「ロシア関連」が首位に急浮上、ロシア制裁の反動で企業収益への影響懸念<注目テーマ>

特集
2022年3月1日 12時20分

★人気テーマ・ベスト10

1  ロシア関連

2  サイバーセキュリティ

3  防衛

4  メタバース

5  半導体

6  LNG

7  総合商社

8 

9  再生可能エネルギー

10  海運

みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「ロシア関連」が1位となっている。

ロシアがウクライナに軍事侵攻したことを受け、欧米を中心にロシアに対する厳しい金融・経済制裁の動きが相次いでいる。前週2月26日には欧米6カ国とEUが、ロシアの大手銀行などを対象に国際決済ネットワークのSWIFTから排除する方針を発表したが、これは対象となった金融機関がロシア国外のすべての国に対し送金が不可能となる厳しい措置となる。

しかし、このロシアに対する制裁の動きは諸刃の剣であり、欧米や日本の企業もロシアとの取引がある企業はその影響が直撃することは避けられない。ロシアと地続きの欧州では株式市場で銀行株のほか消費財関連への銘柄に売り圧力が顕在化している。

東京株式市場では、ロシアの石油ガス開発事業「サハリン2」に関わっていた三井物産<8031>が週明けに大きく値を崩す場面があった。また、石油資源開発<1662>などもロシアの石油ガス開発プロジェクトに関わっており、足もと売りに押されている。このほか、海外たばこ事業を積極展開するJT<2914>はロシアとの結び付きが強いことで知られ、ロシアの通貨ルーブル急落に伴う為替デメリットなどが嫌気されて2月下旬以降は急速に株価水準を切り下げる展開となっていた。ただ、足もとは空売りの買い戻しや値ごろ感からの買いで下げ止まっている。

これ以外にロシア関連としては、日揮ホールディングス<1963>や東洋エンジニアリング<6330>、千代田化工建設<6366>などのプラント大手、コマツ<6301>、日立建機<6305>などの建機メーカー、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などのメガバンク、前出の三井物をはじめ三菱商事<8058>、丸紅<8002>などの総合商社が挙げられる。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.