【↓】日経平均 大引け| 大幅反落、中東不安や米利上げ観測で売り優勢 (6月10日)
日経平均株価
始値 64952.38
高値 65098.86
安値 63733.04
大引け 64179.27(前日比 -1237.36 、 -1.89% )
売買高 25億3581万株 (東証プライム概算)
売買代金 11兆3336億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅反落、一時1600円超売られる展開
2.中東情勢が緊迫の度合い強め、FRB利上げ観測も重荷
3.今晩開示される米CPIの内容を見極めたいとの思惑も
4.AI・半導体関連は利食い急ぎの動きで総じて下値模索
5.個別株は買い優勢、値上がり銘柄数は全体の過半占める
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比86ドル高と3日ぶりに反発した。景気敏感株やディフェンシブ株の一角が上昇し指数を押し上げた。
東京市場では、リスク回避ムードが再び強まり、日経平均株価は先物主導で下げ幅を広げる展開に。一時1600円超に売られる場面もあった。
10日の東京市場は、前日の米国株市場で半導体株が売られたことに加え、中東情勢が再び緊迫の度合いを強めたことで地政学リスクが再燃、投資家のセンチメントが低下した。日本時間今晩開示される5月の米CPIの内容を見極めたいとの思惑も買いを手控えさせた格好だ。米CPIが4月から伸び率が加速するとみられており、事前に織り込みが進んでいるとはいえ、FRBによる年内利上げの可能性が意識され、株式市場には向かい風となることが予想されている。これまで相場を牽引してきたAI・半導体関連に利食い急ぎの動きが観測され、全体指数押し下げに作用した。ただ、個別は買いが優勢となる銘柄も少なくない。プライム市場の値上がり銘柄数は800あまりに達し、全体の53%と過半を占めた。売買代金は11兆3000億円台で前週3日以来の水準を回復した。
個別では、キオクシアホールディングス<285A>が大幅安、売買代金2位に入った太陽誘電<6976>や村田製作所<6981>などの電子部品株も急落した。ソフトバンクグループ<9984>が大きく下値を探り、フジクラ<5803>も売られ、古河電気工業<5801>は急落した。任天堂<7974>が安く、SUMCO<3436>の下げも目を引く。武蔵精密工業<7220>はストップ安、ファーマフーズ<2929>も大きく売り込まれた。浜松ホトニクス<6965>、アンリツ<6754>、リガク・ホールディングス<268A>なども大幅安。
半面、東京エレクトロン<8035>が商いを伴い上昇、レーザーテック<6920>もしっかり。SCREENホールディングス<7735>も買いが優勢だった。三井住友フィナンシャルグループ<8316>が頑強な値動きを維持し、ファーストリテイリング<9983>が上値追い、リクルートホールディングス<6098>も堅調だった。川崎重工業<7012>もしっかり。ベステラ<1433>が急騰、松風<7979>、富士急行<9010>も値を飛ばした。日本トムソン<6480>が物色人気、寿スピリッツ<2222>、オープンハウスグループ<3288>なども大きく上昇した。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、ファストリ <9983>、リクルート <6098>、中外薬 <4519>、スクリン <7735>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約330円。うち192円は東エレク1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、アドテスト <6857>、キオクシア <285A>、TDK <6762>、村田製 <6981>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約1058円。
東証33業種のうち上昇は15業種。上昇率の上位5業種は(1)不動産業、(2)小売業、(3)空運業、(4)食料品、(5)サービス業。一方、下落率の上位5業種は(1)非鉄金属、(2)その他製品、(3)海運業、(4)電気機器、(5)鉱業。
■個別材料株
△ベステラ <1433> [東証P]
2-4月営業益は2.6倍。
△物語コーポ <3097> [東証P]
5月既存店売上高が7ヵ月連続前年上回る。
△Bガレージ <3180> [東証P]
27年4月期は営業利益46%増で2円増配を予想。
△PバンCOM <3559> [東証S]
ロームのエッジAI開発コンテストにパートナーとして参画。
△トビラシステ <4441> [東証S]
上期は増収減益着地も通期計画に対する進捗は順調。
△リンクユーG <4446> [東証P]
マンガIPの価値最大化を支援する新事業をスタート。
△BRANU <460A> [東証G]
建設現場の品質安全担保のAI制御プロセスで特許出願。
△ファンペップ <4881> [東証G]
抗体誘導ペプチド経皮吸収型製剤開発に関する共同研究契約締結。
△ZETA <6031> [東証G]
英チェックアウト・ドットコムと戦略的パートナーシップ契約締結。
△富士急 <9010> [東証P]
英アクティブファンドが共同保有で大株主に浮上。
▼大盛工業 <1844> [東証S]
第3四半期累計営業益は10%減。
▼ファーマF <2929> [東証P]
第3四半期営業損益で赤字幅が拡大。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ベステラ <1433>、(2)松風 <7979>、(3)富士急 <9010>、(4)Bガレージ <3180>、(5)トレファク <3093>、(6)物語コーポ <3097>、(7)ボードルア <4413>、(8)トムソン <6480>、(9)寿スピリッツ <2222>、(10)ネットプロ <7383>。
値下がり率上位10傑は(1)武蔵精密 <7220>、(2)ファーマF <2929>、(3)太陽誘電 <6976>、(4)Jディスプレ <6740>、(5)古河電 <5801>、(6)住友電 <5802>、(7)日電波 <6779>、(8)ハーモニック <6324>、(9)ホトニクス <6965>、(10)村田製 <6981>。
【大引け】
日経平均は前日比1237.36円(1.89%)安の6万4179.27円。TOPIXは前日比48.51(1.25%)安の3847.60。出来高は概算で25億3581万株。東証プライムの値上がり銘柄数は835、値下がり銘柄数は694となった。東証グロース250指数は722.49ポイント(18.11ポイント安)。
[2026年6月10日]
株探ニュース