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ぐるなび---2026年3月期は増収・大幅増益、経営サポーターとしての提供価値変革が本格始動

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2026年6月2日 18時36分

株式会社ぐるなび<2440>は5月13日、2026年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比5.0%増の141.32億円、営業利益が同52.7%増の4.00億円、経常利益が同41.2%増の3.68億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同11.9%増の2.36億円となった。同社ではコロナ禍の影響からの脱却に向け営業体制を強化し、インサイドセールスによる電話を通じた営業活動等を拡充した。既存加盟店に対するクロスセル提案によるARPU向上に加えて、2026年3月期においては有料加盟店舗数も純増基調に転じたことがストック型サービスの回復を牽引し、加えて成長投資を実行しつつも徹底したコストコントロールにより前期比で大幅な増益を達成した。

主力の飲食店販促サービス売上高は前期比6.1%増の111.19億円となった。そのうち年間契約でサービスを提供するストック型サービスは、営業の高い提案力を背景に有料商品のクロスユースが進み、同8.3%増の98.98億円となった。特に第2の柱化を目指し注力するエージェントサービス領域では、人手不足やメディア運用に悩む飲食店に対し、Google ビジネスプロフィールの運用代行等の伴走支援が支持を集めており、本サービスをきっかけに新規加盟へとつながる動きも活発化している。2026年3月末のストック型有料加盟店舗数は33,881店舗(前期末比1.2%増)、第4四半期のストック型ARPUは25,164円(前年同期比6.8%増)となり、ともに前期比増加となった。予約対応店舗数も営業体制の整備を通じたサポート強化で純増トレンドへシフトしている。スポット型サービスは、忘年会時期などの柔軟な受注を推進したことで、下期の減収幅が大きく縮小した。

プロモーションは、単なるグルメサイト運営ではなく日本の食文化を応援するスタンスのもと、独自の飲食店ネットワークを活かして地域産品を全国へ広げる提案等が官公庁等から評価され、同4.9%増の12.25億円となった。関連事業は、業務提携先のノウハウを活かした厨房機器販売店「テンポスぐるなび」において売上が伸長した。同社は同日2027年3月期から2029年3月期を対象とする中期経営計画を発表し、激化するグルメサイト間の競争環境から一線を画し、B2Cのメディアから、「“真の”飲食店のサポーター」へと進化するためにB2B領域での提供価値を拡充する方針を示した。2027年3月期通期の連結業績予想は、売上高が151.00億円と前期比6.8%増を計画する一方、利益面では、本計画のもと現在の延長線上から脱却し、売上・利益の成長力向上を支える礎となる飲食店ネットワーク拡大に向けて約10億円の戦略投資を断行することから、営業損失8.30億円を見込む。こうした中計初年度での戦略投資を通じて、最終年度には営業利益13億円の達成と配当再開を計画し、豊富な外食情報を価値に変えることで中長期的な企業価業績拡大を目指す。

《KA》

提供:フィスコ

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