【今週読まれた記事】“異質の暴落”……対抗の手がかりは
株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は3月6日から13日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。
今週の日経平均株価終値は1万7431円。前週比3318円安と、実にマイナス16.0%の下落幅となりました。NYダウでは12日の下落幅が2353ドルと過去最大を記録するなど、世界中の株式市場を激震させている新型コロナウイルスの感染拡大。この混乱はいつまで続くのでしょうか。
12日に配信した「世界連鎖株安、“パンデミック暴落”の行方を探る <株探トップ特集>」では、「今回の急落はリーマン・ショックのような金融システム不安による下落とは違う『異質の暴落』」と表現。金融市場が極度に発達したなかでの、今回のような新型ウイルスの世界的流行に端を発する暴落は初の事態として、相場の反転攻勢への手がかりを探りました。
日経平均が1050円安となった9日、株探では緊急特集「緊急事態『2万円割れ』 “底値”か“通過点”か、新型コロナ暴落の正体 <株探トップ特集>」を配信。この中で松井証券シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎氏は「原油価格の暴落に伴う信用収縮が深刻」と、OPECプラスの枠組みが崩壊したことの影響も大きいことを指摘。記事は「2万円大台割れで今回の危機を完全に織り込んだとの見方は甘いようだ」と結論、この記事は多くの方に読まれ今週のランキングトップに輝きました。
こうした厳しい状況のなか、個人投資家に対抗策はあるのでしょうか。元ファンドマネージャーで個人投資家向けの情報発信も積極的に行っているハンドルネーム「Bコミ」こと坂本慎太郎さんに暴落相場における投資術を伺った“株探プレミアムレポート”「日経平均2万円割れ、反発狙いでの注意点は?~Bコミさんに緊急インタビュー(上)」は、株探プレミアム専用記事にもかかわらずアクセスランキング11位を記録。記事中で坂本さんは、日経平均のPBR1倍割れに対して「企業にはこれだけ稼ぐ力があるのに、企業の解散価値であるPBR1倍割れの状態がいつまでも続くとは考えにくい」と述べています。ただし、「反発に転じても上値は重い」「期待通りの反発局面が来ても、損の一部を回収しようという構えで、資金を配分してほしい」と、慎重に慎重を重ねた姿勢で臨むことを強調しています。
更に、株探プレミアム専用の人気記事「日本株・数字で徹底診断!」の第36回となる「コロナ急落からの短期反発狙いは、個人に有利な『スイング・リバーサル戦略』で」もランキングトップ20入り。大川氏がこの相場で手がかりとするのは、なんと“個人投資家の逆張り需給”。これをクオンツと呼ばれる数理分析手法を用いて投資アイデアに仕上げています。押し目買いを検討される方は、まずはぜひこの2記事をご覧になってはいかがでしょうか。
プレミアム専用記事は今週もう1記事を配信。13日に配信された大槻奈那氏の「だからあなたは損をする~心理バイアスの罠にはまらない技『この暴落で減るボーナスなら、元々ない方がまし!? ⇒ 外発性モチベーション』」は、銘柄の格付けや株価予想をする証券アナリストの“モチベーション”に焦点を当てた異色の内容となっています。プレミアム非会員の方でも1ページ目が無料でご覧いただけます。
また、株探プレミアムは初回登録時のみ30日間の“無料体験”ができますので、この機会にぜひお試しください。この欄には書ききれない株探プレミアムの魅力的な機能は、リニューアルして見やすくなった「株探プレミアムのご紹介」ページをぜひご覧ください。
相場コラムは今週もよく読まれています。「株など市場の波乱は当分続くだろう。しかし、これから数カ月にわたって展開される世界的対新型コロナウイルス戦争の先に希望があることも確かである」と語るのは、「全ては連鎖感染遮断にかかっている」の武者陵司氏。新型コロナウイルスの封じ込め状況を解説し、日本が適切に対策できていることを指摘して多くのアクセスを獲得しました。そのほか以下のすべてがランキング入りしています。
【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 売られ過ぎ銘柄の反発を狙う!
【杉村富生の短期相場観測】 ─ バンジージャンプ相場下の投資戦術!
テーマ関連の記事では、新型コロナウイルスに加え「バッタ」の大量襲来リスクが中国の作物に大きな被害を与え、中国依存度の高い日本の食糧事情にも混乱が懸念されていることから関心が高まっている“植物工場関連”を追った「『植物工場』関連を狙え!中国発の食糧懸念で浮上する有望株群 <株探トップ特集>」がランキングトップ10入りとなりました。先週トップとなった「暴落相場で拾う『逆張り特選20銘柄』、バーゲンハンターが目覚める時 <株探トップ特集>」と2位の「波乱相場だからこそ輝く、じっくり仕込む『高配当優良株』6銘柄精選 <株探トップ特集>」は2週連続、しかも上位ランキング入りの大人気となっています。
「感染検査」最前線を駆ける株、新型コロナ駆逐はここから始まる <株探トップ特集>
介護×テクノロジー、変革を担うゲームチェンジャーはこの株だ <株探トップ特集>
企業業績を特集した記事も健闘しています。3月期決算企業の中から“上方修正”する可能性の高い企業をリストアップした「上方修正“先回り”、20年3月期【業績上振れ】候補〔第3弾〕 <成長株特集>」がランキング上位に。また、大人気“青天井”シリーズ「利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第1弾 20社選出 <成長株特集>」は週半ばの配信にもかかわらず上位入りしています。そのほか「5万円以下で買える」などの<割安株特集>もよく読まれています。
【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 3月11日版
5万円以下で買える、高ROE&好業績「お宝候補」21社選出【東証1部】編 <割安株特集>
5万円以下で買える、高ROE&好業績「お宝候補」17社選出【2部・新興】編 <割安株特集>
引け後の材料をまとめてチェックできる株探の定番記事「【明日の好悪材料】」と「本日の【サプライズ決算】」は、相場の状況に関わらず常に上位をキープしています。今週もすべての記事がランキング入りしました。
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (3月6日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (3月9日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (3月10日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (3月11日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (3月12日発表分)
その日の相場を振り返り、翌日の投資戦略を指南する人気記事「明日の株式相場戦略」。今週は東証1部の騰落レシオが50%を割り込むも「深入りは避けるべきだ。セリングクライマックスをピンポイントで捉えることは至難の業」と、焦らず待機資金8割をメドに確保しておくことを勧めた「明日の株式相場戦略=クライマックスにはゆっくり買い向かえ」がランキングトップ10入りの人気となりました。
明日の株式相場戦略=日経平均2万円“通過”の現実、逆張りの機を待つ
来週の株式相場戦略=日米金融政策に注目、リーマン時のPBR最安値に到達
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