前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―
■ダイナマップ <336A> 1,779円 (+300円、+20.3%) ストップ高
ダイナミックマッププラットフォーム <336A> [東証G]がストップ高。引き続き自動運転関連として買い人気を集めたことに加えて、3日は9月17日に「TAKANAWA GATEWAY Convention Center」で開催される「dSPACE Japan User Conference 2026(JUC2026)」に同社のソフトウェア技術部の間下健介部長が登壇し、実世界データを活用した自動運転AI開発を提案すると発表したことも好感されたようだ。
■ピアズ <7066> 490円 (+63円、+14.8%)
ピアズ <7066> [東証G]が急騰。2日の取引終了後に、未定としていた26年9月期の期末一括配当予想を17円にすると発表。前期実績の16円に対しては1円の増配になることが好感された。
■ニトリHD <9843> 3,275円 (+254円、+8.4%)
東証プライムの上昇率トップ。ニトリホールディングス <9843> [東証P]が4日ぶり急反発。2日の取引終了後に発表した8月度の月次国内売上高で、既存店売上高が前年同月比4.4%増と2ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。夏の感謝祭や毎月テーマ型セール、テレビCM効果などでダイニング家具、リビングルーム家具、家電・照明、寝具寝装品などの売り上げが好調に推移した。なお、全店売上高は同7.1%増だった。
■テクセンド <429A> 3,790円 (+240円、+6.8%)
東証プライムの上昇率3位。テクセンドフォトマスク <429A> [東証P]が3日ぶり急反発。3日、英プルーデンシャル傘下のイーストスプリング・インベストメンツ(シンガポール)が大量保有報告書を関東財務局に提出した。このなかで、イーストスプリングがテクセンドの株式について新たに5%を超えて保有していることが明らかとなり、思惑視した買いを誘ったようだ。保有割合は5.04%で報告義務発生日は8月31日。保有目的は純投資としている。
■オーバラップ <414A> 846円 (+36円、+4.4%)
オーバーラップホールディングス <414A> [東証G]が3日ぶり大幅反発。3日、アーティストの村上隆氏が代表取締役を務めるカイカイキキ(東京都港区)が新たにオーバラップ株式について5%を超えて保有していることが明らかとなり、これに反応した買いが集まった。関東財務局へ提出された大量保有報告書によると、株式保有割合は5.02%。報告義務発生日は9月1日。保有目的は「純投資」としている。
■レーザーテク <6920> 33,690円 (+1,340円、+4.1%)
レーザーテック <6920> [東証P]が4日ぶり大幅反発。米ブルームバーグ通信が3日、「中国は最先端の半導体製造装置の開発で約15年遅れている」と、ドイツのツァイス・グループの幹部が指摘したと伝えている。中国が極端紫外線(EUV)露光装置を開発するには、15年かかるとの見方について、妥当な想定との見解を示したという。これを受け、EUV向けのマスク検査装置を手掛けるレーザーテクに対しては、中国勢のキャッチアップが相当先になり、より長く収益を確保できるとの楽観が台頭。報道を手掛かりとした買いが入ったようだ。
■三菱商 <8058> 5,059円 (+199円、+4.1%)
三菱商事 <8058> [東証P]が大幅反発。三井物産 <8031> [東証P]、住友商事 <8053> [東証P]、丸紅 <8002> [東証P]が堅調に推移し、伊藤忠商事 <8001> [東証P]が3日続伸となるなど、大手商社株が頑強ぶりを発揮した。米CNBCが2日、米投資会社バークシャー・ハサウェイ <BRK.B> のグレッグ・アベル最高経営責任者(CEO)へのインタビューを配信した。このなかで投資先である日本の5大商社に関して「何十年も保有する」意向を示しており、市場参加者の関心が向かうこととなったようだ。
■プレス工 <7246> 1,037円 (+40円、+4.0%)
プレス工業 <7246> [東証P]が大幅反発。2日の取引終了後に、三菱自動車工業 <7211> [東証P]が2日に発表した新型パジェロ向けにフレームを受注したと発表したことが好感された。三菱自によると、新型パジェロは生産拠点であるタイを皮切りに日本、オーストラリアに投入し、次年度以降、ASEAN、中南米及び中東など世界約100カ国へ順次展開していく計画で、プレス工のタイ拠点がフレームを製造する。なお、既に8月から供給を開始している。
■郵船 <9101> 7,288円 (+191円、+2.7%)
日本郵船 <9101> [東証P]が3日続伸。商船三井 <9104> [東証P]、川崎汽船 <9107> [東証P]など 海運株が上値指向を強めた。米国とイランの軍事衝突や、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による軍事行動を背景に、ホルムズ海峡と紅海の船舶航行を巡る情勢の変化に神経を尖らせる場面が続いている。こうしたなか、中米のパナマ運河では、エルニーニョ現象とみられる降雨量の減少リスクが高まっており、通航制限が実施されることとなった。世界的に海運市況を一段と高める要因となると考えられている。海運株に対しては収益押し上げ効果への思惑から、買いが入ったとみられている。
■T-BASE <3415> 360円 (+8円、+2.3%)
TOKYO BASE <3415> [東証P]が3日ぶり反発。2日の取引終了後に発表した8月度の月次売上速報で、国内と海外の実店舗・ECを合わせた既存店売上高が前年同月比3.9%増となり、22ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好材料視された。新業態の「CONZ」「RITAN」「JAPAN EDITION」が大幅に伸長したほか、既存業態でも「PUBLIC TOKYO」「THE TOKYO」が伸長した。また、全社売上高は同17.2%増となり、3月に立ち上げた「KEY TIMEZ」も貢献した。
■アクセルHD <402A> 521円 (+11円、+2.2%)
アクセルスペースホールディングス <402A> [東証G]が反発。2日の取引終了後、同社が運用する地球観測衛星「GRUS(グルース)」で撮影した中分解能光学衛星画像について、欧州エアバス傘下のエアバス・ディフェンス・アンド・スペースと新たに販売パートナーシップ契約を締結したと発表しており、材料視した買いが集まった。アクセルHDの技術とエアバス社の専門知識及び顧客との強固な関係を組み合わせることで、幅広い業界向けに顧客ニーズに合わせたソリューションを展開していく。
■アルバック <6728> 7,225円 (+147円、+2.1%)
アルバック <6728> [東証P]が4日ぶり反発。3日、英プルーデンシャル傘下のイーストスプリング・インベストメンツ(シンガポール)が新たにアルバック株式について6%を超えて保有していることが明らかとなり、思惑視した買いが集まった。関東財務局へ提出された大量保有報告書によると、株式保有割合は6.85%。報告義務発生日は8月31日。保有目的は純投資としている。
■エノモト <6928> 2,950円 (+61円、+2.1%)
エノモト <6928> [東証S]が反発。SBI証券が2日付で投資判断「買い」を継続した上で、目標株価を4400円から4700円へ引き上げた。第1四半期決算後に見直しを行い、業績予想を上方修正して会社計画と同額とした。目標株価は8月10日に公表された自社株買い上限50万株を考慮して計算した。これが手掛かりとなったようだ。
■第一ライフ <8750> 1,883.5円 (+37.5円、+2.0%)
第一ライフグループ <8750> [東証P]が反発。3日、ニュージーランド子会社を通じて、現地の生命保険会社フィデリティ・ライフ・アシュアランスを買収すると発表しており、好材料視された。第一ライフは、海外生保事業のオーガニック成長やM&Aの拡大により、30年度までにグループ修正利益に占める海外生保事業の割合を約50%とすることを目指しており、今回の買収はその実現に向けた取り組みの一環。これにより販売チャネル及び顧客基盤の拡充を図るとともに、ニュージーランドにおける生命保険事業の競争力を高め、持続的な成長の実現を目指すとしている。買収対価として6億3000万NZドル(約596億円)を支払う予定。なお、同買収案件の修正利益への貢献額は最短で次期中計期間中に年間6000万NZドル程度(約57億円)に達する見込みで、買収による今期及び来期以降の業績への影響額については精査中としている。
■三菱重 <7011> 3,795円 (+71円、+1.9%)
三菱重工業 <7011> [東証P]が4日ぶり反発。NHKが3日未明、三菱重が山口県下関市の市有地を購入し、造船関連を中心とした施設を建設する方向で検討していることが分かった、と報じた。関連する議案が市議会で可決されれば、売却に向けた手続きが進められることになり、会社としては下関の造船所の生産能力向上につなげる狙いがあると伝えている。また三菱重は2日、NEC <6701> [東証P]と 防衛分野での戦略的提携に向けた覚書を締結したと発表している。防衛関連と造船関連での2つの材料が加わるなか、株価は直近で下落基調をみせていたこともあり、値頃感を意識した買いが入った。
■エーザイ <4523> 4,811円 (+79円、+1.7%)
エーザイ <4523> [東証P]が反発。3日午後、バイオジェン <BIIB> と共同開発した「レケンビ」(一般名レカネマブ)の皮下注射製剤について、中国国家薬品監督管理局からアルツハイマー病(AD)による軽度認知障害及び軽度認知症(総称して早期AD)に対する初期療法として承認を取得したと発表しており、好材料視された。26年度中の発売を予定。なお、27年3月期業績への影響は軽微としている。
■ABCマート <2670> 2,690円 (+26円、+1.0%)
エービーシー・マート <2670> [東証P]が8日ぶり反発。2日の取引終了後に発表した8月度の売上高で、既存店売上高が前年同月比7.0%増と2ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。豪雨や台風など天候に左右されることが多い月だったものの、販促を強化したキッズシューズのコラボ商品や、お盆期間に行ったセールの施策が好評だった。商品別ではサンダルやTシャツ、新作スニーカーが好調だった。なお、全店売上高は同6.5%増だった。
※3日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース