインフラに携わる企業群の株価を刺激している。日経平均は一時1500円近い上昇を示す場面もあった。後場の取引ではやや伸び悩んだものの、終値で1000円を超える上昇をキープした。もっとも、日経平均寄与度の高い一部のハイテク値がさ株による押し上げ効果が大きかった。プライム市場全体では値下がり銘柄数が値上がり数を上回っている。
個別では、アドバンテスト<6857>が商いを膨らませ大幅高。レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>なども買われた。ソフトバンクグループ<9984>が切り返し、イビデン<4062>が活況高。村田製作所<6981>、キーエンス<6861>が高く、日立製作所<6501>も買いが優勢だった。ファナック<6954>、JX金属<5016>なども上昇した。このほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも堅調。大日本塗料<4611>が値上がり率トップに買われ、信越ポリマー<7970>も値を飛ばした。
半面、リクルートホールディングス<6098>が下値を探り、ソニーグループ<6758>も冴えない。任天堂<7974>も軟調。第一三共<4568>が大きく値を下げたほか、JT<2914>、武田薬品工業<4502>なども安い。ギフティグループ<590A>が急落、アマノ<6436>、キヤノンマーケティングジャパン<8060>、HENNGE<4475>、日本取引所グループ<8697>なども下落した。三菱地所<8802>、三井不動産<8801>、住友不動産<8830>など不動産株の下げも目立つ。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、SBG <9984>、東エレク <8035>、イビデン <4062>、TDK <6762>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約1046円。うち602円はアドテスト1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はリクルート <6098>、第一三共 <4568>、中外薬 <4519>、ファストリ <9983>、ソニーG <6758>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約107円。
東証33業種のうち上昇は15業種。上昇率の上位5業種は(1)非鉄金属、(2)電気機器、(3)銀行業、(4)ガラス・土石、(5)機械。一方、下落率の上位5業種は(1)不動産業、(2)医薬品、(3)陸運業、(4)鉱業、(5)小売業。
■個別材料株
△ホドルワン <2345> [東証S]
システム開発業務の受注を発表。
△ユビAI <3858> [東証S]
「Penzzer」がmini-snmpdの脆弱性発見。
△大日塗 <4611> [東証P]
通期業績予想を上方修正。
△早稲アカ <4718> [東証P]
上期経常を34%上方修正・最高益予想を上乗せ。
△パワーエックス <485A> [東証G]
大型蓄電システム「Mega Power 2500」出荷。
△エレメンツ <5246> [東証G]
グループのオンライン本人確認サービスが国民民主党に採用される。
△鈴茂器工 <6405> [東証S]
今期上方修正を好感。
△アンリツ <6754> [東証P]
SMBC日興証券が投資評価「1」に引き上げ。
△信越ポリマー <7970> [東証P]
今期業績・配当予想を上方修正。
△乾汽船 <9308> [東証S]
英AVIによる5%超保有判明で思惑。
▼enish <3667> [東証S]
EVO FUND割当先に第24回新株予約権を発行。
▼ギフティG <590A> [東証P]
「eギフト」不正発行で特別損失5.5億円計上。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)大日塗 <4611>、(2)信越ポリ <7970>、(3)早稲アカ <4718>、(4)アドテスト <6857>、(5)サムコ <6387>、(6)イビデン <4062>、(7)リガクHD <268A>、(8)アンリツ <6754>、(9)セグエG <3968>、(10)PHCHD <6523>。
値下がり率上位10傑は(1)ギフティG <590A>、(2)第一三共 <4568>、(3)アマノ <6436>、(4)日本トリム <6788>、(5)キヤノンMJ <8060>、(6)HENNGE <4475>、(7)日本取引所 <8697>、(8)TABAYA <7606>、(9)スタンレー <6923>、(10)菱地所 <8802>。
【大引け】
日経平均は前日比1078.72円(1.73%)高の6万3268.37円。TOPIXは前日比24.39(0.61%)高の3997.37。出来高は概算で22億4473万株。東証プライムの値上がり銘柄数は704、値下がり銘柄数は798となった。東証グロース250指数は784.22ポイント(20.73ポイント高)。
[2026年10月27日]
株探ニュース