エプソンが4日続伸、27年3月期業績予想の上方修正と自社株買い発表を好感
セイコーエプソン<6724>が4日続伸し年初来高値を更新している。5日の取引終了後に27年3月期の連結業績予想について、売上高を1兆4500億円から1兆5100億円(前期比6.8%増)へ、営業利益を860億円から1010億円(同2.0倍)へ、純利益を590億円から690億円(同3.8倍)へ上方修正したことが好感されている。原油高やメモリ価格の高騰の影響を前回予想より拡大する前提に見直した一方、足もとの円安に伴うプラス影響を加味したほか、価格対応効果や米国関税の還付による一過性の増益影響を織り込んだ。また、想定為替レートを1ドル=151円から156円へ、1ユーロ=175円から178円へ見直したことも考慮した。
同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高3672億4100万円(前年同期比14.4%増)、営業利益206億100万円(同45.7%増)、純利益129億8400万円(同96.4%増)だった。産業向けやデータセンター向けに強い需要が継続するなかで、水晶デバイスを中心にマイクロデバイスが大きく伸長したほか、中国での案件獲得やその他地域での新規開拓が進んだインクジェットソリューションが好調に推移した。フォト・サイネージ・ラベルの販売が増加した商業・産業プリンティング事業も業績を牽引した。
また、上限を1700万株(自己株式を除く発行済み株数の5.31%)、または300億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は8月7日から来年3月31日までで、取得した全自社株は消却する予定としている。
株探ニュース